真宮書子

小説家志望です。 小説は、ウソの世界です。ウソの世界でしか言えない真実もあります。 ウ…

真宮書子

小説家志望です。 小説は、ウソの世界です。ウソの世界でしか言えない真実もあります。 ウソの世界でしか表現できない思い、気持ちをめざしています。 ぜひ、ぜひ、ぜひ。ご堪能くださいませ。

記事一覧

【エッセイ】国民を守る!

   政治不信というけれど、根本の不信は「国民を守る」かどうかだと思    う。いまだに解決しない拉致被害者救出問題について考えました。今回   は過激すぎて、お…

真宮書子
3日前
9

【エッセイ】❝別姓問題❞に、無理やり結論を出してみた

 ※意見の分かれる問題ですが、今回の結論は、誰ひとり賛同がいるとは思     えないものとなりました。誰もが平等に不快を感じるならば、あえて会    員限定にする…

真宮書子
8日前
7

【詞】砦

  ※ウキウキしているときもあれば、ウジウジしているときもあります。    孤独にたえられなくなったとき、周りがすべて敵に見えたとき。そん    なときでも砦があ…

真宮書子
2週間前
9

巷の果てから《永田町に届け!》国語編

自民党総裁選にともない、候補者の討論会もスタートした。 残念ながら政策面の是非までは理解しきれていないのですが、それなりに盛り上がらせていただいております。 恐…

真宮書子
2週間前
9

【詞】北斎さまにはかなわない

    ※浮世絵の印刷技術は、世界一だったとも言われています。多くは      春画だったので、幕府の摘発を恐れて処分されたそうです。      1枚約500円。…

真宮書子
3週間前
9

【エッセイ】❝満州国❞を手掛かりに、移民問題に結論を出してみた

       ※意見の分かれる問題です。不快な思いをされることを回避        ために、有料にして会員限定状態にさせていただきました。 《本文》 清朝最後の皇…

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真宮書子
3週間前
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【詞】日々を耕す

  ※わけもなく不安と恐怖と焦り、そして退屈を抱えながら、どうする   手立てもないままくらしていたころ作りました。 日々を耕す くわをふりあげ 大地にそそぐ 表…

真宮書子
3週間前
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【エッセイ】いまさら9条問題に、結論を出してみた

※意見の分かれる問題です。読んだ後に不快を感じられる方を減らすために疑似会員制状態にすればいいかなと考えて、あえて有料にさせていただきました。

100
割引あり
真宮書子
4週間前
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【詞】彼だけのレストラン

  少し前に、ちょっと遊んでみました。アルフィーの「星空のディスタン  ス」をご存じの方は、替え歌として歌えますよ 彼だけのためのレストラン         さ…

真宮書子
1か月前
14

【エッセイ】ギブ ミー チョコレートだった日々

少年たちはもう何年も甘い物など口にしていない。その前に、ろくな食事すらしていないのだ。 「一度でいいかな腹いっぱい食べてみたいなぁ」 叶うはずのないことはわかりす…

真宮書子
1か月前
9

【エッセイ】わが家にGHQがやってきた日

恐怖は、人を攻撃的にする。 「お前は、なんでもいから話せ。その隙に、俺が後ろから鉈(なた)で頭をかちわる!」 兄の指令は、有無を言わせぬものだった。少年は歯を食い…

真宮書子
1か月前
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【小説】嬲(なぶ)る14 身内の仕打ち

五 鬼のかく乱  中規模のマンションを何棟か所有しているし、観光地のホテルを買収したという話もある。それだけでもかなり資産であるが、立浪にとって最大の収入源は金…

真宮書子
1か月前
8

【エッセイ】あの頃にもどりたい

「なぜ、北海道と沖縄は外されたんだろう?」 「遠いからよ。飛行機も、鉄道も、自動車もなかったんでしょ。行けないじゃない」 1890年に行われた、第一回総選挙。明…

真宮書子
1か月前
18

【短編小説】政治改革、たった1つの具体案(経過報告)

《あらすじ》 とある星の、とある国の、国政選挙。一人の候補者が異例の人気を集めていた。支援者は彼を救世主であるかのように吹聴し、熱狂した。「どこがいいのか?」「…

真宮書子
1か月前
13

【エッセイ】たまには、ふんどし

博多祇園山笠を観覧して、何年になるだろう。 前日、バリッとしたスーツ姿で名刺交換した市役所職員が、夜明け前には ふんどし姿で現れた。 何ともいえない気まずい空気が…

真宮書子
2か月前
29

【小説】嬲(なぶ)る33  金運あっても、人運なし

四 金運はあっても、人運がない男  60歳前後だろう。その歳にしては背が高い。髪には白いものが目立つものの、鼻筋の通った端正な顔だちだ。若いころはさぞイケメンだ…

真宮書子
2か月前
12
【エッセイ】国民を守る!

