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【こんな学生生活送りたかった】学校 自然 窓際 学園系【Fuuちゃんへ】

学校 自然 窓際 学園系

大教室の1番端っこに座り、窓の外を見る。朝から雨が降っていて何となく気分が乗らない。黒板の前では、いつ死んでもおかしくなさそうなおじいちゃん教授がくぐもった声で講義を進めている。聞き取りづらいと評判の講義ではあるが、試験は易しく資料の持ち込みあり。普段の講義は遅刻、途中退席、睡眠学習、内職さえもやりたい放題という緩さで人気を集めている。大学進学のため地元を離れて一年が経った。勉強や人間関係、アルバイト、慣れない一人暮らしといった不安はあったが、今はそれなりにこなすことができている。

雨脚が強くなり雨粒が窓をパタパタと叩く。水滴が窓から壁を伝って、地面へ流れていく所を想像してみる。少しだけ窓の方へ体を傾け、外を覗き込むと大学の敷地内に設けられた広場がある。雨のおかげで学生の数はまばらだったが、道行く人々が色とりどりの傘をさして歩く様は、なぜか可愛らしく見え、私の心を温かくさせる。

急に、今この瞬間の景色の不思議が私を覆う。そうか、この教室にはベランダがないのか。窓際の席なのに見下ろす世界があることに気づいたと同時に、私は君の事を思い出した。

教室からベランダに出ると強い風が吹いていた。
高校生活も残り少なくなってきて、大人になる喜びと、変わってしまう生活への不安が混ざり合い複雑な気分で日々過ごしていた。手すりに肘をつき、誰もいない朝の静かな学校の風景を見渡してみると、入学した頃と同じ場所、風景なのに妙によそよそしく感じる。時折強く吹く風でセミロングの髪がサラリと舞い、視界を泳ぐ。丁寧に手入れをしている髪が絡んでしまうと思い、左手首にかけたお気に入りのヘアゴムを利き手へと移そうとする。その時勢い余ってヘアゴムが宙へと飛び出して行った。「あっ」と思わず声が出て、ベランダの手摺に掌をつけ、ヘアゴムの行方を目で追いかける。その時、相変わらずビュービューと吹いている風が更に強くなった。花びらがあしらわれた小さなレジンの付いたヘアゴムは、空中を滑って下の階のベランダに落ちていく。1つ下の学年の教室だった。しょうもないヘアゴムならば諦めがつくが、不器用ながらも自分で作ったレジンのヘアゴムを諦めることはできない。不幸中の幸いにも、まだ学校に他の生徒がいる様子はない。今なら誰とも会わずにヘアゴムを回収することができる。私は素早く身を翻すと、小走りで教室を出、階段を降り、最後は2段飛ばしで着地した。私のヘアゴムはこの教室の向こうのベランダに落ちているはず。

そういえば1年前は私もこの階で過ごしていたなぁとぼんやり考えつつ、廊下から引き戸の窓越しに教室を覗く。中には誰も居ないみたいだった。引戸に手をかけ、ゆっくりと侵入していく。別に何か悪さをするわけでもないのだから、こんな動きはしなくてもいいはずだ。しかし学生にとって隣のクラスというのはとても近いようで、そうではないと思う。自分の教室とはまた違った空気感と、異物の侵入を拒む雰囲気を感じる。学年が違えばよその国じゃないかと思うほどと言っても過言ではない。そんなことを考えながらベランダに続くガラス戸を引く。顔を出し、右に左に辺りを見回すと、そこには1人の男の子が気だるそうに脚を伸ばして座り、こちらを見ていた。人がいると思っていなかった私はとても驚いた。男の子は私の素っ頓狂な顔をみてどう思ったのだろう。いや今はそういった事は関係ない。何か言わなければいけない。このままでは早朝に、よその教室のベランダに出没する謎の女子生徒がいるという噂が流れてしまう。「あの、えっと私は怪しいものではなくて、風が強くてヘアゴムで髪を飛ばしてしまって」私が必死に言い訳を並べていると、私の急な登場に驚いていた男の子はフッと笑い片頬をあげる。その笑顔は少しばかりシニカルさを感じたが、今の私に向けられるのにはもってこいの表情だと思う。男の子は「おはようございます」と言いながらゆっくりと頭を下げた。

