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「楽しい!」から広がる興味は無限大!「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」で科学と学びの楽しさを再確認できた話~高円寺と気象神社にも行きました

こんにちは、水無瀬あずさです。三連休最終日はあいにくの曇り空ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私の三連休は、初日が会社の友達との飲み会、2日目は二日酔いに苦しみながらもアウトレットでショッピング、からのスーパーで買い物。で本日も朝から家族でおでかけでした。仕事は初日に少しだけしたけど、かなり精力的に遊びまくったと思います。先週は月・火と帰省して後半疲弊しまくっただけに、心の潤いを取り戻すべく活発に動きました。心の栄養、大事だから!!

キリンシティプラス 横浜ベイクォーター店にて。
料理もビールも美味しかった

本日は朝から家族でおでかけしたと書きましたが、何をしていたかというと、高円寺にあるIMAGINUSという科学館(?)で開催されている「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」という特別展の展示を見に行っていたのでした。

私は文学部出身の典型的な文系人間で、科学や実験って決して得意ではないのですが、それでも好きなんですよ。「なるほど!」「だからあれってそうなってるんだ!」って考えさせてくれるものには、すべて興味があります。知識が広がっていく感じがして。しかも「ふろく」って聞くだけでなぜかワクワクしますよね。さらに中学生の我が子たちは理科、とりわけ科学(と物理)が大好きということで、これはもう全員で行くしかない!と思ったわけです。

ということで今回のnoteは、家族で体験した「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」を見て私が感じたおすすめポイントと、オマケで高円寺駅周辺の散策として訪れた高円寺、気象神社について感じたままにレポートしようと思います。ふろく展は小学生までのお子さんはもちろん、中学生より上のお兄さんお姉さん、大人でも楽しめる内容だったので、夏休み中の思い出作りや自由研究の参考として、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。最後までよろしくお付き合いくださいね!


「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」に行ってきました

2024年7月13日(土)~9/1(日)まで、東京都杉並区高円寺にあるIMAGINUS(イマジナス)で「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」という企画展が開催されています。

かつての小学生を夢中にさせた学研の『科学』と『学習』。最盛期には両誌あわせて月670万部発行していた大人気学習誌でした。その最大の魅力は毎号の「ふろく」。本誌を読むだけでなく、その後に組み立て、実際に試すことができたふろくは本格的で、子どもたちに「学びのおもしろさ」を伝えてきました。それぞれの創刊から60年以上を経た今も、『科学と学習』と、その「ふろく」は、「思い出すと今もワクワクする!」と声をそろえるほど、愛読者だった多くの大人たちの記憶にも残っています。
世代を越えた多くの子どもたちの好奇心を育んだ「科学と学習」の「ふろく」をテーマに、懐かしい「ふろく」の実物をはじめ、巨大化した「ふろく」や「ふろく」の世界を拡張する遊び心ある体験展示を通して、子どもたちには遊びの延長で『科学』や『学び』の魅力を伝え、かつて学んだ大人たちにも創刊当時の編集者の思いや誕生秘話とともに懐かしく楽しんでもらえる展覧会を開催します!

引用元:百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展|IMAGINUS

私がこのイベントを知ったのは、先月たまたまXで誰かがPRTIMESの記事を共有して「面白そう」ってつぶやいているのを見て、「そんなんあるんだ!行きたい!」って思ったのがきっかけです。いろんな体験のアンテナを張り巡らせておくと、面白そうなチャンスをいっぱいつかめるので、子どもたちにもたくさんの体験の機会を作ってあげられますね。

イベント会場となっているIMAGINUSという施設は初めて知りましたが、どうやら体験型の科学館みたいなところっぽい。ふろく展はIMAGINUSのサイトからネットでチケット予約ができたので、連休の最終日に行くことを決め、そそくさと予約をしたのでした。

「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」おすすめポイント

ということで、実際に私が「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」に行って、見て触って体験して感じたこと、おすすめポイントをまとめてみたいと思います!

