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作家生活

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小説家としての話題。
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舞台『咎人の刻印〜レミニセンス〜』を終えて

舞台『咎人の刻印〜レミニセンス〜』を終えて

舞台『咎人の刻印』第二弾は、1/28の大千穐楽を以って閉幕となった。
完全オリジナルストーリーでオリジナルキャラクター満載で……というのは初だったため、何が飛び出すかわからない感があったのだが、蓋を開けてみれば、とてもいいエンターテインメントになっていた。
『咎人の刻印』のテーマを、脚本・演出家さん(中島庸介さん)なりに上手く落とし込んでくださっていて、メディアミックスとしての広がりを肌で感じられ

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舞台『咎人の刻印〜レミニセンス〜』開幕!

舞台『咎人の刻印〜レミニセンス〜』開幕!

舞台『咎人の刻印』第二弾がついに開幕となった。
自分は関係者としてゲネプロを観劇したのだが、単刀直入に言うと「良かった」。

今回のシナリオは舞台の完全オリジナル。
オリキャラも多く、女性陣も増え、どうなるんだろうと思っていたのだが、実にうまく調和していてよかった。
オリキャラが原作キャラとわちゃわちゃしてるのは最高に可愛かったし、殺陣もパワーアップしてるし、ヒールの主張がストレートでわかりやすく

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湾岸エリア初日の出チャレンジ!

湾岸エリア初日の出チャレンジ!

新年あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い致します!!

君たちはどこで初日の出を見るのかさて、新年の挨拶も済んだところで本題に入ろう。
私は冬の太陽ガチ恋勢で、いつしか初日の出を見なければ新年を迎えた気になれない身体になっていた。
ブクロのタワマンに住んでいた頃は、東向き35階なので自宅から見える上に、マンション主催の初日の出ビューイベントがあり、マンションの最上階(のちにビュー

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輝けよパソコン、と小説家は言った。

輝けよパソコン、と小説家は言った。

そうだ、パソコン光らせよう。ワークデスクが暗いな、と思った。
パソコンに入力する作業は問題ないのだが、紙に出力されたものを見るにはやや光量が足りない。
だが、天井の照明をつけるほどでもない。
目の前に虹色に光るキーボードがあるが、当然、光量が足りない。

旧居は吸血鬼が即死するレベルで直射日光が入る場所にワークデスクを置いていたので光量が充分だったのだが、新居は直射日光が入らず、ぼんやりと明るくぼ

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筋肉をつけたら家を買っていた②

筋肉をつけたら家を買っていた②

家賃の高い部屋。実は、我が家は『家賃の高い部屋』だ(2023年10月初旬現在)。
六年くらい前に入居してから自分の事情も変わってきたため、身の丈に合わなくなってきたのである。
そこで、2022年末に新しい物件を探していた。
内見RTAというレベルで一日に複数の物件を漁ったのだが、現在は家賃相場が高くなっているため、ワンランク下げてもそんなに家賃が変わらないという事情を知った。

中には、ゾゾゾポイ

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筋肉をつけたら家を買っていた①

筋肉をつけたら家を買っていた①

筋肉をつけたら家を買っていた。
何を言っているのかわからないと思うが、私も何があったのかよくわかっていない。
わかっていることは二つ。
筋肉がついたことと、持ち家を得たことだ。

運動不足野郎はどう生きるか。時を戻そう。
2023年5月下旬。私はいきなり、「ダンスでダイエットをしよう」と閃いた。
年齢相応に身体の油断が顕著になってきたし、体力も落ちてきたし動きも鈍くなってきた。
自分が猛烈にカッコ

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節目と知見

節目と知見

先日、誕生日を迎えた。
今回は特別な誕生日だった。なにせ、もうどう贔屓目に見ても「若手」とか言えない年齢になってしまったのだ。
人生においてはベテラン期に差し掛かり、それなりの振る舞いが求められる。何もしていないと体重が増える一方にもなった。
だから私は、五月下旬からエクササイズを始めている。体力は増えたが体重の変化は無い。理由は、エクササイズ後のアイスが美味しすぎるからだ。

いつもはのんびりと

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YouTubeの心霊動画がすごい!