心臓が激しく踊っている。「3年生ですよね?どうしたんですか?」私を知っている?いや、田舎の自然に囲まれた学校だから話をした事がなくても、顔くらいは見た事があるのだろう。穏やかで優しい声だと思った。顔立ちも中性的、髪もミディアムなので、化粧をすれば中々化けるかもしれない。そんな事を考えていたら本来の目的を忘れそうになり頭を振る。「あ、そうそう。怪しいものじゃないのよ。めためたに怪しいと思うけど。ついさっきこの辺りにヘアゴム落ちてこなかった?花の飾りのやつ。私の手作りでさ、結構大事にしているやつなの」私は視線を足下にやってみるが、ヘアゴムの気配は影も形もなかった。「ああ、あれのことですか?」男の子は私がいる反対の方向を指差す。思ったよりも遠くに落ちたようだが、間違いなく私が落としたヘアゴムだった。何の迷いもなく私はその方向へ歩いていき、男の子が伸ばしている脚を跨いだ。ヘアゴムを拾い上げると少しだけ埃が付いていたが、レジンが割れるといった悲劇は起こっていない。そのことに安心して私は髪を一つにまとめてポニーテールを作る。「そういえば。君ここで何してるの?」この時間によその教室のベランダにいる私もおかしいが、ベランダに1人で腰掛けているのもどうかと思ったので、振り返ってそう声をかけてみる。私が振り返ったからか、こちらを見ていた視線がスっと外される。「今日は偶然早く目が覚めたから早く来ただけです」ボソボソと下を向いて答える姿が少し可愛らしく見えた。「ね。隣座っていい?」男の子は少し慌てた様子で「な、なんでですか?」と慌て始めた。「別に?ヘアゴム飛ばした先に偶然人がいて、その人が偶然早く来てたんだからちょっと話をしてみようかなあーと思っただけよ?」そう言いながら男の子の横に腰掛けた。

「座っていいって言ってませんが?」むっつりとした表情だったが、特別嫌がられているとか、どこかへ行けとは言われていないので「後輩くんが本当に嫌なら教室に戻ります」と意地悪く呟いてみる。後輩くんはうーんと頭をひねり、くしゃくしゃと頭をかいた。「意外と強引なんですね」含みのある言い方のように思えるが、唇を尖らせて話す姿に好感が持てる。隣に座って思ったのはベランダの打ち付けのコンクリートは中々に冷たいということ。あと、座って見上げる空は、私が過ごす階よりも高く見えるということだった。風が強く吹いているから、雲が駆け抜けて行くように見える。
きっとあの雲は、今の自分の気持ちみたいによく分からない力によって背中を押され、形を変え、前に進まなければならない感覚を味わっているんじゃないかと思った。だからきっとその雲ならば、さっきまで考えていた今の私の気持ちを分かってくれるような気がする。そんなことを考えながらボーッと空を見上げていた事に不信感を感じたのだろう。「登場してベラベラ言い訳をしたと思ったらいきなり隣に座りだす。そしたらただ空を見ているだけ。怖い怖い」私は後輩くんに視線を移し笑顔を浮かべた。「ベランダに座って見る空もいいもんだね」今日ここに後輩くんがいなければ、雲を私自身に重ねることはなかっただろう。

