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母へ

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死別した母への想い。
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『僕は両親の墓を作らなかった』

『人間が死ぬことは、生まれることと同じくらい、ごく自然のことだ』

森さんのエッセイから抜粋第二弾。

母を見送って思うけど、人間の死って、確かに巧妙に派手なビジネスにされてるなと。

死すらもシンプルに突き詰める。
潔くて気持ち良い発見でした。

『きのうのオレンジ』を読みました。

母が癌で旅立って、もうすぐ3年が経つ時。普段は放置プレイな心の傷に、本を味方にそっと触れました。

これを読了して、少しだけ大丈夫になった自分を、自分に証明したかったんだろうな。

その勇気を称えつつも、焦ることなかれと、自分に伝えたいです。

今朝、母が夢に出てきました。

今までは、晩年の苦しそうな姿ばかりでしたが、今朝は「天国から、久々の帰省」という設定で(笑)、元気な姿でした。

お葬式で供えたものであろうお花を、後ろ髪にいっぱいくっつけて歩く母、キュートすぎたなぁ💐

元気にしているかな?と、母を想う朝です。

先日無事に、母の一周忌を終えました💐母の命日をきっかけに、家族と、あの日思っていたことを、深く共有する時間が生まれたのが、とても良かったです。

この写真は、一周忌を終えた日の夕方、母か大好きなサザンを聴きながら、天に近くなる、丘の上まで散歩した時のもの🚶🏻元気にしてるかなあ…

自分は許されている、ということ。

自分は許されている、ということ。

COCOです🎈

母の一周忌をあげてもらった時、お坊さんから「自分は、許された存在である」という言葉を、いただきました。

お念仏を唱えていただいた後、仏教の教えを説く時間に、いただいた言葉です。

それ以来、この言葉が、ずっと頭の片隅に残っていて、私の心を、ほんのり温かくしてくれています。

そんな心の中を、ちょっとシェアしたくなったので、記事にしてみました。

お坊さんの言葉

母のお葬式の

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終わりがあると知っているから。

終わりがあると知っているから。

COCOです🎈

もうすぐ、はじめての母の命日。

あの日から、もうすぐ一年も経つなんて、時の流れは恐ろしいものです。

さて、そんな今日は、ちょっとだけ「人生の終わり」に向き合ってみようと思います。

(母親の死に関する内容が登場します。閲覧にご注意ください。)

母の死を通して、「人生の終わり」に向き合ったら、何をどう感じるようになったか?

今日は、そんなお話です。

終わりが、怖い。

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死者との十月十日の距離

COCOです🎈

母が亡くなって、ちょうど十月十日経ったある日、たまたま、母が亡くなった直後の日記を読み返す機会がありました。

十月十日というと、妊娠の期間、つまり、赤ちゃんとお母さんが、別々の命になっていく期間を指しますね。

では、亡くなった人との十月十日の期間を経ると、どんな心境の変化が生まれるのでしょうか?

今日は、そんなちょっと変わった視点から、命と命の距離のお話。

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