【エッセイ】国民を守る!

   政治不信というけれど、根本の不信は「国民を守る」かどうかだと思 
  う。いまだに解決しない拉致被害者救出問題について考えました。今回
  は過激すぎて、おそらく1名も賛成はないと思うので、フリー公開にし
  ました。

《本文》
被害者の第一陣が帰国して20年以上。一向に第二陣帰国のニュースが流れてこない。それなりに交渉はしているのだろうが、ここまで進展しないのは不信感しかもたらさない。

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【エッセイ】❝別姓問題❞に、無理やり結論を出してみた

【エッセイ】❝別姓問題❞に、無理やり結論を出してみた

 ※意見の分かれる問題ですが、今回の結論は、誰ひとり賛同がいるとは思  
  えないものとなりました。誰もが平等に不快を感じるならば、あえて会 
  員限定にする必要はないと判断いたしました。したがいまして、閲覧フ
  リーです。

《本文》
選択的夫婦別姓制度。
総理を前提とした党総裁選挙の候補者の一人は、「1年以内に決める」と公言した。

前提として、筆者の大まかな考え方を記したい。
私生活の

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【詞】砦

【詞】砦

  ※ウキウキしているときもあれば、ウジウジしているときもあります。
   孤独にたえられなくなったとき、周りがすべて敵に見えたとき。そん
   なときでも砦があれば、砦に帰れば、砦のなかでは誰でも王様。とり 
   あえず明日も生きていけそうな気がしてくるものです。



砦 帰れるんだ どんなときも
そこに帰る 場所があれば生きられる

公園の片隅に 俺たちが未来や夢を放り込んで
無邪気にあ

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巷の果てから《永田町に届け!》国語編

巷の果てから《永田町に届け!》国語編

自民党総裁選にともない、候補者の討論会もスタートした。
残念ながら政策面の是非までは理解しきれていないのですが、それなりに盛り上がらせていただいております。

恐縮ではございますが、討論会における候補者を、国語的に採点させていただきました。

皇室の継承問題について、
質問者:これまで、あなたは女系継承容認だと理解してきたが、最近になって、考えが変化したと思われる発言がありました。これまでの考えを

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【詞】北斎さまにはかなわない

【詞】北斎さまにはかなわない

    ※浮世絵の印刷技術は、世界一だったとも言われています。多くは
     春画だったので、幕府の摘発を恐れて処分されたそうです。
     1枚約500円。庶民の芸術、浮世絵が大好きです。

ひと筆とると命が生まれる
桶屋も駕籠屋もタコまでも         
なぜなの なぜなの 
本物の 桶屋も 駕籠屋も タコでさえ           
ここまで命 語れない               

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【エッセイ】❝満州国❞を手掛かりに、移民問題に結論を出してみた

【エッセイ】❝満州国❞を手掛かりに、移民問題に結論を出してみた

       ※意見の分かれる問題です。不快な思いをされることを回避
       ために、有料にして会員限定状態にさせていただきました。

《本文》
清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀を皇帝にして誕生した満州国。人工国家、関東軍の傀儡国家との批判もある。
満州事変により日本が領有した満州の地に建国。当初、執政として就任した溥儀は、のちに皇帝位に就く。共和国として成立させる案もあったが、皇帝にこだわる溥

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【詞】日々を耕す

【詞】日々を耕す

  ※わけもなく不安と恐怖と焦り、そして退屈を抱えながら、どうする
  手立てもないままくらしていたころ作りました。

日々を耕す

くわをふりあげ 大地にそそぐ
表の土が 裏になり
隠れた土が 顔を出す
くわの歯形が リズムを刻み
無口な大地が 語りだす
ばあちゃん 畑を耕し生きてきた
私は 日々の退屈を
耕しながら 生きていく