YouTubeの心霊動画がすごい!

2023年の夏がそろそろやってくる。
夏と言えば、海と山と怪談と怪談と怪談だ。
未知なるものが好きな私は、年がら年中怪談モノを覗いているので、もはや、常夏と言っても過言ではない(過言です)

新バディの片割れは心霊Youtuber!さて、久々の文芸単行本『戸張と御子柴 孤島の夜の黄泉還り』が6/16に発売となる。
角川ホラー文庫さんで怖くないほっこりホラーでデビューしてしまった作家、怖めのものを書

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行き詰まったらゲームをやろう。

行き詰まったらゲームをやろう。

ただゲームをしているわけではない「小説が書けない日は仕事をやめてゲームをする」
そんな旨を同業者の朱野帰子さんに伝えた。
どうやらそれが、当時大変ご苦労をされていた朱野さんが休むきっかけになったらしく、本当に良かったと心底思う。(「急な「売れ」に備える作家のためのサバイバル読本」参照)

私は締め切り絶対に守るマンなので、物理的に書けなくなった時以外は何が何でも原稿を埋めて締め切りを守るという方針

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画像生成AIに自画像(?)を描いてもらう。

画像生成AIに自画像(?)を描いてもらう。

「Bing Image Creator」が日本語対応になったと聞き、久々に画像生成AIを弄ってみた。
無料で生成が可能だし、提供元がMicrosoft社だからという理由で、気軽に色々と試せると思ったのである。
というか、単純にAIと遊びたかったというのが本音だ。

今回は、Twitterでアイコンをイルカにしていたというのもあり、自画像的(むしろアバター)なイルカの画像を生成してもらうことにした。

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ダークヒーロー系女子が無双する話を書きたい!

ダークヒーロー系女子が無双する話を書きたい!

「小説家になろう」さんで連載を開始した。
業界的に100周遅れくらいだと思うが、温かく見守ってやって頂けると幸いである。

面白かったらでいいので、ブックマークや各話の評価、ご感想などを頂けると大変励みになる次第だ。
ブックマークや評価はポイントとして加算され、ポイントが高いと多くの人に読んでもらえる機会が増えるらしい。
ご感想は単純に私が嬉しい。フィードバックはプロテインに勝る。

「最弱聖女で

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舞台『咎人の刻印~ブラッドレッド・コンチェルト~』を終えて

舞台『咎人の刻印~ブラッドレッド・コンチェルト~』を終えて

誰一人欠けることがなかった現場。
一回も中止にならずに駆け抜けた千秋楽。
カーテンコールで万雷の拍手とスタンディングオベーション。
そして、主演お二人の涙。

関係者席にいた私はその時、全く泣かなかった。
いや、それどころではなかった。
胸に渦巻いていた重苦しい感情から解き放たれたような気がして晴れ晴れとした気分だった。
千秋楽後、担当氏と打ち合わせをしている時にふと理解したのだが、あの時私は、『

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小説家、人生初めて人様のサイン会に行く。

小説家、人生初めて人様のサイン会に行く。

有り難いご縁によって過去数回にわたってサイン会を開いて頂いた小説家だが、実は人様のサイン会に行ったことがなかった。何なら、書店員をしていた時も、サイン会のイベント運営スタッフになるのを避けていた。
後者はめちゃくちゃ大変だということを知っていたのでさておき、どうして人様のサイン会に行ったことがなかったのか。
理由は、「自分が好きな方がサイン会をしない」か「本人とコンテンツを切り離して考えたい」か、

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作家生活9年目をどう生きるか。

作家生活9年目をどう生きるか。

マルチな働き方をする。昨今、読書を取り巻く環境に顕著な変化が見られているため、仕事の仕方も時代の流れに合わせたいと思い、一昨年後半ぐらいから動き始めていた。
作家の在り方、読者さまのスタイル、コンテンツの提供の仕方、いずれも多様化が進む中、自身もまた多様な働き方をしたいと考えている。

というか、元々私は、物語を紡ぐことさえ出来れば割と手段は問わないタイプだ。
幼少期には漫画家を夢見たこともある。

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