よわのあき

どうして、難しいよね。どうして、難しいんだろう。

よわのあき

どうして、難しいよね。どうして、難しいんだろう。

マガジン

  • あなたに宛てる手紙

    手紙のかたちをとった創作のシリーズ。更新はゆっくり続けていく予定のもの。

  • 喫煙所にて。

    煙草1本が燃え尽きてしまう時間のなかで書いた、文章や物語をまとめておく、そんな場所。 かなり前に書いておいたものから、これから書いていくものまで。

  • スターチスの本棚

    読んだ本などの書評を書いたものをまとめておく場所。忘れたくない作品でいっぱいの書架になったらいい。いつか。

  • 春と黒髪 赤の芍薬

    日記や駄文、書き殴ったそのときのなにかを置いておくための個人書架。に、なったらきっといい。

記事一覧

雑談

どうも。よわのあきです。 特に内容があるわけではないので、とりあえずこんなタイトルをつけておいたわけなんですが、今後も内容がないときはこれにナンバリングをしてい…

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あなたに宛てる手紙・2

よわのあき
2週間前
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恩讐の彼方、そして─

─怒りのままに振るった力はどうだった? ─その魂で味わったか? ─否、言うな、何も口にせずとも良い。 ─ソレは、オレたちが最もよく知っている。 ─故に、今こそオレは…

よわのあき
3週間前
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【短編小説】赤の芍薬(編集版)

一章  この世界の現代で生きている僕たちにとって、普通というものは何を、どういったものを指すんだろう。“一般的”“常識”“正常”そして─“誠実”。大衆に向けて言…

よわのあき
1か月前
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あなたに宛てる手紙

よわのあき
2か月前
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当たり前じゃなくなるという、当たり前のこと。

今日、僕の住んでいるところはしばらくの間結構な強さで雨が降っていた。調べてみたわけではないから、もしかしたらどこも同じようなものだったのかもしれないけれど。 小…

よわのあき
2か月前
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ことば

「女の子の“ほうっておいて”とか、“さみしくない”は、その反対なんだよ」 2人しかいない部室で、先輩は僕に向けてそう言った。 「そんなこと言われたって、理解しろっ…

よわのあき
2か月前
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読了『いとエモし。』

先日買った本のうち、一冊を読み終えたので感想を残しておこうと思う。 タイトルにも書いておいてあるから改めてになってしまうけれど、『いとエモし。』という本を読み終…

よわのあき
3か月前
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よくないけれど、やめるつもりもないこと。

僕は予定を立てずに外出することが苦手だ。理由はとても単純で、心配だから。原因は単純でも心は複雑なもので、ふらっと外に出て有意義な時間になっていた、という経験はほ…

よわのあき
3か月前
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読了『レーエンデ国物語』

しばらくというかそれなりに前に買っていて、立て込んでいて読み進められていなかったのだけれど、読み終えたので感想を残しておこうと思う。 これから書くから確定ではな…

よわのあき
3か月前
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ちいさな報告かつ、あまり意味があるものではないのだけれど、Twitterとの連携を復活させた。前までもしていたのだけれどアクセスできなくなってしまっていたので、もう一度。こちらで書いたものを繋げておくだけのアカウントとして繋げました。

よわのあき
3か月前
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特別な時間の終わりと始まり。示すこと、示されること。

今日、と言っても寝ていないだけだから、実際は3月1日の話になるのだれけど。 この日は僕という人間にとって、特別な1日になった。少しだけ細かく伝えるなら、特別な1日に…

よわのあき
3か月前
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1年目

たまたまnoteを開いただけなのだけれど、どうやら今日は僕がnoteに初めて投稿した日から1年が経った日だったらしい。 全く意識はしていなかったけれど、自分の投稿したもの…

よわのあき
5か月前
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今年もまた、今年もまだ

どうも。よわのあきです。 もう日付の変わる30分前だけれど、今日1月2日は一応僕の誕生日だ。まあ、だからと言って何かあるわけではないのだけれど。 20歳を超えてから、も…

よわのあき
5か月前
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なんでもない1年の終わりに、僕はまだ夢を見ている

どうも。よわのあきです。 前回の投稿から、2ヶ月以上空けているけれど、別に投稿ペースを定めてやっているわけでもないから、気にはしていない。先月の末に、“投稿すれば…

よわのあき
5か月前
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星と煙

駄目だったら全然大丈夫だから、といったような、明言されるよりも圧倒的な強制力を持つ言葉によってバイトに明け暮れる日々を送る中で、煙草に火をつける時間はより一層輝…

よわのあき
8か月前
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雑談

どうも。よわのあきです。
特に内容があるわけではないので、とりあえずこんなタイトルをつけておいたわけなんですが、今後も内容がないときはこれにナンバリングをしていくかとしれない。
そんなわけで、さっそく書いておきたいことに入ろうと思う。

誰かに聞かれない限り自分から話すことはほとんどないのだけれど、僕は基本的にゲームやアニメや漫画といったものが好きで、とりわけファンタジー色が強いものが好きだ。最近

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恩讐の彼方、そして─

恩讐の彼方、そして─

─怒りのままに振るった力はどうだった?
─その魂で味わったか?
─否、言うな、何も口にせずとも良い。
─ソレは、オレたちが最もよく知っている。
─故に、今こそオレはこう訊こう。
─【復讐】
─お前には、どんな味だった?

