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#読書日記

2022の3冊目

2022の3冊目

は、コチラ↓↓の恋愛小説集!

『愛じゃないならこれは何』(斜線堂有紀 著)

本作は、2020年に刊行した特殊設定ミステリ『楽園とは探偵の不在なり』が第二一回本格ミステリ大賞の候補にもなった斜線堂有紀さんが、初めて挑んだ恋愛短編集です!

もう、本当に何から何までツボを突かれる作品で最高でした!

まずタイトルからツボだし、装丁やイラストも好きだし、どの短編もめちゃくちゃ面白くて、読み終わってか

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2022年の2冊目

2022年の2冊目

は、胎児の同意を得なければ出産できない近未来を舞台にした衝撃作!

『生を祝う』(李琴峰 著)

昨年、『彼岸花が咲く島』で第165回芥川賞を受賞された李琴峰さんの、芥川賞受賞後第一作としても注目をされた話題作です。

【あらすじ】
 出生前に胎児の意思を確認する「合意出生制度」が法制化された近未来の日本。胎児には遺伝や環境などの要因を基にした「生存難易度」が伝えられ、生まれるかどうかの判断がゆだ

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2022年の読書初め

2022年の読書初め

は、コチラ↓↓の本格ミステリ長編!!

『名探偵に甘美なる死を』(方丈貴恵 著)

本作は、方丈貴恵さんの〈竜泉家の一族〉シリーズの最新作です!!

< あらすじ >
「犯人役を演じてもらいたい」と、世界有数のゲーム会社・メガロドンソフトから依頼を受け、VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。会場であるメガロドン荘に集ったのは『素人探偵』8名、その中には「幽世島(かくりよじま)」の事

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2021年の14冊目

2021年の14冊目

は、コチラ↓↓の小説!

『余命一年、男をかう』(吉川トリコ 著)

自分にとっては初めてとなる吉川トリコさんの作品です。

< あらすじ >
節約とキルト以外何ごとにも興味のない40歳独身事務員の片倉 唯が、ある日ガンが発覚して余命1年の宣告をされる。そのとき、たまたま出会ったピンク色の髪をしたホストにお金を貸すことになり…。

思わず笑い、その後にしみじみする。

リアルな本音が心のツボを押し

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2021年の11冊目

2021年の11冊目

は、コチラ↓↓の作品!

『兇人邸の殺人』(今村昌弘 著)

シリーズ累計100万部突破したミステリ小説、『屍人荘の殺人』シリーズの第3弾です。

この『屍人荘の殺人』シリーズは、読書をしているのにまるで映画を観ているような錯覚に陥ってしまう、めちゃくちゃ大好きなシリーズ!

とても面白くて、新作を楽しみにしていました!

今作もワクワクしながら読み始めたのですが、結局ずーっと興奮が止まらないまま

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2021年の9冊目

2021年の9冊目

は、コチラ↓↓のロード・ノベル!!

『旅する練習』(乗代雄介 著)

第34回三島由紀夫賞を受賞した作品です。

第164回芥川賞の候補にもなった本作は、小説家の主人公が風景描写の練習をしながら、サッカーが大好きな小学6年生の姪とともに、我孫子から鹿島アントラーズの本拠地を目指して利根川沿いを歩き始める……といったストーリー。

個人的には、、、読むタイミングが悪かったと言わざると得ない作品です

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2021年の2冊目

2021年の2冊目

は、コチラ↓↓の作品!!

『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』(桜木紫乃 著)

自分にとっては初めてとなる桜木紫乃さんの作品です!

<あらすじ>
ギャンブルに溺れる父と働きづめの母から離れ、日々をなんとなく生きる二十歳の章介。北国のキャバレーで働きながら一人暮らしをする彼は、新しいショーの出演者と同居することになった。「世界的有名マジシャン」「シャンソン界の大御所」「今世紀最大級の踊り子

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2021年の1冊目

2021年の1冊目

は、コチラ↓↓の短編ミステリ集!

『あと十五秒で死ぬ』(榊林銘 著)

本作は、期待の新鋭・榊林銘さんのデビュー作品集で、‟十五秒後に死ぬ”というトリッキーな状況設定で起きる四つの事件が収録されています。

< 収録作品 >
▶「十五秒」
▶「このあと衝撃の結末が」
▶「不眠症」
▶「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」

どの作品も本当に面白かったのですが、やはり一番最初に収録されている「

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