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50歳の日々のことを書きます。

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記事一覧

50歳のノート「スタートアップ泥船航海記 仲間としたい船旅」

○ 時の止まった泥船 経営状態悪化、そして回復は夢物語にもかかわらず人がちらほらとしか辞めていかない。 辞めない理由はと聞くと「フルリモートだから(フルリモートの企…

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2週間前
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50歳のノート「転職でさまよう自分の居場所と絵本「ペツェッティーノ」」

○ 現在地 職務経歴書をイヤイヤ更新して転職エージェントさんと連絡をとり始めたものの「また次もハズレなんじゃ…」と、本来どんどん飛び込んでいくべきなのに手が止まる…

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1か月前
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50歳のノート「不条理コメディでストレス解消〜パンパンくんの日常」

TikTok でショートアニメが流れて来る。そのうちの一つが韓国ものだった。 カップルがわちゃわちゃしているその動画の絵柄にパンチがあり過ぎて、見ずにスワイプしていた。…

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1か月前
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50歳のノート「スタートアップ泥船航海記〜転職に向かわない心」

「openwork」という転職希望者がのぞく有料口コミサイトがある。旧名をvorkers といい、そちらの方が認知されているかもしれない。 それをのぞくと今いる会社で「退職勧奨…

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1か月前
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50歳のノート「SFの王道を味わう「三体」」

Netflixで「三体」の制作予告が出てから長らく公開を待っていた。 というのも「ゲーム・オブ・スローンズ」の製作陣だそう。またあの壮大なドラマを味わえる思うとワクワク…

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1か月前
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50歳のノート「また出会いたい物語 「殺人者のパラドックス」」

俳優チェ・ウシクは韓国バラエティシリーズ「ソジンの家」「ユンステイ」で知った。韓国俳優たちだけでレストランや旅館を営むシリーズだ。 素人ゆえなかなか思うようにい…

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2か月前
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50歳のノート「お腹いっぱい食べさせたい 韓国バラエティ「三食ごはん」」

韓国バラエティ「三食ごはん」シリーズを楽しみにしている。新シリーズが公開されるたびにU-NEXTに加入する。ABEMAで「三食ごはん」過去回の無料TV放送を流し見して再度楽…

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2か月前
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50歳のノート「どこを切っても安心ラブコメ 「哲仁王后 〜俺がクィーン?!〜」」

韓国時代劇かつラブコメ、もはや定番ジャンルだ。韓国時代劇が好きなので新作をチェックしているが、サブジャンルがラブコメとわかると 「あー、ラブコメかぁ」と内心思っ…

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2か月前
3

50歳のノート「韓国エンタメ要素を満喫する」「暴君天帝様から選ばれたくなかったのですが」

韓国コンテンツの定番エンタメ要素といえば ・サバイバルオーディション ・両片思いのすれ違い ・近しい女友達のまさかのサイコパス化 ・朝鮮王朝物ロマンス ・現代と異世…

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2か月前
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50歳のノート「男の色気の極み」

バトル漫画にハマっていたときがある。 LINEマンガだと「喧嘩独学」「外見至上主義」など。主人公が最初弱かったけれども成長していく姿が面白かった。 けれど途中から強く…

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2か月前
4

50歳のノート「時間とともに満ちていく心」

LINEマンガの韓国コミック「赤い瞳の廃皇子」、公開ごとにこつこつと読み進めている。 韓国コミックにはめずらしく正統派の骨太サスペンスとラブストーリーである。 架空の…

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2か月前
3

50歳のノート「コーヒーの物語に癒される」

韓国漫画の好みの作品を掘り当てると嬉しい。 好みに当たるまでLINEマンガとピッコマを毎日回遊している。 LINEマンガでふと思い出しては読み返すのが「鶏龍仙女物語」であ…

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2か月前
2

50歳のノート「小さな思いやりの物語」

暇さえあれば漫画アプリのLINEマンガ、ピッコマをあさるのが日課である。 ランキング上位から人気作品を見て行くのだが、ランキングの入れ替わりが激しい。 心温まる名作が…

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2か月前
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50歳のノート「人生ハードモードのときに拾った言葉」

父の葬儀のとき高校一年生の私は涙を流さず制服で立っていた。 会場には父の会社の人たちが大勢駆けつけてくださっていた。 大人の大泣きを初めて見た。 けれど自分は何と…

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2か月前
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50歳のノート「スタートアップ泥船航海記〜知ってる、わかってるの境界〜」

1年後に会社が沈むカウントダウンに入ったはずなのに、いつのまに日常が戻っている。 「地球滅亡の日まであと1年」と知っても人々は日常を続けるのではないかと思うほどだ…

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3か月前
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50歳のノート「ガベ飯とベーグル」

吉本ばななさんのブログに登場する下北沢の美味しいお店訪問に凝っていた頃があった。 紹介されていたタイ料理屋さんはプリミティブな味でヒッピーでテンションが高い、下…

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3か月前
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50歳のノート「スタートアップ泥船航海記 仲間としたい船旅」

