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25歳の私の現在地。
24歳になるまでに、と必死に言葉を綴ってから、もう1年以上経つ。あのときの我武者羅な熱量と、張り詰めるほどの繊細さはどこに行ったのか。1年経って今、わたしはとても穏やかに、のんびりと海を眺めている。ぼけーっとしちゃって、宙に浮いている感じ。かつて、もうこれ以上ないというほど壮大に、自分の人生というものを刻んだつもりでいたのに、あんなの遠い昔でちっぽけなことに思えてしまう。きっと、刺激的な瞬間も、愛
もっとみる欲しいものが手に入った途端、どうしようもなく苦しくなった。
人は欲深い生き物だ。あれが欲しい、こうなったらいいな、と欲が止まらない。物欲は全然ない私だけど、何かを望み、求めることは、きっと止められない。こないだも、帰り道に「コンビニまで行くのちょっと遠いなあ」と呟いたら、愛梨さんが呆れていた。たしかに。つい2年前まで、毎日往復5時間の通学をしてたのに、新宿のど真ん中に住んでいて、まだ利便性を望むなんて、愚かで強欲だね、と2人で笑って帰った。
だけど、自分
小6男子との1ヶ月半の共同生活を経て
今日は、珍しくおうちに一人。家のなかの至る所に、私以外の暮らしの痕跡が散りばめられていて、まるでおうちが生きているみたい。ここに、彼・彼女たちが確かにいたんだって、嬉しくも、切なくもなる。
8月になり、1ヶ月半ここで暮らしていた小学生の男の子が自宅に帰っていった。彼は、ある日突然、たった一人でここに来た。
朝ご飯をつくって、学校まで送り出して、夕方になるとお迎えをして。夜ご飯の準備をして、一緒
私の23年間の人生と、We are Buddies が交わるまで。
人生の転機。それは突然現れる。対峙の仕方は人それぞれだけど、私の場合は「波に乗る」という感覚。ぐるぐる悩んで迷った日々の延長線上に、急に光が飛び込んでくる。そこからは息つく間もないほど一瞬。気が付けば、迷いも思考も感情も全部どこかへ吹き飛び、ただ身体感覚のみを信じて飛び乗っている。
最近は、大波が続いている。もうこの景色しか見えないと思っていても、日々は更新されていく。感情も経験も全部、生モノだ