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三山 優
2023年10月25日 09:20
どこへ行っても居場所がなかった自分をさし出せば後悔することばかりでいつか自分を心の奥にしまうようになったそれでも少しでも自分を出せば叩かれることばかりで自分はだめなんだおろかなんだと誰かに認めてほしかった疑われるでも貶されるでもおだてられるでもないただありのままのわたしを居場所なんてなかったひとりでよかったみんなそうなんだと言われてる気がしてた音が溶け
2023年10月25日 09:17
言葉の意味とはなんだろう言葉の命とはなんだろう言葉にはないきもちを言葉にしようとするこの試みはなんだろうありふれた言葉だっていいじゃないかけれど言葉に新たな意味を見出したときの言葉に新たな命を吹き込んだときのこの感覚はなんなのか言葉が言葉自体新たな意味を見出すときわたしのなかにあなたのなかに見えない新しい命が生まれるのだその命はいつかの命とつながっているようでつ
2023年10月18日 21:07
過去の風吹いてひさしぶりにあなたの名前つぶやいたその名に含まれた波の色を夜空の色を思い出してああ、わたしはあなたをあなたを、愛したわたしをいつだったかいつだったか手放した何度くりかえし呼んだかわからないその名を好きだったその名が意味するものをすべて今だってあなたに会いたい会ってどうするでもないけれどすこし照れて名前を呼んで、笑い合っていま好きなひとがい
2023年10月18日 20:48
明日なにを着ようかあなたと会う前のわたしのささやかなたのしみこの前セールで買ったばかりのキャミワンピースをおろそうかでもそろそろ寒いからお気に入りのニットワンピもいいかもそれともあなたにもらった同じ趣味のパーカーも着たいあなたに喜んでもらえる服を着ることそれがわたしのささやかなよろこび服を着ることお化粧をすることおめかしをすることはあなたに会うための聖なる儀式あ
2023年10月16日 09:18
言葉を失ったわたしは言葉を信じないと決めたこの目であなたの瞳を見てひとつの瞬きすら見逃さないこの耳で言葉ではなくあなたの優しい声を聴いてあなたの考えや生き方は言葉ではなくいちばん優しい音楽だったあなたはつきたくなかった嘘を隠し泣いたのだ怖がるわたしを抱きしめたあとで未来とは誰かに奪われた言葉未来とは見えない朧げな約束未来とは作るものではなく信じ
2023年10月16日 06:49
生まれたとき生きていたわたしは大人になるためにだんだん生きることを忘れてだから大人になりたくなかった友達になりたかったけどなれなくてそれでも支えてくれる人がいた学校はつまらなかった生きることは苦しかった勉強も大人になることも生きることとはちがったあのときあなたと光る波を見たとき大人になってはじめて生きた自分がなんだかをふたたびみつけたそれ以来、大切
2023年10月15日 21:00
自分に自信がないのは自分を知らないということ知るのは嫌いなところじゃないのに悪いところじゃないのに自分のいいところを自分だけの色を知ってそれを自分の地面にするそうじゃないと違う誰かに憧れてそうなれない自分が嫌いになってさらに誰かに憧れて幼い頃から傷ついて傷つけられて大人になっても生きていれば避けられないことそのたびにわたしは自分を否定するの?立ち止まるの
2023年10月14日 22:20
どんなにしあわせな日の夜でも眠るのがこわいベッドに横になると誰もいないとおもうからさみしいなんて思ってないこどくは好きなのにそれでも夜眠るときは人のぬくもりの中で眠りたい眠るときの完全なこどく救いのないこどくそれが毎夜やってくるわたしはこわいのだなにも考えず眠ろうとするとひとりで生きることの死ぬことの虚無が現実となるからこの生の裏側だから考え続けようとしてま
2023年10月9日 20:28
ちいさなこころでいい大きな他人に怯んでもちいさなままで動いたり動かなかったり居場所なんてなくていい自分のこころのなかにちいさなわたしを見つけられたらそれだけでいいちいさなわがままをみつけたらそれだけ譲らなければいい大きな顔なんてしなくていいずっとちいさいままでいい猫に守ってもらっておかえしに守りたい通じ合えているかどうか人じゃなくていいわたしのせかいしあ
2023年10月9日 18:49
生きることに疑問をもったあたしはこの世界が見えてとてもつらいけれど光は小さくていつも小さくてあたしはこの世界にあぐらをかいたあたしは愛に油断したよろこびに溺れたあたしは弱いそして卑怯だあたしの中のはりつめた線の上のあたしがいつもあたしを睨みつけるぜんぶあたしだあたしを否定するのもあたしを励ますのもあたしに期待するのも誰でもないすべてあた
2023年10月8日 22:42
こどものころこころにえがいたうみを世界をうしなわずに見るためにあのかおりをあの音楽をあのとき見ていたなにかを生きること闘うこと風に訊くことちがうと言うこと誰かが信じることに従うとか従わないとかそんな話にのらないことわたしが信じることを守るために世の中に従いたいのは人の性?自分が我慢していること人に強要するのは道連れ?社会に属さなければ生きて
2023年10月8日 21:49
わたしはひとりであなたにであってひとりであなたを好きだったあなたはたったひとりわたしをうまれたときからひとりだったぶつりてきにはちがくてももうながいことひとりでだれかといてもうながいことひとりでゆめをみたゆめはいつのまにかだれかをつれてきてそのだれかがわたしをひとりにしなかったひとりでなくなったわたしは迷子になってあなたをわすれたあなたが
2023年10月8日 20:34
いまうつくしいとおもうものを十年後も二十年後もうつくしいと思えるようにわたしはわたしのこころをまもりたいあのときうつくしかったものはおもいでに汚されてあの輝きはほんとうだったのにいまを生きるわたしはうしなわれたわたしであなたもきっとあのときうしなわれたのでしょう痛みと傷は癒えることなくうつくしさを抉り取って腐敗したわたしはそれでもいまうつくしい夢を
2023年10月7日 21:45
言葉が言葉を羽ばたくとき言葉は言葉ならずただの離陸点となるこの手をはなれ羽ばたく言葉の意味するところはわたしにもわからない空空が心でつながっていて言葉のおかげでそれをおもいだす空を目に映してもおもいだせない空だけを2023.10.07