「あのさ。初対面の君に話すような内容じゃないのはわかってるんだけど。今私が思ったことを話してもいい?」後輩くんは、わかりやすくクエスチョンマークを顔面に浮かべながら、何かを言いたげにしたが、何も言わずにコクリと頷いた。うまく伝えられる自信はない。けれど、残り少ない学校生活や、これから私自身が進んで行くべき道を整理するため、今ここで辿々しくでも今思った事を言葉として並べなければいけない気がした。そう思って勢いのままに感じた事を話してみたものの感情に任せて出す言葉ではうまく伝えることができるとは思えなかった。しかしそんな私の散らかった話を、後輩くんは遮ることなく耳を傾け、質問をしながら私の気持ちをきれいに整えてくれた。

雲は地球の自転や公転による、絶対的な抗いようのない風、力に翻弄され、気象に左右されながら姿形を変えていく。きっと私も、雲にとっての自転や公転みたいに、絶対的に抗いようのない時間という力に翻弄され、人間関係や社会情勢に左右されながら自らの姿や思想を変えていくのだろう。

「こんな感じですかね?」後輩君が私の方をちらりと見る。私は私が思う以上に私の事を理解している気がして、嬉しいのと不思議な感覚に陥った。「僕達なんて『人間』だと自分達が勝手に理解しているだけの不確かな存在なんでしょうね?」君は何だかよくわからない言い回しをする。「どういう事?」私は小首を傾げて君を見つめた。「生きていくということは、雲みたいに形を変えていかないといけないということですよ。あなたがしどろもどろに言ってたじゃないですか?」ニコリと君が笑う。「え?何がどういう事なのかわかんない」私は何度も首を捻るが、君はその姿をみてニコニコと笑っているだけだった。

ガタリと隣の席に誰かが座った。どうやらうたた寝をしていたらしい。視界の端では雨が止んで太陽の光が差し込んでいるのが見える。ゆっくりと顔を上げると、初めてベランダで話した時から、少し髪が伸びた君が居て、私が大好きな笑顔を見せてくれている。左手首にはあの日から君が使っている私のレジンのヘアゴムがあった。私は片頬を机につけフニャリと笑ってみせる。「顔半分はかわいいですけど、あとの半分はくしゃくしゃですよ?あと涎垂れてます」君はカバンから参考書を出しながら言った。私はくしゃくしゃと言われたことに小さく反抗しようとし、机につけている頬をさらに強く押し付け、うらめしそうに君を見つめる。「何してるんですか」ニヤニヤと私のことを見つめる君との距離感がくすぐったくて嬉しかった。君はポケットティッシュで私の頬に垂れている涎を拭う。「なんで遅刻したの?」私の質問に君は恥ずかしそうに答える。「えーっと。引っ越しで持ってきた荷物を片付けてたんですよ。まだ全然整理が進んでなくて。それで昨日の夜とりかかったんです。そしたら何故か思わず捗ってしまって。朝までやって仮眠したら起きられませんでした」最後の方はゴニョゴニョと誤魔化しているみたいだった。私は机から顔を上げ「せっかく一コマ目は一緒に受けられると思ってたのにー」とわざとらしく唇を尖らせる。「いや、もうほんとなんの言い訳もできません。ごめんなさい」ペコリと君が頭を下げると、髪がその動きに合わせてふわりと踊った。私は君の細くて柔らかい髪の毛先にそっと触れる。

あの日から少しの間、朝早くの教室のベランダは私達の空間となる。別に大事な何かを話すわけでもなかったが、いつもいつも私の散らかした会話を君が整えてくれた。少しづつ私が私にとって理解できない事を話しながら、君が質問を重ねて2人で紐解いていく。それが私達の普通となり自然な姿となる。私の卒業式の日でさえ、いつもと変わらない。ただ少しだけいつもと違ったことといえば、いつもよりほんの少し2人の距離が近くて、手が繋がっていたということくらいだった。

