- 運営しているクリエイター
#一語の宇宙
一語の宇宙 | サイレン | siren
「siren」。
サイレン🚨のことだが、元々は、ギリシア神話に登場する「半女半鳥」の海の精「セイレーン」のこと。
最初は上半身が女性で、下半身が鳥だとされたが、後世になって下半身は魚となったらしい。
「siren」を辞書(リーダーズ英和辞典[研究社])でひいてみると、
サイレン((両生類))、((特に)) MUD EELのこと、と出ている。
MUD EEL ?、泥のうなぎ?
英辞郎で調
一語の宇宙 | 黙示録 | apocalypse | 闇の奥
apocalypseは小文字で書くと「世の終末、大災害」という意味。
「the Apocalypse」と大文字で書くと、新約聖書の「ヨハネの黙示録」のことを指す。
アメリカ映画の「Apocalypse Now」(地獄の黙示録)という映画は、ベトナム戦争のことを描いた映画だか、ジョゼフ・コンラッド作「闇の奥」を下敷きにしている。
コンラッド「闇の奥」は、アフリカを舞台とした小説なので、「地獄の
一語の宇宙 | portfolio | ポートフォリオ
「portfolio」(ポートフォリオ)。
経済学部出身の人なら、必ずどこかのタイミングで聞く言葉。
主に金融論の講義などでよく使われる言葉で、「どの株をどの程度の割合で保有すべきか」という文脈で使われる。
元々は「書類かばん」とか「写真集」という意味で使われていた言葉である。
語源
「portfolio」は元々、イタリア語由来の言葉らしい。
「port」が「運ぶ」(carry)
一語の宇宙 | good | (十分な)
はじめに
「good」のように、簡単な単語ほど様々な意味を帯びるものです。難しい単語を知ることと同じくらい大切なのは、簡単な単語を使いこなすこと。
「good」は「良い」と覚えていれば、たいていの場合はなんとかなるが、「十分な」という意味で用いられることも多い。
例えば「a good hour」と言えば、
「良い時間」ではなく、たいていの場合「たっぷり1時間」という意味になる。
一語の宇宙 | isthmus | 地峡
isthmus。「地峡」という意味。
発音は[イスマス]あるいは[イススマス]。
「th」の[ス]は、発音してもしなくてもよい。
代表的な地峡には、スエズ地峡やパナマ地峡などがある。交通の要衝になっている場合が多く、地政学的に重要なのが「isthmus」だ。
「isthmus」という言葉は、
ポウプ(Alexander Pope) の「汝自身を知れ」(Know Then Thyself)という
一語の宇宙 | aplomb | 冷静さ
aplombは
[アプローム、アプラム、アプロム]などと発音する。意味は「冷静さ」「自信」。
難事を目の前にしたときの「冷静さ」を表現するときに使われる単語。
ジーニアス英和辞典には、
with perfect aplomb,
with great aplomb,
with considerable aplomb,
with remarkable aplomb
という用例が掲載されている。
一語の宇宙 | 四元数quaternion
「quaternion」。
「四元数」(しげんすう)のこと。
リーダーズ英和辞典によれば
[ クウォターニオン](「タ~」にアクセントがある)と発音するが、
カタカナで書くときは、
「クォータニオン」と書かれることが多い。
私が「四元数」(しげんすう)という「数」を知ったのは、藤原正彦さんの「天才の栄光と挫折~数学者列伝~」だった。
ご存知の方も多いと思うが、藤原正彦さんの「品格」という言葉
一語の宇宙 | at ~のところに
「at」。
日本語にするときは、たいてい「~で」とだけ訳されるのでニュアンスがつかみにくい前置詞だ。
イメージとしては、「点」で良いが、「~のところに」と覚えておくと良い。
「at」(「点」「~のところに」)という場合、空間的な広がりを考えず、ただ「場所」を表す。
「at」と「in」を比較してみよう!
「その村には、いいレストランが一軒ある」という場合、
There is a good
一語の宇宙 | 感覚的な | sensuous
#sensuous [センシュアス]
「リーダーズ英和辞典[第3版]」(研究社)によれば、「sensuous」という形容詞の意味は次のとおり。
#sensuousの語源
一般的に、単語の語源は諸説があり、いつ誰が最初に使用し始めたのかを特定するのは難しいことです。
しかし、「sensuous」という単語は、「失楽園」で知られるミルトンによって作られた言葉であると言われています。
Me
一語の宇宙 | 簿記 | bookkeeping
「簿記」のことを英語では「bookkeeping」という。
よく言われた「簿記」の語源に次のようなものがある。
「bookkeeping」、「ブックキーピーング」、、、「ボッキー」、→「ぼき」。
これが日本語の「簿記」という言葉になったとか。
しかし、これは嘘っぽい。事実ではないらしい。
現代の簿記は
「複式簿記」(double entry bookkeeping)と呼ばれる。
簡単に
一語の宇宙 | doubt (疑う)
doubt [ダウト]。「疑う」という意味。
この単語については、私がnoteをはじめてすぐの頃にも書いたことがある。
ドイツ語を学習しているときに、
zwei [ツヴァイ](「2」という意味)と
zweifeln [ツヴァイフェルン](「疑う」)というつづりが似ているな、と思った。
その時に英語の
double[ダブル]と
doubt[ダウト]が関係あることに気がついた。調べたら、この2つの
一語の宇宙 | 何か | something
「something」は「何か」という意味。
今回の記事では、文法的なことを書く。
英語ではいっぱん的に、名詞を修飾する「形容詞」は名詞より前に置かれる。
「新車」なら「a new car」のように、carという名詞の前にnewという形容詞が置かれる。
しかし、「何か新しいもの」と言う場合、new something とは言わず、
「something new」となる。なぜか?
限定詞とは
一語の宇宙 | manicure 💅マニキュア💅
マニキュア💅。
英語では、「manicure 」とつづる。
「manicure」の「mani」の部分は、「手」を意味する。「cure」の部分は「ケア」を意味する。
だから、「manicure」は「care of the hands」(手のケアをするモノ)というのがもともとの意味だ。
関連する単語を挙げておこう。
語根 manu-[手👍️]
「manual」(マニュアル)と言えば