いつものように 鏡に向かう
呼吸を止めて 眉を引き
無垢の時間に

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【エッセイ】いまさら9条問題に、結論を出してみた

【エッセイ】いまさら9条問題に、結論を出してみた

※意見の分かれる問題です。読んだ後に不快を感じられる方を減らすために疑似会員制状態にすればいいかなと考えて、あえて有料にさせていただきました。

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【詞】彼だけのレストラン

【詞】彼だけのレストラン

  少し前に、ちょっと遊んでみました。アルフィーの「星空のディスタン  ス」をご存じの方は、替え歌として歌えますよ

彼だけのためのレストラン        
さぁ作るわ 彼のオムライス
初めてだけど かまわない
愛だけで 手探り
Cook,for Lover

フライパンに油 注いだら
みじん切りたまねぎ入れ
鶏肉も入れ
塩コショウ少々ふりかけたら
ケチャップもここでまぶし ご飯はあとよ
彼だけ

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【エッセイ】ギブ ミー チョコレートだった日々

【エッセイ】ギブ ミー チョコレートだった日々

少年たちはもう何年も甘い物など口にしていない。その前に、ろくな食事すらしていないのだ。
「一度でいいかな腹いっぱい食べてみたいなぁ」
叶うはずのないことはわかりすぎるほどわかっていたが、言うだけで空腹はいくぶん紛らわすことができたのだ。

「毒が入っているかもしれないから、食べるんじゃない」
たしなめるおふくろの言葉が薄れていく。
甘い香りの誘惑に勝てず、ニトログリセリンをなめたことがある。
「少

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【エッセイ】わが家にGHQがやってきた日

【エッセイ】わが家にGHQがやってきた日

恐怖は、人を攻撃的にする。
「お前は、なんでもいから話せ。その隙に、俺が後ろから鉈(なた)で頭をかちわる!」
兄の指令は、有無を言わせぬものだった。少年は歯を食いしばり、両手の握りこぶしに力を込めた。全身の身震いを兄にさとられまいと必死になった。

少年は昭和5年生まれ。玉音放送を聞いたのは、15歳のときだった。
その年の秋、誰からともなく「村に進駐軍がやってくる」と言われるようになった。
進駐軍

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【小説】嬲(なぶ)る14 身内の仕打ち

【小説】嬲(なぶ)る14 身内の仕打ち

五 鬼のかく乱
 中規模のマンションを何棟か所有しているし、観光地のホテルを買収したという話もある。それだけでもかなり資産であるが、立浪にとって最大の収入源は金貸しだ。
 本業の問屋業こそ息子に譲っているが、マンションなどの不動産業はもちろん、金貸し業はタッチさせていない。

 娘も1人いるんだが、これがまたウワサにのぼるほどの容姿端麗。立浪に似て背が高く、クリクリした大きな目がアニメにでも出てき

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【エッセイ】あの頃にもどりたい

【エッセイ】あの頃にもどりたい

「なぜ、北海道と沖縄は外されたんだろう?」
「遠いからよ。飛行機も、鉄道も、自動車もなかったんでしょ。行けないじゃない」

1890年に行われた、第一回総選挙。明治22年、帝国議会衆議院選挙のことだ。
このとき北海道と沖縄、そして小笠原諸島、樺太は除かれた。選挙権が与えられなかったというわけだ。
差別だ! 不公平だ!!
こんな声を予想して、少々うっとおしい気分になった。

こられの地域が除かれた理

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【短編小説】政治改革、たった1つの具体案(経過報告)

【短編小説】政治改革、たった1つの具体案(経過報告)

《あらすじ》
とある星の、とある国の、国政選挙。一人の候補者が異例の人気を集めていた。支援者は彼を救世主であるかのように吹聴し、熱狂した。「どこがいいのか?」「どんな政治をめざしているのか?」「具体的な改革点は?」。これらの問いに、支援者たちは口をそろえる。「今の政治を否定するところ!」「政策なんて関係ない!」「意欲がすべて!」
これらの問いかけに対し、返答をはぐらかすのは、候補者も同じだった。

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【エッセイ】たまには、ふんどし

【エッセイ】たまには、ふんどし

博多祇園山笠を観覧して、何年になるだろう。
前日、バリッとしたスーツ姿で名刺交換した市役所職員が、夜明け前には
ふんどし姿で現れた。
何ともいえない気まずい空気が流れ、何か言おうとしても、うまく言葉にならなかった。

聞くところによれば、福岡市役所職員にとっても、観光課は鬼門になっているのだとか。今どきのイケメン男子にとって、ふんどし姿が高い敷居になるのは理解してあまりある。

さて、本題。
縛る

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【小説】嬲(なぶ)る33  金運あっても、人運なし

【小説】嬲(なぶ)る33  金運あっても、人運なし

四 金運はあっても、人運がない男
 60歳前後だろう。その歳にしては背が高い。髪には白いものが目立つものの、鼻筋の通った端正な顔だちだ。若いころはさぞイケメンだったことが想像できる。
 離婚した元嫁も、そんなところに惚れたんだろうな。
 
 元嫁の実家は、市内でも有数の問屋だ。個人相手の商売ではないので一般には知られていないが、知る人ぞ知る老舗だ。
 格式のようなものを重んじるところがあり、立浪と

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