50歳のノート「スタートアップ泥船航海記 仲間としたい船旅」

○ 時の止まった泥船
経営状態悪化、そして回復は夢物語にもかかわらず人がちらほらとしか辞めていかない。
辞めない理由はと聞くと「フルリモートだから(フルリモートの企業が減っているから)」「楽な会社だから(形だけやっているふうにすれば内容を問われない)」「会社が潰れると思ってない」だそう。
沈みゆく船とうっすら思いつつギリギリまでぬるま湯に居たいということだ。

もはやそれは個人の選択なのだけど、5

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50歳のノート「転職でさまよう自分の居場所と絵本「ペツェッティーノ」」

50歳のノート「転職でさまよう自分の居場所と絵本「ペツェッティーノ」」

○ 現在地
職務経歴書をイヤイヤ更新して転職エージェントさんと連絡をとり始めたものの「また次もハズレなんじゃ…」と、本来どんどん飛び込んでいくべきなのに手が止まる。
焦燥感はじわり来るものの、スイスイ前進していかない。

○ 転職市場で探しているもの
今度こそ、お客様のことをみんなで一緒に考えて純粋なものづくりをしたい。
そんな状況は一度が二度しか経験していないけれども、その体験を願ってしまう。

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50歳のノート「不条理コメディでストレス解消〜パンパンくんの日常」

50歳のノート「不条理コメディでストレス解消〜パンパンくんの日常」

TikTok でショートアニメが流れて来る。そのうちの一つが韓国ものだった。
カップルがわちゃわちゃしているその動画の絵柄にパンチがあり過ぎて、見ずにスワイプしていた。けれどいつのまにかおすすめに復活している。
ある日ふと見たが最後だった。
「パンパンくんの日常」という2分前後の動画に沼る沼る。TikTokの公式、非公式の有志による字幕版(公式の初期作品は字幕が無かった)、YouTube公式と漁り

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50歳のノート「スタートアップ泥船航海記〜転職に向かわない心」

50歳のノート「スタートアップ泥船航海記〜転職に向かわない心」

「openwork」という転職希望者がのぞく有料口コミサイトがある。旧名をvorkers といい、そちらの方が認知されているかもしれない。
それをのぞくと今いる会社で「退職勧奨された」という退職者の書き込みが2件あった。
理由は「コスト削減」でじわり退職を迫られたそう。

2人とも開発ではなくビジネスサイドの人たちだった。そういえばビジネスサイドの人と繋がりがないが、少しずつ人が減っている気がする

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50歳のノート「SFの王道を味わう「三体」」

50歳のノート「SFの王道を味わう「三体」」

Netflixで「三体」の制作予告が出てから長らく公開を待っていた。
というのも「ゲーム・オブ・スローンズ」の製作陣だそう。またあの壮大なドラマを味わえる思うとワクワクした。

制作予告を目にしてから一年ぐらい経って「三体」が公開された。
舞台はイギリス、科学者たちの不審死から幕を開ける。さらに話は過去に飛び、中国の文化大革命が事態のトリガーだったとわかる。

疲れない程度に張り巡らされた伏線が秀

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50歳のノート「また出会いたい物語 「殺人者のパラドックス」」

50歳のノート「また出会いたい物語 「殺人者のパラドックス」」

俳優チェ・ウシクは韓国バラエティシリーズ「ソジンの家」「ユンステイ」で知った。韓国俳優たちだけでレストランや旅館を営むシリーズだ。

素人ゆえなかなか思うようにいかないトラブルになる。
そんな中でウシクはキツイ状況を嫌な顔一つ見せずに飄々と対処していく。
「こういう店員さんがいたらいいな」と思うほどトラブルに機転を効かせて対処する。お客様を楽しい気分にさせることも忘れない。
番組の中で海外のお客様

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50歳のノート「お腹いっぱい食べさせたい 韓国バラエティ「三食ごはん」」

50歳のノート「お腹いっぱい食べさせたい 韓国バラエティ「三食ごはん」」

韓国バラエティ「三食ごはん」シリーズを楽しみにしている。新シリーズが公開されるたびにU-NEXTに加入する。ABEMAで「三食ごはん」過去回の無料TV放送を流し見して再度楽しむほど。

「三食ごはん」は韓国ドラマでおなじみの俳優陣が田舎の一軒家に同居して三食自分たちで自炊するバラエティ番組である。しかも男3人の組み合わせが多い。
毎シーズンごとに制限がある。「食材はその土地でとれたもの(魚、家庭菜

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50歳のノート「どこを切っても安心ラブコメ 「哲仁王后 〜俺がクィーン?!〜」」

50歳のノート「どこを切っても安心ラブコメ 「哲仁王后 〜俺がクィーン?!〜」」

韓国時代劇かつラブコメ、もはや定番ジャンルだ。韓国時代劇が好きなので新作をチェックしているが、サブジャンルがラブコメとわかると
「あー、ラブコメかぁ」と内心思って手を出さなかったりする。中だるみして飽きるからだ。

「哲仁王后(チョルインワンフ) 〜俺がクィーン?!〜」は違った。
スキマ時間に細切れで見ても楽しい。
みっちり面白い要素が詰まっている。

大統領官邸でメインシェフを務めるイケメン、

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50歳のノート「韓国エンタメ要素を満喫する」「暴君天帝様から選ばれたくなかったのですが」

