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私のいろんな考察

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私の考察をまとめた作品集です
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#西洋占星術

ICからみる「いい眠り」

ICからみる「いい眠り」

まだ考察としては不十分なのだけれど、たまにその人(依頼者とか)の「眠り」について、ホロスコープの「ICの位置」や「月」から考えてます。

占星術師の松村潔さんは「人は眠りによってエーテル体が回復する」という話をしており、一日の「死に場所」として「IC」位置を参考にするそうです。それは単純に”いい眠り”ということもありますが、MCをその人が共同体の中で「光らせる部分」とすると、ICはその「影の部分」

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占星術ハウスと一年間の過ごし方

占星術ハウスと一年間の過ごし方

私の一年の過ごし方の事です。

占星術では、現在運行中の土星の位置がその人の出生図のどこのハウスにあるかで「今、人生の何をメンテナンスしているか?」などの指標を貰えるので私も結構参考にしています。このような運行中の天体を使って、今の自分の状況を考える事は占星術師なら普通の事と思いますが、毎回全部の星をみていくのも骨が折れるし、同時に縛り付けられるような感覚も出てくるので、もう少し簡単、しかも1年間

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各属性における「直観」感

各属性における「直観」感

占星術においてサインは火、風、土、水に分けられますが、それに伴い「直観」という概念の違いについての考察です。

・牡羊座から代表される火の属性の「直観」
これは、ある紙を見た時に「それを3:2になる箇所で折ってください」と言われても補助線無しで折れるような感覚。それに理由などないのですが「宇宙原理」に則した結果は瞬時にわかるというもの。宇宙原理に則さない、人工的な他人の意図によって支持されるような

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問い直す星たち

問い直す星たち

占星術を通して何を受け取れるのか?と聞かれれば、私は「もうすこし明確な質問を受け取れる」と答えるのが適当かなと思います。

というのも、人は悩んだとき、本当に悩むべき相手や内容をちゃんと見えていない事が多いようです。相手が見えないからこそ、簡単に目を背けることも、別の問題に置き換える事も可能なのですが、ちゃんと問題の輪郭が見えてしまえば、なかなか無かったことには出来ないものです。とはいえ、直視する

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知恵と勝負勘と芸術性をもって

知恵と勝負勘と芸術性をもって

新規の依頼が来るとき
いつも私は泡立つ情感と向き合う必要に迫られる
その情感の主なものは不安

そして自分との相関図を簡単に覗き
私の月や水星などの主要な感受点と
依頼者の間に何かしらの接点がある事を願う

感受点の接点が見つかれば
その部分を支点にして
依頼者の世界観との調整が比較的上手くいくから

特に内向的な感覚の接点があれば
不安は比較的消し飛び
自然とお会いするのが楽しみになってくる

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ホロスコープ解析法 <自分だけのポイント日を読み解く方法>

ホロスコープ解析法 <自分だけのポイント日を読み解く方法>

今回は、ASTRO.COMなどで無料解析の中にある「性格図」の考え方を用いて、日々の出来事を読み解く方法を簡単に解説します。基本的に性格図の方法を応用しているだけなので、性格図の説明については割愛します。

まず確認ですが、日々の天体の位置からその日がどんな影響を持っている日なのかは当然わかります。しかし一人一人の天体の位置は違いますので、天体の配置によって影響を受けやすい日と受けにくい日などが明

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キロンとカオス

キロンとカオス

キロンが土星領域と天王星領域を通過する、変化変容をもたらすポイントであることは、占星術的にある程度共通認識の事だと思います。(※それについて詳しくは別の考察(キロンの活用法)を読んでください。)しかし、何故キロンは強固な土星を打ち破る事ができるのか?という事についての考察です。

その解釈には現在の人類学から考えられている神の概念についての研究が、視界をクリアにしてくれます。例えば、中沢新一という

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占星術で表記できない人間

占星術で表記できない人間

占星術とは
「人が高次の存在になるための螺旋階段」とした上で。
では「螺旋階段を登り切った高次の存在」とは何か?
について話します。

以前、次元上昇などについての話は書きましたが
今回お話するのはそういったことではなくて。

「登り切った人間」を「占星術で表記出来ない人間」
と言い直した上で、それはどういった状態を
示しているのかお伝えします。

占星術に精通している方ならお分かりかと思いますが

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キロンの活用法

キロンの活用法

キロンは
「精神的な傷」とか逆に「癒し」のポイント
などと言われますが

私は依頼者にとっての土星の持つ世界観を
突破するためのポイントだと考えています

土星の要素は
例えば養老孟子さんが「脳化社会」と表現している
「人間の脳が自然界というカオスから
因果関係を導き出したもので出来た世界」
の事だと思います

もう少し具体的に言えば
例えば「法律」は「自然」的な要素はない
完全に人の脳が考えたも

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同い年に起こる星の葛藤

同い年に起こる星の葛藤

「同年代(同じ学年)の人は
 大体、同じ位置に冥王星、海王星、天王星があります。
 その為に起こりうる当人同士の葛藤についての考察です。」

私の主観的なものですが
特に男女の関係を見ていると、同い年の関係よりも
年代がずれた方が上手くいきやすいような印象を持っています。

それは確かに印象ではあるのですが
ではその「印象」は占星術的に考えると
どのように解釈できるかを考察してみました。

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アスペクトはポリフォニー的に読む

アスペクトはポリフォニー的に読む

今回は、占星術のアスペクトの読み方についてです。

占星術を読むときに、感受点のそれぞれのサビアンで
読んでもいいですし、配置の全体像でもいいし、
サインとハウスの関係から見えてくるものを読んでもいい
のですが、その時、アスペクトの関係をそれぞれの
サインの共振現象的に考えて、(人の出生図なら)一人の
人の人格的なものを、その感受点(惑星の種類)に分けて
「どんな時にどんな人格を使うか」といったよ

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ヘリオセントリック占星術の活用法

ヘリオセントリック占星術の活用法

占星術には、地球を中心としたジオセントリック占星術と
太陽を中心としたヘリオセントリック占星術がありますが、
今回はこの占断の具体的な活用法についてです。

まず、ヘリオセントリック占星術(以下ヘリオ)の
意味ですが、占星術家の松村潔さんの著書には
「人の魂は太陽から生まれて地球に受肉し、そして死後、
魂は月に帰る。すると月は次の次元での太陽となって、
次の地球に受肉する。という輪廻を繰り返す。」

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