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トロフィーなど評価頂いた記事

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#至福のスイーツ

冬のくだものとチョコレート

冬のくだものとチョコレート

あれよあれよという間に12月に入り、
真冬の寒さが身にしみる日もあまりないまま、
いつしか街はすっかりクリスマス色に。

気忙しいけれど、楽しくて。
来年に思い馳せつつ、今年に追い立てられて。
そんな季節になりました。

寒くなると、決まってチョコレートが恋しくなる私。
以前訪ねたメキシコのかご展で頂いた、
このスパイシーなホットチョコレートのバー。
夜中に気になってしまうと、もう眠れません。

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栗とアーモンドミルクの秋プリン

栗とアーモンドミルクの秋プリン

朝の空を見上げれば、巨大な雲は小さく千切れ、
すっきりとした秋晴れ。
報道に翻弄され、右往左往していた数日が嘘のようです。

引っ越し先の居住まいにまだ不慣れなうえに、
こんなに海の近くで台風襲来をただ待つ心地に
なかなか落ち着いていられず、
ちょうど買っていた初物の栗1キロの袋を湯につけてしまいました。
こうならばもう、あとへは引けなくなり、
ただただ栗と向き合う時間の始まり。

柔らかくなった

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かんたん求肥と初夏のおやつ

かんたん求肥と初夏のおやつ

見上げれば曇り空。
そろそろ梅雨かと思うような雨降りが少しずつ増えてきました。
初夏はいつだって爽やかで心地よくて、
ずっとずっとこのままでいて、などと思うせいか悲しくなるほどに急ぎ足です。

そんな、過ぎ往く初夏を愉しめるおやつには、
白玉粉で作る求肥が良く似合います。

鍋で練ると柔らかさが長続きしますが、
レンジでも充分美味しく
思い立った時に、やる気になりやすいのです。

ゆずの皮や生姜の

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豆と桜のコンポート

豆と桜のコンポート

昨日は4月1日でした。
「この日だけは嘘をついても許される」
エイプリルフールとして知られていますが、
そんな意気地もユーモアセンスもないのでしょう、毎度つきそびれている気がします。

四月一日という苗字は、わたぬきさんと読むと、着物を着るようになってから知りました。
昔は一着の着物を大切に着回し、
夏になれば裏地を取り、秋になればまた裏地をつけ、冬には間に綿を入れ、
そして春にその綿を抜いて、と

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いちごの春巻きカンノーリ

いちごの春巻きカンノーリ

ものすご~くおいしい苺を、頂いちゃいました。

村田さん家のいちご。

ユーモラスなロゴの箱も、どことなく昭和を感じる愛らしいものです。

まずはそのまま、へたを持ってパクリと頂きました。
ルビィ色の大きなとちおとめは、
甘いだけでなく、食べごたえ抜群。
娘は目を1.5倍くらい見開いて、
一粒ごとに食べては大騒ぎし、
立て続けに大きな粒を
4個もいってしまいました。

このいちごは、煮たり干したり

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カンタン、タルトタタン🍎

カンタン、タルトタタン🍎

旬のりんごをただ煮たり、
バターと砂糖で焼いてみたり。

その薫りの真ん中で、深呼吸でもしてみたら、
縦に深く刻まれた眉間のしわも、たちまちフワーっと消えてなくなるような(はずはありませんが)
味の素ならぬ、わたしの元気の素、だという実感が確かにあるようで、
寒くなるとともに、りんごのおやつを休みの朝に作ることが増えてきます。

気忙しくなってきた12月。
溜まった疲れを吹き飛ばすべく、
到来物の

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洋梨の甘露〜ル.レクチェでおやつ編

洋梨の甘露〜ル.レクチェでおやつ編

一年のうち、束の間にしか手に取ることのできない旬のものたち。
毎年それを手に取り、味わいを愉しみながら
“走り”には出逢いたてのときめき、
“名残り”には別れ間際の寂しさ、という風に、
私のなかには
人生になぞらえたくなるほど離れ難いものたちが、いくつかあります。

必ず感じるのは、栗と洋梨。
今から、別れが寂しくてなりません。

洋梨の沼にはまるたび、その香りの虜になっている私。
姿を消したその

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朝から焼けるシンプルスフレ

朝から焼けるシンプルスフレ

秋になると無性に拵えたくなるのは
何と言ってもあったかスイーツ。

なかでも今日のようにブルっと震える寒い朝、
焼きたてのスフレを、しぼまないうちにハフハフできたら、
鬱陶しい気分も吹き飛んでしまいそう。
(だから痩せたい気持ちも、どこかへ…。)

基本は卵に砂糖、牛乳とバターがあればできますから、思いついた時に取りかかれるのもうれしいところです。

甘くせずに、ベーコンやキノコのソテーを混ぜたり

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無花果の花

無花果の花

 夏がやってくると、
たちまちいちじくが恋しくなります。
店頭に並んでいたら、けして素通りできない果実の一つなのです。

夏果と秋果があり、
暑いのはイヤだけれど、
西瓜より桃よりなによりも、いちじくを秋まで味わい愉しめる季節が来たのが嬉しくてなりません。

こんなに大好きないちじく、
実は子供の頃、なんだか苦手でした。

りんごやみかんとは明らかに違う
どこか神秘的な佇まいや、
切ったら突如現れ

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