Kohata Atsushi

Seventeenth and Eighteenth-century philosop…

Kohata Atsushi

Seventeenth and Eighteenth-century philosophy, and on the intellectual history of the period more generally (esp. Hume and Reid)

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出版社に入って3年半

#会社員でよかったこと 30代中盤まで大学院生をずっとやってきて そのまま教授職でも目指すもんだと思ってたのに 突如、目覚めたかのように就活をし 苦労した末、見事出版…

Kohata Atsushi
2か月前
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3月は不本意ながらお休みになりそうです。

3月ですが1月、2月とずっと不調のため やる気は出ていたのですが体調が追いつかず 色々お休みすることになりそうです。 こういうときは仕事も研究も気にせず サウナに…

Kohata Atsushi
2か月前
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2024年はもっと休みたい

2024年ももう2ヶ月が終わり 学年歴的に2023年度ももう1ヶ月で終わり 今年ですが、去年休みたいと言いながら 査読論文を一本通してしまうぐらいがんばってしまったので 202…

Kohata Atsushi
2か月前
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哲学の向かう先〜天か地か〜

哲学の先駆者といえば 古代ギリシアのソクラテス、プラトン、アリストテレスが代表的ですが、プラトン、アリストテレスの思想は対極的にあることは有名です。 アテナイの…

Kohata Atsushi
3か月前

2024年のあつしさん

2024年になりました。 今年もよろしくお願いします(喪中のためご挨拶は略) 去年は休むつもりでしたがお仕事で大忙しでしたね。 研究の方はそんなにはやってませんが、 …

Kohata Atsushi
3か月前

思いがけないクリスマスプレゼント

今日はいいことがありました。 思いもよらぬことがありました。 長い時間をかけて じっくりやってきたことが ようやく実った感じがして 報われた気がしました。 それだけ…

Kohata Atsushi
4か月前

2023年は休んだ

2023年ももう50日切ったというところで これまでnoteに何も書き記すことはなかったですが 駆け抜けるような一年だったかというと 所々忙しくもあり暇だったりと緩急の激し…

Kohata Atsushi
5か月前
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2023年はなるべく休みたい

休みたいわけですよ。 2015年から博士課程に進学し、 2021年に無事博士号を取得したわけですが、 その前に2020年に就職してしまって、仕事を続けつつ 博士修了した後2022年…

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2022年を振り返る

はじめに 2022年はひたすら発表する、公に出るということを心がけた一年のような気がしますね。 研究動向はResearchmapをご覧いただければ分かりますが、 トマス・リード…

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悪の問題に取り組む

神は善なのだとしたら 悪はどこから来たのか 悪が現実にあるのだったら その原因は神にまで辿らなければならない 神は善なのだから 悪に見えるものは実は悪ではないとい…

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哲学者の伝記が好き〜Biographilia〜

僕は思想家の研究をやっている研究者が書く伝記が好きだ。 ある思想家を研究するとき、大抵の人は哲学なら哲学、政治なら政治など、自分の専門とする分野を切り口にして扱…

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有神論と無神論のはざまで(読書感想文@小並感)

博論も完成稿を提出し終えたところでしばらく休みなはれと大学院事務の方に言われたので好きな勉強をしようと、毎朝の通勤ラッシュで読む本は何にしようかと思って、そうい…

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何かのメモ

デカルト Des Cartes カドワース Cudworth クラーク Clarke アバネーシ Abernethy プライス Price ヴォルフ Wolf ヒューム Hume

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10代で読むと良さげな哲学・思想書

思想をしそうになる書物10選 ※岩波文庫(青)で読めるやつ限定です 1. プラトン『メノン』 2. セネカ『生の短さについて』 3. 聖トマス『形而上学叙説ー有と本質につ…

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出版社に入って3年半

出版社に入って3年半

#会社員でよかったこと

30代中盤まで大学院生をずっとやってきて
そのまま教授職でも目指すもんだと思ってたのに
突如、目覚めたかのように就活をし
苦労した末、見事出版社の編集者として就職ができた。

最初は単純作業のようなものばかりで
これが編集作業の基本になるのだが
割と自分でも社会人楽にできるんじゃないかと思っていた。

しかし、いざプロジェクトの責任ある仕事を任されたとき
プレッシャーと闘

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3月は不本意ながらお休みになりそうです。

3月は不本意ながらお休みになりそうです。

3月ですが1月、2月とずっと不調のため
やる気は出ていたのですが体調が追いつかず
色々お休みすることになりそうです。

こういうときは仕事も研究も気にせず
サウナに行ったり運動して汗流したりして
まずは身体の健康を整えることを優先した方が
良さそうです。

うまいもん食いにも行きたいですね。

2024年はもっと休みたい

2024年はもっと休みたい

2024年ももう2ヶ月が終わり
学年歴的に2023年度ももう1ヶ月で終わり

今年ですが、去年休みたいと言いながら
査読論文を一本通してしまうぐらいがんばってしまったので
2024年(度)はいっそう休みたいと思います。

今年の目標は東京都近辺のサウナを制覇したいと思います。
あと哲学の古典、特に難読書をどんどん読んでいきたいです。
古典でコテンパンにしてやんよ。

哲学の向かう先〜天か地か〜

哲学の向かう先〜天か地か〜

哲学の先駆者といえば
古代ギリシアのソクラテス、プラトン、アリストテレスが代表的ですが、プラトン、アリストテレスの思想は対極的にあることは有名です。

アテナイの学堂という有名な絵画では
プラトンが天を指差し、アリストテレスが地を指し示すというのがありますね。

二人の思想の対比について
カッシーラー『象徴・神話・文化』の中では、
ゲーテに下記のように語らせている。

プラトンとアリストテレスのこ

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2024年のあつしさん

2024年になりました。
今年もよろしくお願いします(喪中のためご挨拶は略)

