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私の気持ちをここへ置いていく
『時間』は確実に進んでいる。
まだまだ先だと思っていた事も着実に近づいてきて、気付けば目の前にいる。良いも悪いもその繰り返し。
否が応でも変化を続けていく『時間』に翻弄される。
そして、『時間』によって強制的に上げられる舞台で私達は私達をどう演じていくのか?
不安に震えて地面に膝をつき下を向いてしまった事もあるだろう。今も膝をついているかもしれない。それでも顔だけはなんとか上げて前を見据えようと
【セカイと世界】魔法の解き方 23時 リフレイン【過去作】
魔法の解き方 23時 リフレイン
ここは、どこだ?
僕が踊りながら未来への海で歌っている。そこに咲いた花に風をやる。空飛ぶ魚が海を泳ぐ鳥に囁いていた。
何か、何かが違うと言うのに、その何故かがどうしても答えられない。
虹が川に架かっている。夜に太陽が出て、目の前でオーロラが揺れた。
何か、何かが違うと言うのに、その何故かがどうしてもわからない。朧気ながらに思う。こんな事あるわけはあるわけ
【会いたい】純愛 すれ違い 切なさ【会いたい】これはフィクションか【過去作垂れ流し】
純愛 すれ違い 切なさ
あなた無しでは生きられないと思っていました。この世界にあなたという人がいるということを知ってから私が産まれたのだと思います。あなたと出会うまで、それなりに人生の経験をしてきました。生来から見目については美しく、仕事でもそれなりの責任を果たしています。恋愛も恐らく人並以上に経験したと思います。しかしそれは私にとって心が躍るというわけではなく、欲の掃きだめであり、人生において
【大体8,000字6分くらいで読める】月に吠える【狼神と特異な人間の話】
月に吠える
サラリとした月光を浴びる。毎日チカチカと騒ぎ立てる星達は、満月の月明かりのおかげでいつもよりも静かにしている。しばらくの間、月を見上げていると、少しずつ雲がかかり始める。美しい朧月だ、と思っているうちに、少しずつ雨粒が体毛に当たり出した。
雨が降ると鼻が効きが悪くなる。恨めしそうに空を見上げると、ちょうど私の瞳に雨粒が落ちてきた。痛くも痒くもないけれど、少しばかり驚いた私は頭を中心