パラパラと生徒達が姿を現し始めようかという頃、私達は繋いでいた手を離した。卒業式という毎年行われる行事は不思議だと思った。この日のおかげで、いつか君と答えを合わせたように、雲や私が、風や時間によって姿や思考を強制的に変えられていく。
さっきまで繋いでいた手は、汗をかいていたからか気化熱で冷たかった。その冷たさを感じたことで、そうか。私はもう朝のベランダで君と答え合わせをする事はないんだ。抗いようのない絶対的な時間という概念が、私の背中を無遠慮に押してくる。ここに、このまま、とどまることができない事を自覚してしまい私は急に寂しくなってくる。卒業式はまだ始まっていないというのに、鼻水は流れてくるし目には涙が溜まった。君はそれを見て困った笑顔を浮かべている。私は、その戸惑いを隠そうとしながら笑う君の表情が大好きだった。

このままでは涙がこぼれてしまう。何となくそんな表情を見られたくなくて、私は無理やり君の両肩をむんずと掴んで背を向けさせる。その時緩い風が吹き柔らかい君の髪がフワリと舞った。背中に額をあてると制服越しに温もりが伝わってくる。その時君が鼻を啜り、震える声で「卒業おめでとうございます」と言った。私は君の背中に額を当てたまま1つ頷く。「また。話をしたいです」継いで出た言葉が嬉しくて、何度も頷いた。朝から気合いを入れて固めた前髪がくしゃくしゃになってしまったが、そんなことはもうどうだってよくなる。後ろから君を抱き締めて、背中に頬と耳を当てると心臓の音が鼓膜を響かせ脳に届く。私はその音が愛おしくて力いっぱいに君を抱き締めた。

少しの間そのままでいると手首の辺りに何か違和感がある。何だどうしたと思っていると、「あの。お願いなんですけどコレ、いただけませんか?」君が私のお気に入りのヘアゴムをクイクイと引っ張っている。「コレがあの日飛んでこなかったら、僕はずっと遠くからあなたを見ているだけだったので」そう言いながら相変わらずヘアゴムを引っ張っている。遠くからあなたを見ているだけだった?「え?どういうこと?」私は聞き間違えたかと思い聞き返した。「え?だからこのヘアゴムをいただけませんかって?」「いや、そこじゃなくて。いやそこじゃないこともないけど、その後何て?」君は黙ってしまった。「あなたを見てたって言った?それって私のこと?」背中に当てていた頬を放し君の後頭部にそう話しかける。少し間をおいて「言いましたしあなたの事ですよ」と返事があった。そういえば初めて会った日、君は私が3年だと知っていた事を思い返す。あぁ、そうか。それであの日の君は落ち着かない感じになっていたんだと思うと、嬉しくてくすぐったい気持ちになる。君が私に背を向けていてくれてよかった。ニヤニヤとだらしなく笑っている表情を見られることがないから。「ふーん」とそっけないフリをし「あげないよ」といたずらっぽく言った。「お気に入りって言ってましたもんね」君は残念そうに肩を落とす。「んーん。そういうことじゃなくてさ」そう言いながら、私は君の髪に手を伸ばす。両手で少し長めの柔らかい髪を束ねつつ、溢れていった髪の毛を手櫛で集め、丁寧に1つに括る。少し髪の長さが足りないからか、結んだ髪の毛がチョンと立ち上がっていた。君と手を繋いだ後に、髪に触れることができた今日は、絶対的に抗えない時間に翻弄される人生といえど、こんな1日が、時間があるのならば悪くないと思えた。君の両肩に手を添え、こちらに振り向かせると、相対する格好となった。君の瞳をまっすぐと見つめる。目は口ほどに物を言う。君に私の想いが届いているだろうか?