◼︎
長い間、共に旅を続けてきた。
苦しいとき、辛いとき、足が止まってしまうとき。
彼の炎に何度助けられてきただろうか。
その炎が今、立ち開かっている。
─復讐。
激情に任せ、怨

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【短編小説】赤の芍薬(編集版)

【短編小説】赤の芍薬(編集版)

一章

 この世界の現代で生きている僕たちにとって、普通というものは何を、どういったものを指すんだろう。“一般的”“常識”“正常”そして─“誠実”。大衆に向けて言う言葉ならこれらもきっと当てはまると思う。ただこれらが指す内容は誰が誰に対して決めたんだろうと、ふと考えることがある。
 少し気取った言い方をするのであれば、人それぞれ今進んでいる道は違うはずだし、万人が一寸も違わない考え方なんてしていな

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当たり前じゃなくなるという、当たり前のこと。

今日、僕の住んでいるところはしばらくの間結構な強さで雨が降っていた。調べてみたわけではないから、もしかしたらどこも同じようなものだったのかもしれないけれど。

小さな子どもの頃は、強い雨に濡れることを何も思っていなかったような気がする。むしろ待ち侘びていたかのように降る雨を楽しんでいたようにすら思う。
でも、もうそんなことはできなくなってしまった。どうやったらあんまり濡れないかな、なんてことを考え

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ことば

「女の子の“ほうっておいて”とか、“さみしくない”は、その反対なんだよ」
2人しかいない部室で、先輩は僕に向けてそう言った。
「そんなこと言われたって、理解しろっていう方が無理ですよ。最初からそう言えって話でしょ」
きみはほんとうにロマンのかけらもないねぇ、とそう言いながら笑う顔は、なんというか、とても魅力的だ。
「先輩の笑顔って素敵ですよね。僕、あなたが笑ってるところを見るの好きですよ」
えっ、

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読了『いとエモし。』

先日買った本のうち、一冊を読み終えたので感想を残しておこうと思う。
タイトルにも書いておいてあるから改めてになってしまうけれど、『いとエモし。』という本を読み終えた。
年代もジャンルも様々な古典文学の中から主に詩歌を引用して、現代の人にとって理解されやすい言葉(要はものすごく簡単にした話し言葉)で訳したものが、全部で111にもわたって書かれている。

僕自身、古典文学というものには一般の人々よりは

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よくないけれど、やめるつもりもないこと。

僕は予定を立てずに外出することが苦手だ。理由はとても単純で、心配だから。原因は単純でも心は複雑なもので、ふらっと外に出て有意義な時間になっていた、という経験はほとんどない。もしかしたら、まったくないと言い切ってしまえるかもしれない。そんな心境も手伝って、時間前行動の類に関しては結構自信を持っている。けれど、目的が終わったあとは自分でも驚くくらいには何もできないことが多い。あまり来ない場所だから折角

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読了『レーエンデ国物語』

しばらくというかそれなりに前に買っていて、立て込んでいて読み進められていなかったのだけれど、読み終えたので感想を残しておこうと思う。
これから書くから確定ではないのだけれど、もしかしたら物語の内容に少なからず触れる可能性があるので、もしこの記事に目を通す人がいたら、そこだけ注意してほしいと思う。
今回以降、読み終えた本の書評を書いてまとめていこうとも考えている。

タイトルにも載せた通り、今回は『

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ちいさな報告かつ、あまり意味があるものではないのだけれど、Twitterとの連携を復活させた。前までもしていたのだけれどアクセスできなくなってしまっていたので、もう一度。こちらで書いたものを繋げておくだけのアカウントとして繋げました。

特別な時間の終わりと始まり。示すこと、示されること。

今日、と言っても寝ていないだけだから、実際は3月1日の話になるのだれけど。
この日は僕という人間にとって、特別な1日になった。少しだけ細かく伝えるなら、特別な1日になったと、僕はどうやら感じているらしい。

人間の一生において、なんでもない時間というものはそれほどないように思う。特にそれが顕著なのは、20歳を迎えるまでだろう。学生という特別な時間は、他者から眺めれば取り留めないものだけれど、当事者

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1年目

たまたまnoteを開いただけなのだけれど、どうやら今日は僕がnoteに初めて投稿した日から1年が経った日だったらしい。
全く意識はしていなかったけれど、自分の投稿したものを見返したら確かに2023年の1月24日に投稿していた。

今回に関しては、いつにもまして内容がないので、特にこれといって長々と書くことはない。
僕は今年の4月から、たぶん社会人になる。
だからというわけでは全然ないのだけれど、今

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今年もまた、今年もまだ

どうも。よわのあきです。
もう日付の変わる30分前だけれど、今日1月2日は一応僕の誕生日だ。まあ、だからと言って何かあるわけではないのだけれど。
20歳を超えてから、もう歳を重ねることに対して気持ちが動かなくなってしまった。もしかしたら、随分前からそうだったのかもしれない。

僕の周りには、ありがたくて勿体無いことに、僕の誕生日を祝ってくれる人たちがいる。
彼ら彼女らのおかげで、僕は自分の誕生日を

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なんでもない1年の終わりに、僕はまだ夢を見ている

どうも。よわのあきです。
前回の投稿から、2ヶ月以上空けているけれど、別に投稿ペースを定めてやっているわけでもないから、気にはしていない。先月の末に、“投稿すれば連続記録ですよ”といったような文面が表示されたけれど、僕は趣味娯楽の類が義務のそれへと変質することがとても苦手で、それを見た瞬間に気持ちがどこかへ行ってしまった。
2023年という年の最後の日だから、というわけでもないけれど、特にやらなけ

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星と煙

駄目だったら全然大丈夫だから、といったような、明言されるよりも圧倒的な強制力を持つ言葉によってバイトに明け暮れる日々を送る中で、煙草に火をつける時間はより一層輝くものだと改めて思った。

なにもない日々を、なにもなく送る。目に見えて自分のものになるものは何一つないけれど、目に見えない疲れだけは確実に自分のものになっていく。ネガティブなものばかり簡単に手に入るもんだな、とそんなことを考えながら煙草を

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