ポイント①|会場は閉校した小学校のリノベーション施設!

イベント会場となっているIMAGINUSは、杉並区の「次世代型科学教育の拠点」事業として2023年にオープンした施設です。

いざ突入!

もともとは小学校だったのですが、のちに敷地内に幼稚園ができ、その後2020年には杉並区立小中一貫教育校高円寺学園への統合のため閉校されました。そして2023年10月、「未来をつくる杉並サイエンスラボ IMAGINUS」としてグランドオープンしたのだそうです。コンセプトは「Science in Me わたしのなかの科学に出会おう」。

施設内は、小学校をリノベーションしたのがよく分かる、新しいけど「なんか懐かしい」雰囲気に包まれていたのが印象的でした。

各部屋ではワークショップが実施されていて、ロボット&プログラミング教室や実験教室、アクリルキーホルダーづくりなどが開催されていました。それぞれが理科室みたいになっていて、外から見ただけですが「おお、学校!」ってちょっと感動しましたね。次男くん(中1)と長男くん(中3)が「ビスマス結晶工房」というワークショップに食いついていましたが、そもそもビスマスって何なのよ!?と思った私でした。安定元素のことみたいです。知らねえし!!

カフェも併設されていて、オープン前には行列ができていました。遠目にチラッと見ただけですが、もしかして家庭科室のあった部屋なのかな。そういう活用方法があるんだなあって感心してしまいました。

ちなみに、こういう閉校や廃校した施設の再活用は、文部科学省で推進されているようです。私の住むあたりは子どもが多いのであまり見かけないけど、おそらくこういう廃校などを活用する動きは全国で進んでいるんじゃないかなと思います。

ポイント②|「ふろく」の楽しさを体感できる!

「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」は、実際のふろく(をもとに作られた展示)を実際に体験でき、その楽しさを実感できます。難しいことは分からなくても、触ってみると「おお!」「なるほど!」となる展示がたくさんあって、夫や子どもたちと一緒になってキャッキャ言いながら遊びました。

鏡のふろくの紹介
鏡の反射によって、右奥にあるものが正面に移っている
上から見たところ。
奥にある赤いキューブの右に対象物がある
向かい合う鏡の角度が狭いと
たくさんの私が鏡に映り込むという恐怖体験
風速を測れる付録を次男くんが体験中
電子楽器テルミンに興味津々の次男くん
鉱石を必死に探す長男くん
「懐かしい!」と砂鉄を磁石で動かして遊ぶ夫(私も遊んだけど)
磁石でボールを動かして取り出そうと頑張る次男くん

ポイント③|「ふろく」の変遷と学年ごとの違いを知れる!

実際に体験できるのは特に子どもたちに人気ですが、大人には「ふろく」がズラッと並んだ展示もまた面白いものではないかと思います。今回の『科学と学習』は小学1年~6年が対象なので、各学年ごとのふろくが固まって展示されていて、学年ごとの違いを確認できます。

1年生のふろくの変遷
てんとうむしが可愛い
2年生のふろくの変遷
5年生の実験セット
夫が「こういうの欲しかった!」と言っていた
一輪車ガイコツくん!?

低学年ほど遊び要素が強く、高学年になるにつれ実験や料理など、より生活に近いレベルの付録が多いというのが印象的でした。自分の生活や身近なところに実在する科学の存在を知り、楽しいと感じることが、その先の未来に興味を最大化する大きなきっかけになるんだなあと感じました。

ポイント④|「ふろく」から時代の進化を体感できる!

1年間の付録のどこかで必ず顕微鏡が付くようになっているそうなんですが、1974年のふろくでは20倍拡大顕微鏡なのに対し、1977年は50倍、1998年には150倍と、時代が進むにつれてその精度が向上しているのが見て取れるのは非常に興味深い点でした。

1974年、5年生のふろく
1977年、6年生のふろく
1998年、4年生のふろく

科学や技術の進化はこうやって見えないところで目覚ましく進んでいて、おそらく今は高額なものや高度なものも数年後には陳腐化してしまうのかもしれない。そんなことをふろく展で感じられるとは思えなかったので、非常に興味深い点でした。ちなみのこの話は、次項にあるスタッフさんが丁寧に解説してくださいました。感謝!