去年は休むつもりでしたがお仕事で大忙しでしたね。

研究の方はそんなにはやってませんが、
ちょっとした成果が出そうなので予告しておきます。
多少はがんばりました。

今年は国際学会で発表する予定です。
滅多にない海外渡航をします。

研究テーマは相変わらずトマス・リードの自由意志論(行為論)です。
世界トップクラスの研

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思いがけないクリスマスプレゼント

今日はいいことがありました。
思いもよらぬことがありました。

長い時間をかけて
じっくりやってきたことが
ようやく実った感じがして
報われた気がしました。

それだけです。
何があったかは
今後のお楽しみです。

2023年は休んだ

2023年は休んだ

2023年ももう50日切ったというところで
これまでnoteに何も書き記すことはなかったですが
駆け抜けるような一年だったかというと
所々忙しくもあり暇だったりと緩急の激しい一年でした。

研究方面はというととりあえず査読論文を二つ出して
一本リジェクト、一本査読待ちみたいな状況なので、
まあまあアウトプットはしております。

今年は隔週ぐらいのペースでほとんど
温泉&サウナに行ってた気がします。

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2023年はなるべく休みたい

2023年はなるべく休みたい

休みたいわけですよ。
2015年から博士課程に進学し、
2021年に無事博士号を取得したわけですが、
その前に2020年に就職してしまって、仕事を続けつつ
博士修了した後2022年もなぜか学会、それも国際学会での発表をし、
さらに日本哲学会でも発表したため、
ノンストップで活動しているわけですよね。

今年ぐらいは休んでいいんじゃないかなと思いますので、
研究活動についてはサバティカルということで

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2022年を振り返る

2022年を振り返る

はじめに

2022年はひたすら発表する、公に出るということを心がけた一年のような気がしますね。
研究動向はResearchmapをご覧いただければ分かりますが、

トマス・リード研究

まず一つ目ですがリード研究ですね。
今年はひたすらに自由意志に着目する研究をしてました。
自由意志という概念や行為者因果説が現代にどう意義を持ちうるかについて考えております。
発表の場としては2022年3月、
I

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悪の問題に取り組む

神は善なのだとしたら
悪はどこから来たのか

悪が現実にあるのだったら
その原因は神にまで辿らなければならない

神は善なのだから
悪に見えるものは実は悪ではないという
世界は最善に創られている

じゃあ僕の身に降りかかるように見える理不尽なことも
すべて悪ではないと

飢餓で苦しむ人々や行き場のない難民も
皆悪を被っているわけではないと

僕はまだ納得ができないらしい

この問題は僕が初めて哲学

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哲学者の伝記が好き〜Biographilia〜

哲学者の伝記が好き〜Biographilia〜

僕は思想家の研究をやっている研究者が書く伝記が好きだ。

ある思想家を研究するとき、大抵の人は哲学なら哲学、政治なら政治など、自分の専門とする分野を切り口にして扱うことが多いが、その思想家に総合的に関心を持つ人ってどれぐらいいるのだろうかとは思う。

僕はその思想家を知るというとき、時代の制約の中でどういう人と交流したりとか、どういう環境の中で学んだりしたとかを知りたいと思ってしまうので、そういう

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有神論と無神論のはざまで(読書感想文@小並感)

博論も完成稿を提出し終えたところでしばらく休みなはれと大学院事務の方に言われたので好きな勉強をしようと、毎朝の通勤ラッシュで読む本は何にしようかと思って、そういえば先々月末に大きな仕事をやり遂げて記念に買っていた本を読むことにした。

そこでピックアップしたのが、昨年末翻訳が出たジャンニ・パガニーニさんの『懐疑主義と信仰:ボダンからヒュームまで』ですね。

特に最近、ヒューム、ベールの比較に関心を

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何かのメモ

デカルト Des Cartes

カドワース Cudworth

クラーク Clarke

アバネーシ Abernethy

プライス Price

ヴォルフ Wolf

ヒューム Hume

10代で読むと良さげな哲学・思想書

思想をしそうになる書物10選 ※岩波文庫(青)で読めるやつ限定です

1. プラトン『メノン』

2. セネカ『生の短さについて』

3. 聖トマス『形而上学叙説ー有と本質についてー』

4. デカルト 『精神指導の規則』

5. スピノザ 『知性改善論』

6. ライプニッツ 『モナドロジー』

7. ヒューム『自然宗教をめぐる対話』

8. ルソー『学問芸術論』

9. カント『道徳形而上学原

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