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#145【雑感】でこぼこ脳的ライフハックめも(7)

今日もお読みくださってありがとうございます!
長らくお休みいただきありがとうございました。
とりあえずライフハックシリーズに最近のことを入れつつ再開します。


自分を取り戻す(1)

旧知の人に会う

休職からこちら、とても大事だと痛感していると同時にありがたいと感じていることが、「旧知の人に会う」ことです。

近年、特に係長になってから、自分自身が時間的にも気持ち的にも余裕がなかったし、先方が遠方へ引っ越していたりお子さんが小さかったりと、かつての友人たちと疎遠になっていました。

ここにもいくつか書きましたが、休職して、元気が出てきてから始めたことは、旧知の人に会うことでした。
これは自分のいろんな側面を再発見するのにとても役に立ちました。
また、自信回復にも役に立ちました。
疲れ果てて適応障害になって休職して働けていない、病気なので堂々と休めばいいとわかっていても、本人にとってはとても屈辱的な挫折体験でもあります。

おーちゃん、アジ先輩、りーちゃん、Aやん先輩(←初登場)、スプリング先輩(←初登場)……みなさん、快くご自身の時間を使って会ってくださり、惜しみなく元気を分けてくださいました。
対面でお話していると、その人と過ごしていたときの自分の顔が自然と出てくるので、あ、自分ってこういう面も持っていた、ああいう面も持っていた、と思い出すことができるのです。
またみなさんがお優しくて、くらたの良いと思うところを伝えて励ましてくださるのありがたすぎる……!

そうして少しずつ元気になって、自分らしさ、自分の心がどこにあるのかがわかってきて、こうして今ここに、多くの人の友愛と善意のもとに、立っていることをありがたく思います。(あれわたしスピってますか?)

これはたとえ忙しくなってもできれば続けたいことである。
ライフハック(なのか?)の中でとても難易度も高いが、自分への影響は絶大です。

なお、恩師に連絡する、も同様の効果があります。
くらたは基本的には先生大好き人間だったので(大学の先生には嫌われたりもしたが自業自得)、今でも連絡させていただく恩師が何人かいらっしゃいます。
先生方はご自身が引退されていても、卒業して〇十年経った生徒にでも、言葉をかけてくださいました。
そういう先達がいてくださることは、しみじみ、ありがたいことです。

Cちゃんに会ってきた

そして先日、Cちゃんに会ってきました。
大学の同級生で、「明日からまた月曜日が始まるよ」でけらけら笑ったCちゃんです。

ふだんなかなか会うことができないのですが、別の用事があって近くまで行ったので、お願いして予定を開けてもらったのでした。

一日ずーっとしゃべっていました。ほとんどの時間、くらたがしゃべっていました。ごめんよ……。
休職前のこと、かぐや姫課長のこと、ナマズ先輩やサザエ先輩など自分の係員のこと、情シス時代のこけし姫のこと……。
Cちゃんは話を聞いて、感じたことや考えたことを返してくれました。
それ以外のこともたくさん話しました。

物事に対する解像度の高さと感じたり考えたりしたことを言語化するパワーと豊富な語彙、日本語に対する感覚の鋭敏さ、思慮深さ、謙虚さ、気遣い。
しっかりしているところと、うっかりしているところのバランス。
Cちゃんは語彙がわたしよりも豊かなので、わたしは考えたことを考えたままの言葉で話せば良くて、伝わらなかったことは問い直してくれるし、こちらもわからないことがあれば聞ける。

なんて楽しい対話だろう!
びっくりするくらい当時と変わっていませんでした。
Cちゃんも、くらたについて変わっていないと言ってくれました。
印象的な思い出として覚えている内容も共通していたのも面白かったです。

わたしにとってのCちゃんは、『みかん・絵日記』5巻(安孫子三和/白泉社文庫)に出てくる翠葉(みどりは)ちゃんみたいな存在です。

<<回想>>
せら(幼稚園児・男子)
みどりはみどりはー!すげーの見つけた 見てみィみどりは
(右手に持った石をみどりはに見せる)
青いだろ?ここんとこ青いだろ!?
これきっと 恐竜の目玉だぜ!!』
みどりは(幼稚園児・女子)
……じゃあ海の中に住んでたんだね
青い色いっぱいいっぱい見た色だね』
せら
うん!そーだ やっぱりみどりはに見せて正解だ!
また見つけたら見せる!』
みどりは
うん せらくん』
せら
うんとうんとすげーの見つけたら みどりはにやる!!』
みどりは
うん せらくん』
<<現在>>
小学五年生のせらの語り
黙りがちでよく一人でいた翠葉
けれどいつもオレの見つけた宝もの
それ以上にすごくしてくれた翠葉
オレを宝もの見つけの天才だって思わせてくれた翠葉
オレはあの頃怖いものなしの王様だった』

『みかん・絵日記』5巻(安孫子三和/白泉社文庫)308~310頁

「黙りがちでよく一人でいた」というところは一致しないけれど、わたしにはない視点から、それも思いもよらない視点から忌憚のない意見をくれて、わたしの世界が一段と深まる。そういう、学ぶことの原初的な喜びを与えてくれる、そういう人です。

余談ですが、Cちゃんとの再会をきっかけにキンドルで『みかん・絵日記』買っちゃいました。時代の制約もあって、男女の性的役割観やLGBTQへの無理解、動物の飼い方への考え方に旧時代を感じる描写もありますが、ストーリーはとても素直で、優しさにあふれていて、感動的です。
絵も美麗で超泣ける超名作です。
おすすめ。

明日に続きます。

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