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エッセイ集

55
僕の人生の1ページを切り取りました。
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#恋愛

僕は、『幸せ』の前に訪れる『災い』らしい。

僕は、『幸せ』の前に訪れる『災い』らしい。

 「元カノ」「元カレ」、人は数多くの出会いと別れを繰り返し、いつか運命の人と結ばれるらしい。みなさんは、自分の運命の人と出会っているだろうか。

 僕は、相変わらず独りだ。何度も同じ過ちを繰り返し、大切だった相手を傷つけて悲しませている。

 そうやって別れた相手は、必ず僕の次に出会った人と結婚する。世の中の夫婦の3組に1組が離婚をしている中で、僕と付き合った全員が未だに仲良く幸せな日々を過ごして

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初恋の人が結婚した。今度、君に会えた時、僕は素直になれるだろうか。

初恋の人が結婚した。今度、君に会えた時、僕は素直になれるだろうか。

 初恋の人が結婚した。お相手は、僕でした。

 そんなセリフを言えたら、どんなに嬉しかったことだろうか。ネット記事に初恋の人と結婚した人の割合が書いてあった、たったの『0.2%』らしい。そして、どうやら僕は0.2%の人間ではなかったみたいだ。

結婚を知った経緯

  突然だが、僕は記憶を断片的に失っている。少しずつ戻ってきてはいるが、今までの人生の中でどのくらいの記憶が戻っているのかは定かではな

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「問十二、夜空の青を微分せよ  街の明りは無視してもよい」 恋愛チックな超解釈

「問十二、夜空の青を微分せよ 街の明りは無視してもよい」 恋愛チックな超解釈

問十二、夜空の青を微分せよ 街の明りは無視してもよい
(川北天華)

 当時TwitterでTLに上がってきた短歌。久しぶりに思い出して、今またこの短歌の解釈について色々と調べてみました。

 天文学の基礎知識がある方は、微分をすると「星の明かりだけが残る」という知識を前提として、この短歌に込められた意味を解釈しているようですね。

数学の問題文を綺麗に踏襲しつつ、短歌の定型にも収まっている。作

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遠くで貴女の幸せを祈ってます。

拝啓 

貴女からは多くのことを教わりました。皆さんからすれば当たり前のような常識やマナーも沢山教えてもらいました。本当にありがとうございました。

貴女と出会っていなければ、きっと大学に行く事も無ければ正社員として働いている今もなかったでしょう。

…今から数年前。碌でもない毎日を送っていた学生時代。ただただ怠惰な毎日を消化していくだけの落伍者でした。というのも僕は少し前までお付き合いをしていた

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あの時、時計は止まったのではなく終わったのだ。

あの時、時計は止まったのではなく終わったのだ。

久しぶりに彼女と連絡を取った。

彼女と言っても付き合っていたわけではない。ただ、お互いに少なからず好意は持っていたことだけはたしかだ。お互いに大学を卒業してから離れ離れになってしまい、かれこれ数年以上が経っていた。

僕は気まぐれに彼女に連絡をしてみた。理由は何もない、もしも付けるとすれば「ふと寂しくなった気持ちを紛らわしたい」ということにしておこう。数分程度で彼女から返信が来た。お互いに他愛も

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