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ミャンマーを楽しむ-写真展「日常のミャンマー2」(中野)-
3/26(土)まで東京・中野のギャラリー冬青で開催されている、写真家・亀山仁さんの写真展に行ってきました。亀山さんとは、かつてミャンマー語教室でご一緒したり、ミャンマーの地方ですれ違ったり、いろいろとご縁があります。
とはいえ、以前は話をする機会は多くなかったのですが、クーデター後に精力的に写真展をされている中で、写真を観に行ってお話を伺ったり、チャリティカレーイベントをお手伝いいただいたりと、
移民と日本と辺境チャンネル。ウィシュマさんの一周忌に寄せて。
昨日の辺境チャンネルで、高野秀行さんが、最後にミャンマーの現状を総括し、ミャンマーのためにできることを提案という流れのなかで、こうおっしゃった。
ミャンマーに関心を持ち続けようという結論を予想していたところ、移民受け入れと共存へ結論がもっていかれたことに、驚いた。ただ、内容そのものは、非常にもっともであると感じた。
特に、最近参加したセミナーや見聞きした移民関連のプロジェクトにリンクする部分が
寄付をすること。時間と空間を超えた恩返し。他者と共存すること。
いまウクライナ情勢が緊迫し、日本で多額の募金が集まっている。著名人による寄付の公表も相次ぎ、ウクライナ大使館には楽天社長からの10億円を含む20億円が、楽天募金には3億円があつまっているという。
日本の寄付市場を把握できていないが、体感としては東日本大震災以来の盛り上がりではないだろうか。
クーデターから1年。ミャンマー人によるクラファン
そして、私は今日はこちらに寄付をした。
#READ
女性初のミャンマー国軍からの離脱兵のメッセージ
2/1クーデター後、総勢40万人といわれるミャンマー国軍から1500名以上の兵士が脱走し、市民側についたと言われている。
全体数からみると、まだ規模は小さいが、ここ数日で数十名単位の離脱兵が出るなど、その勢いは加速している。
そして、今日は女性初の離脱兵が出たということで、離脱兵を支援するグループのFacebookページ「People's Soldiers」にインタビューの手書き画像が掲載され
ミャンマー国軍は、政治勢力か犯罪者か、それとも毒親か…。
2/1クーデター後、何度か勉強会やセミナーでお話させていただく機会があり、ミャンマー国軍を毒親に、スーチー氏を親にたとえ、親離れが市民の抵抗の根底にある、という説明をしてきた。
こちらの記事では、クーデター後の状況と、市民が自分たちで未来を描こうとしている様子を伝えている。
一方で、今回のクーデターは、国軍とスーチー氏の権力闘争の帰結であり、政治勢力同士のぶつかりあいであるとの解説も目にする。
偽の往診依頼で、ボランティア医師5名をミャンマー国軍が逮捕
昨日、ショッキングなニュースがミャンマーで報道された。
独立ニュースメディアMizzima(和訳:ミャンマー語の投稿を日本語で発信FBページより)によれば、ボランティアとして新型コロナの治療にあたっていた医師5名が国軍に逮捕されたというのだ。
偽の往診依頼で駆け付けたところを逮捕しかも、危篤状態で助けてほしいという国軍側の偽の電話があり、3名の医師が往診に訪れたところを逮捕。軍は、このボランテ
ミャンマーの友人から届いたメッセージ「死ぬ時くらい人間として認めて…」
ミャンマーで新型コロナの感染爆発が起き、毎日、友人や知人の家族、親戚が次々と亡くなっている…。
友人の一人からメッセージが届いた。できるだけ多くの人に伝えたいということで、ここで紹介したい。
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「死ぬ時くらい人間として認めて…」
今、ヤンゴンでは現地ボランティアたちによると1日のコロナ死者が1,000人越えといわれている。
2日前、私の叔母さんも移動中に急死した。死体はどこでどのように
ミャンマーへ寄付する方法 -7/16更新
いまミャンマーで、民間の支援活動、特に海外からの支援は軍による取り締まりの対象となっており、支援する人もされる人も、命の危険が伴う。
そのため、寄付先を公表せずに募金を集めるなど、信頼によって支援活動が成り立っている状況だ。
支援先の人々の姿を公にできない分、どこへ寄付をしたらいいのか判断するのは、本当に難しい。
そこで、この記事では、私が関わっている、もしくは面識のある方が関わっている寄付
なぜ、ミャンマー市民は抵抗を続けるのか
2/1の軍事クーデターから5ヵ月半が過ぎた。今日は、なぜ市民が長く抵抗を続けているのか、これまでの状況をもとに考えてみたい。
都市部での大規模デモと公務員ボイコットクーデターの理由として、国軍は昨年11月の総選挙に不正があったと主張。国軍総司令官が全権掌握したまま、今日に至る。
市民は、自分たちの投票を尊重してほしい、昨年の選挙で選ばれた政権に戻してほしいと主張し、平和的なデモ、教員や医療従事
ミャンマーの医療崩壊
昨日の記事で、クーデター&コロナ禍のミャンマーで、もともと脆弱な医療体制が、崩壊といえる状況に陥っていることを書いた。
医療が立ち行かなくなっている原因のひとつは、クーデター後の抗議活動の一環で、公立病院の医療従事者がボイコットしたこと、その後に軍が、医療従事者を拘束・銃撃していることだと言われている。
今日は、もうすこし具体的な状況について、現地からの情報を交え、考えてみたい。
ボイコット
ミャンマー市民のコロナとの戦い
いま、ミャンマーでは新型コロナ感染が急拡大している。
友人の親戚一家のうち4名が亡くなった、数日前に話したばかりの近所の顔見知りが亡くなったなど、身近なところからの訃報も相次いでいる。
軍の保健当局により、1日あたりの新規感染者5000名以上と発表されたが、検査を受けられない人も多くいるとみられ、実態はわからない。
この記事では、SNS等で公開されている情報から、市民が新型コロナと、どう闘っ
ブックレビュー3冊:『ミャンマー政変』(北川成史)、『ミャンマー危機』(永杉豊)、『ミャンマー権力闘争』(藤川大樹、大橋洋一郎)
週末、立て続けに3冊読んだ。比較しながら感想を書いてみたい。
『ミャンマー政変―クーデターの深層を探る』東京新聞・中日新聞のバンコク特派員・支局長を務めた北川成史氏が、2/1クーデターへのカウントダウンともいえる数年間を丹念に取材したもの。
とかく、スーチーVS国軍の構図、あるいはロヒンギャの人権侵害のみに光があてられがちなミャンマー情勢を、非常に包括的、かつ足で稼いで、具体的に描いている。