50歳のノート「韓国エンタメ要素を満喫する」「暴君天帝様から選ばれたくなかったのですが」

韓国コンテンツの定番エンタメ要素といえば
・サバイバルオーディション
・両片思いのすれ違い
・近しい女友達のまさかのサイコパス化
・朝鮮王朝物ロマンス
・現代と異世界を行ったり来たり
・主人公がピンチ切り抜け成長
・天才と努力家どっちが勝つか
こんなところ。

これら全部盛りがピッコマで連載中の
「暴君天帝様から選ばれたくなかったのですが」
である。
舞台は架空の天界。天界の住人、主人公の少女、晩

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50歳のノート「男の色気の極み」

50歳のノート「男の色気の極み」

バトル漫画にハマっていたときがある。
LINEマンガだと「喧嘩独学」「外見至上主義」など。主人公が最初弱かったけれども成長していく姿が面白かった。
けれど途中から強くなって無双し出すようになる。延々と無双バトルが続く。

バトルよりストーリーが進んで欲しい。
バトルシーンを飛ばそうと縦スクロールをビュンビュン流すようになり、とうとう読むのを挫折してしまった。

LINEマンガでバトル漫画の名作「喧

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50歳のノート「時間とともに満ちていく心」

50歳のノート「時間とともに満ちていく心」

LINEマンガの韓国コミック「赤い瞳の廃皇子」、公開ごとにこつこつと読み進めている。
韓国コミックにはめずらしく正統派の骨太サスペンスとラブストーリーである。
架空の王朝ものときたらほぼ転生ものなのだが、この作品はそのギミックが無い。
物語は廃嫡された皇子、キリアンの領地で、死んだ村の地主と共に生き埋めにされようとしたリエターとの出会いから始まる。
リエターは夫を亡くし幼い娘を地主に奴隷として売り

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50歳のノート「コーヒーの物語に癒される」

50歳のノート「コーヒーの物語に癒される」

韓国漫画の好みの作品を掘り当てると嬉しい。
好みに当たるまでLINEマンガとピッコマを毎日回遊している。
LINEマンガでふと思い出しては読み返すのが「鶏龍仙女物語」である。

ソウルの大学で教鞭をとる2人の男性が田舎に向かう旅の途中、コーヒーを求めてとあるカフェに立ち寄ることから物語は始まる。
「仙女喫茶」と小さな看板のあるカフェに昔ながらの韓服を着たおばあさんが胸に「バリスタ」と書かれたバッジ

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50歳のノート「小さな思いやりの物語」

50歳のノート「小さな思いやりの物語」

暇さえあれば漫画アプリのLINEマンガ、ピッコマをあさるのが日課である。
ランキング上位から人気作品を見て行くのだが、ランキングの入れ替わりが激しい。
心温まる名作があっという間にランク外に消えていく。
おすすめに出て来ない限りランク外の作品から名作を見つけることは難しい。

読むたびに泣いたり笑ったり、明るい気持ちをくれる作品が好みである。
LINE漫画で見つけた名作の一つが
「野良天使保護区域

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50歳のノート「人生ハードモードのときに拾った言葉」

50歳のノート「人生ハードモードのときに拾った言葉」

父の葬儀のとき高校一年生の私は涙を流さず制服で立っていた。
会場には父の会社の人たちが大勢駆けつけてくださっていた。
大人の大泣きを初めて見た。
けれど自分は何とも思わなかった。
今で言うと「会社の上司が亡くなった」くらいの感覚だった。

中学校ニ年生のとき、父が癌になったと告げられた。それまで健康で病気のなかった父が癌になるとは。母も驚いた。
当時日本で3人目といわれたほどの、細胞は良性なのに転

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50歳のノート「スタートアップ泥船航海記〜知ってる、わかってるの境界〜」

50歳のノート「スタートアップ泥船航海記〜知ってる、わかってるの境界〜」

1年後に会社が沈むカウントダウンに入ったはずなのに、いつのまに日常が戻っている。
「地球滅亡の日まであと1年」と知っても人々は日常を続けるのではないかと思うほどだ。

あるエンジニアのチームリーダーと1on1をしていて「浮き足立つ人が居ませんね」と水を向けてみる。すると彼は、
「会社がどうにかなっても自分が大丈夫と思えるかだと思う」。
転職サイトからスカウトが来るのを見て自分はいつでもやっていける

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50歳のノート「ガベ飯とベーグル」

50歳のノート「ガベ飯とベーグル」

吉本ばななさんのブログに登場する下北沢の美味しいお店訪問に凝っていた頃があった。

紹介されていたタイ料理屋さんはプリミティブな味でヒッピーでテンションが高い、下北沢らしい雰囲気を味わう。

少しずつ色々な種類を食べたいのだがその選択肢が無い。スープ、サラダ、メインとなると胃の容量を超える。さすがに炭水化物は選択肢に入れないけれども結構なボリュームだ。
友達と行く時もあったけれど、一人で楽しい気分

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