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歴史あれこれ

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歴史ウラ話集。表の歴史に隠れたような歴史のこぼれ話が大好物です。 妄想や独自の見解話などの収集帳。
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2021年8月の記事一覧

8月15日、あの頃のあなた

8月15日、あの頃のあなた

小学生の時「身近な人に戦争体験を聞いてくる」という宿題があった。細かいことは覚えていない。
ただそういう宿題があって、久米島の祖母に電話したことを覚えている。

思い当たる人物が居なくて祖母に電話をかけた。でも後から悪いことしたかなと思った。
もしかしたら祖母はショックだったかもしれない。

何故ならうちの祖母は戦後すぐの生まれだった。
戦時中を知らない世代だった。意外と若い。
(幸運にも祖母の故

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座右の銘を持っておくことで悩んでる時に勇気をもらえる話

座右の銘を持っておくことで悩んでる時に勇気をもらえる話

今回は私の座右の銘を紹介したいと思います。歴史好きのためどうしても過去の偉人の考え方に影響されているなぁ、と改めて感じました。座右の銘というのは自分自身がどんな生き方をしたいのか、どんな人生に憧れているのかわかりますよね。私は座右の銘を手帳に書いて折に触れて見る機会をつくっていますが皆さんはどうされていますでしょうか。

知行合一

これは私が敬愛する吉田松陰先生に影響されています。「知行合一」と

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史実からみた三国志の世界を語ってみたよ

史実からみた三国志の世界を語ってみたよ

この記事は「マイスター・ギルド:夏のアドベントカレンダー2021」12日目の記事です。

はじめまして。マイスター・ギルドの大江です。
note初投稿、そしてアドベントカレンダーなるものに初挑戦です。
どうぞお手柔らかに。

今回note初記事として私の数ある趣味趣向の中で歴史というジャンルでのお話を書いてみたいと思います。

歴史のなかでも特に三国志の世界にのめり込んで小説とか漫画、ゲームなどあ

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「新撰組」をめぐる意外な知識

「新撰組」をめぐる意外な知識

幕末維新期、幕府のために戦った新撰組。

近藤勇、土方歳三、沖田総司などが活躍する青春群像劇のイメージが強いです。が、最大200人いたという隊士の中には面白い来歴の人もいます。

その一人が、斎藤一諾斎(さいとう いちだくさい)。1813年生まれで、1868年の入隊時は、当時としては老齢の56歳でした。しかも僧籍にあり、甲斐(山梨県)の寺の住職をしていました。

戊辰戦争時、新政府軍を迎え撃つため

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黒焦げのたまねぎ

黒焦げのたまねぎ

 暗闇をサイレンが切り裂いて、飛び起きた。夫を見るとやはり緊張の面持ちで、身体を起こしている。夫の寝巻きの腰には静子が抱きついていた。おかっぱの髪にかくれて表情は見えないけれど、不安なのだろう。幸子は騒ぎに気づかず、枕の下に片手を入れたまま眠っている。
 この子は強い。

 聞き覚えのあるエンジン音が迫ってきていた。これは、あの時と同じ。東京がひと晩で焼け野原になった、あの夜と。逃げなければ。

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小机城址② 鶴見川遺跡紀行(5)

小机城址② 鶴見川遺跡紀行(5)

小机城と狼煙のネットワーク?

前回の続き

小机城の重要性長尾景春の乱から数十年後、北条氏勢力下に入った小机城は改修され、現在の形になったそうです。北条氏綱(2代目)は、その城主に重臣の笠原信為を配置。その後、小机城の重要性が高まったのか、北条氏が城主として入城し、笠原氏は城代として南武蔵一帯の防衛を担います。

まずは、小机城の重要性をまとめました。

将棋で例えるなら、前線の歩が取られないよ

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