「一緒に使おう?」

髪を括ったことで君の輪郭や、瞳に涙を浮かべた笑顔がよく見ることができた。「喜んで」と君が一言。私の思いが、しかと届いていると思うと嬉しくなった。「今日は僕が使う日ってことで?」微笑みながら放った言葉が愛おしかった。私は咄嗟に右手を君の後頭部に、左手を君の頬に添え私の唇に君の唇を引き寄せると一瞬だけの口づけをする。「好きだよ」君には聞こえないであろう音量で呟いてみた。

講義が終わり、ぞろぞろと学生たちが大教室から出ていく。先ほどまでそこかしこに溢れていた人間の温もりがなくなり、次のコマで使われることのない教室は粛とした。私が机に突っ伏していると「髪、伸びましたね?」君が声をかけてくる。「確かに。そろそろ切り時かもしれないなぁ」すると君は少しだけ私の方に体を寄せる。「長くても短くても似合うと思いますけどね」そう言いながら私の髪を手櫛で整えると、あの日から君が使っていたレジンのヘアゴム手首から外し、私の髪を一つにまとめ始めた。いくら誰もいないとはいえ構内でこの状況は流石に恥ずかしい。しかし君の手の力に私は抗えない。にやけているのを気づかれないようにしようとしたものの、器用にポニーテールを結っているおかげで、口角が上がっているのが丸わかりだった。

「はいできました」キツすぎることも緩すぎることもない。あの日ベランダで飛ばしたレジンのヘアゴムが私の元に帰ってきた。私は机に片頬を付け君の方を見る。「今日は私の番ってことだね?」「顔。そういうことです」得意気な顔して君はこちらを見ている。「あのさ」私は尋ねる。「なんでこっちに引っ越してきた日にこのヘアゴム渡してくれなかったの?」君はたっぷり黙り込んだ後、恥ずかしそうに口を開く。「なんでって…なんか。結局あなたが卒業して、遠くに行ってしまってからずっと会えなくて。久しぶりに顔を合わせた瞬間にドヤ顔で思い出の品を渡すって…ダサいし…照れくさいっていうか」早口になっている。「ダサくもないし照れなくてもいいのに」私は目を細めて君を見る。「うぅ…いや。やっぱり僕はそういうのがちょっと苦手というかなんというか。というか。やっぱりあなたって強引ですよね」君は両手を上げて首を振る。降参の意思表示らしい。「ごめんごめん。意地悪した。またこんなやり取りができるのが嬉しくてさ。君が困っているところが私、好きみたい」君はまた動きを止めると下を向いてしまう。「どした?」私が顔を覗き込もうとすると顔を逸らしてしまう。君の顔を無理矢理掴んで私の方を向かせると、思わぬ言葉に頬を赤くし、ニヤついている君の顔があった。「照れたんだ?」そう言いながら君の両頬を押すと、唇がヒヨコの嘴のようになった。その顔がおかしくて思わず吹き出してしまう。そんな私を見て、君も笑った。

嬉しくて愛おしい。こんな気持ちを今まで知らなかった。私が君とこれまで過ごしてきた、そしてこれから過ごしていくことで、まだまだ知らない事を知っていく。そう思うと君を知っていくことへのほんの少しの不安と、君と生きていく時間に期待が溢れていく。

この気持ちをどうやって伝えようか。

「ねえ」そう声をかけると、笑っていた君が私の方を向き目が合う。少し茶色がかった目をしているなぁと思った。「なんですか」分かりやすく照れているようだった。「話、しよ?」君は私の言葉の意味を察したのだろう「今度は何を思いついたんですか?」私は席を立つと窓際まで君の手を引いていく。この教室にはベランダは無いけれど、君と一緒に空が見たいと思った。「あの日ベランダで君と会った日から、これから続いていく日々について」私は窓を開け空を見上げると、さっきまで居たどんよりとした雲が風に流され、青空が広がっていく様子が見える。「長くなりそうですし。散らかった話になりそうですねぇ」君は苦笑いをした。

「あのね」

うんうんと。私が話しながら、君が相槌を打ちつつ話を整えていく。
その時、ふわりと風が吹き、レジンのヘアゴムで結った私のポニーテールがサラリと広がった。

今、君と話をしながら、明日も君と話をしたいと思った。

終わり

©︎yasu2024


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