ポイント⑤|熱量の高いスタッフが解説してくれる!

入り口入ってすぐのところでいろいろと解説してくださったスタッフさんと、最近科学や量子力学、物理学などの興味があるという長男がやけに意気投合してしまい、ずいぶんと長い時間いろいろなお話をしてくださっていました。

光の屈折について解説していただく長男くんと次男くん

他のお客さんもいるのに、我が家がずっとスタッフさんを占有してしまう形で申し訳ないなと思いつつ、長男くんがあまりにも熱心に聞いていたもので、ご厚意(?)に甘えてかなり長い間いろいろとお話させていただいていました。

結局40分くらいずっと話していた

終わってから長男くんに「どうだったの?」と聞いてみたところ、「科学だけじゃなくてすごくいろんなことを知っていたので、すごくためになった。科学だけじゃなくて、もっといろんなことを勉強しなきゃダメだと思った」と言っていて、非常にいい刺激をいただけたなと思いました。

ちなみのこのスタッフさん、科学についてかなり詳しいとのことで、てっきり編集部の方とかなのかしらと思ってお聞きしてみたら、全然違うとのこと。いやはや、世の中には博識な方がいるもんだなあと驚きながら帰路についた我が家でした。

【おまけ:高円寺散策】本当にあるのね高円寺

IMAGINUSは高円寺にあるということで、せっかくなので高円寺駅付近を散策しようということになりました。高円寺って言ったら、我が家では教育テレビ0655でやっていた「さらば、高円寺」がすぐに浮かぶわけで。

一言で説明すると、「高円寺駅でフラれて駅前をふらりと歩いたら、本当に高円寺っていうお寺があったのねとびっくりしたよ」という歌です。マジでそれだけの歌ですが。

それならばと、本当にあるのね高円寺を体験しに行きました。駅から徒歩6分、高円寺にある高円寺は、弘治元年(1555)に開山した曹洞宗のお寺で、徳川3代将軍家光が遠乗り・鷹狩りなどの折に茶室で休息したと伝えられているんだとか。本尊は観音菩薩像で、室町期に作られたと伝えられる阿弥陀如来坐像も安置されているそうです。(参考:高円寺|猫の足あと

我が家の子どもたちはなぜか
写真を撮っていると自ら写りに来てくれます
高円寺の山門
整備された石畳と緑のコントラストが綺麗でした
賽銭箱などは置いていない
「手を合わせて合掌」と書いてあるので
とりあえず合掌しておきました

これで今度から高円寺と聞いたら、「高円寺にある高円寺に行ったことがあるよ!」とドヤ顔できます。えっへん!

【おまけ:高円寺散策】日本唯一!気象神社

高円寺にある高円寺について調べていたら、たまたま近くに日本で唯一の気象神社っていうのがあることを知りました。氷川神社のなかにある小さな神社です。

氷川神社・気象神社の前にて

気象神社は、1944年(昭和19年)4月、大日本帝国陸軍の陸軍気象部(杉並区馬橋地区)の構内に造営されました。軍にとって気象条件は戦略、作戦を講じるのに大事な要素であったため、科学的根拠に基づいた予報がされていましたが、予報的中を祈願するなど、気象観測員の心のよりどころとされていたそうです。
その後、戦後の神道指令で撤去されるはずの気象神社でしたが、調査漏れにより残存。先々代宮司の山本実が受入を決断して、高円寺氷川神社に遷座されることになりました。
遷宮55周年記念として2003年(平成15年)6月に、社殿老朽化に伴い再建され、現在に至っています。

