キリストについて詠む短歌。しろうとが、すこしずつ直したりしながら詠んでいる。こんなジャンルがあるのかわからない。旧仮名遣いの歌なんか、今どき誰が理解してくれるのかも、わからない。
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ほら、わが傍にキリストはゐる (短歌)
わが傍にゐますイヱスと
荒れ果てし庭に渡れる風のおと聞く
ひかり、落ち葉、水仙のはな
ほら、わが傍にキリストはゐる
わたしの大好きな庭。庭園デザイナーの白井温紀さんの作品なのに、荒れていて、だいたいひとが居ない。この庭に会いたくて、茅ヶ崎の里山公園に行く。もはやナチュラリスティックガーデンを通り越して、荒れ果てた庭になりかけている。きょうはほんの五分だけだが、ひとりでゆっくりと腰掛け
うみをみわたすほしのひとかげ (短歌)
《ある日、日没のあとに江ノ島の灯台に登った。まわりで恋人たちが愛を囁きあっているあいだに座って、三才の息子と海に掛かる月を眺めた。そのとき息子が突然口走った歌》
たららららーたららららららーなんだっけー
うみをみわたすほしのひとかげ
《下の句だけを口走った息子に、上の句も作って!と煩くせっついてみたが、結局適当にこんな程度にしか作ってくれなかった。下は同じときのわたしの歌》
大海の一歩手前の