引用:気象神社|高円寺氷川神社

戦争と天気ってなかなか頭の中でイメージが結びつかないけど、確かに台風が近づいているとか大雨の中での戦争なんて避けたいだろうし、そういうの実はとても大事だよなと思いました。天気予測って軍事面でも大事だったんですね。戦後はまさかの調査漏れによって撤去を免れ、今の場所に遷座されたとのことで、なかなか稀有な運命をたどった神社なんだということが分かります。

全国唯一、を強調したいんだなあという看板
なんと鳥居の前に電光掲示板があって
お天気情報が確認できます
小さいけど可愛い花手水

氷川神社と気象神社は別々なので、お賽銭を入れるのも別々。まずはメインの氷川神社でお祈りをしてから、気象神社へ行こうとすると、猫のモニュメントがありました。

こちらは2017年末に亡くなった野良の三毛猫「ミケさん」だそうで、立て看板によると、長きにわたってこの神社を見守ってくれたことを感謝して2023年に建てられた像だということです。近隣住民に愛されたにゃんこだったんですね。きっと今も遠くからこの地を見守ってくれているのでしょう。

ミケさんの像
気象神社の鳥居

気象神社に入ってすぐのところに掛けられた絵馬は、下駄の形をしています。「あ~した天気にな~あれ♪」ってことですかね、非常にユニークです。てるてるぼうずもちらほらありました。

掛けてある祈願を見てみたら、「結婚式の〇月〇日が晴れますように!」と書かれていて、なるほどなーって感じでした。自分たちの結婚式の時って天気なんてほとんど気にしなかったけど、確かに雨だったら写真撮影一つとっても大違いですもんね。一生に一度のハレの日が晴れますようにという、切なる願いだなって思いました。果たしてみんなの願いは届いたのでしょうか。

びっしりと掛けられた「晴れ」への願い

ちなみに神社の公式HPには、以下のような注意書きがありました。

よくお問い合わせを戴いておりますが、「脱雨男」「脱雨女」などのご祈祷はございません。気象神社に参拝されて、下駄絵馬を奉納したり、お守りを大切にお持ちください。その結果、雨男や雨女を脱したという感謝の声が届いております。

引用:気象神社|高円寺氷川神社

書いてある通り、雨男や雨女じゃなくなるご祈祷はやっていないそうですよ。全国でお悩みの雨男・雨女の皆さん、くれぐれもご注意を。

境内に「気象観測中」とあり
さすが気象神社!って感動しました

御朱印をいただいてから、気象神社のてるてるみくじをひきました。結果は赤、「必勝」だそうです。長男くん中3、これから受験という戦いに挑むわけで、幸先がいいですな!

てるてるみくじ、かわいい。
帰ってから顔を書きました

結び|夏休みの自由研究にもピッタリ!「ふろく」の楽しさを体感しにいこう

家族で体験した「百聞は実験にしかず!学研『科学と学習』ふろく展」は、実際のふろくを見て触って体験して、科学って、実験って楽しい!ということを実感できる企画展でした。「夏休みの自由研究、なにをしようかな?」って悩んでいるなら、さまざまなアイデアやインスピレーションを貰えるんじゃないかなって思います。我が子たちも今年の夏休みの宿題で自由研究があるそうですが、いい刺激になったんじゃないかな。会場は駅からも近くアクセスも良いので、近くに出かける予定があるという人は足を運んでみてはいかがでしょうか。

満足しきっているワタクシ

あと高円寺駅付近の散策も非常に有意義でした。今住んでいる横浜もそうだけど、都内もまだまだ知らないところが多いので、じっくりと歩いてその土地の魅力を体感する機会を、これからもどんどん作っていきたいと思いました。

さて皆さま、悲しいことに三連休も終わりを迎えようとしています。連休明けの仕事は身体になかなか堪えますが、まあ無理せずに省エネモードで踏ん張って乗り切りましょう。私も週明けは納期地獄だ頑張るぞ!!

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