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LONO(記憶の記録)2ページ目
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記事一覧

SNSとの距離感、画面の先にいる人

SNSとの距離感、画面の先にいる人

ネット社会では、毎日のようにどこかしらで炎上が起きている。

「明日は我が身かも」と思うと怖くなって、一時期は自分の意見を発せなくなってしまったこともある。誰も傷つかないことなんてないのでは…と思いはじめたら止まらなくなって、書いては消し、書いては消しを続けていた。

わたしの意見が意図せずどこかで誰かを傷つけてしまっていることがあるかもしれない。でも、意見に対しての違いを主張するのではなく、名前

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ぬくもりと明るい未来

ぬくもりと明るい未来

右から左へスワイプして、通知をひとつずつ減らしていく。機械的な連絡を消し、心のこもった連絡だけを残す。大切にしているからこそ適当な返事はしたくないし、だからなんだかいつも迷う。

外出自粛がはじまり4週間が経った。宣言が出されてから、彼とスーパーの店員さん以外とは直接話していない。

わたしやわたしの周りにいる人たちは、ステイホームを徹底しているようだから、それでも日に日に増えていく感染者数がほん

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失う「痛み」をはじめて知った

失う「痛み」をはじめて知った

「もっと一緒にいたい」「花嫁姿を見てほしい」「いつかひ孫を抱いてほしい」。そう願っていたけど、わたしの願いは叶わなかった。



実家の母からの突然の呼び出しに急いで帰省して、祖母の病室で書き上げたnote。公開するかどうか迷っていた矢先に、大好きなおばあちゃんは天国へ行ってしまった。

朝一番の便に飛び乗って帰った。祖母が旅立つ前にギリギリ間に合った。でも、意識が混濁してきていた祖母とは、ちゃ

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執筆記事まとめ

執筆記事まとめ

2016年から「書くこと」を仕事にしています。素敵なご縁があり、いろいろな記事を書かせていただいています。

自分の記録のためにも、記名記事の執筆実績をまとめてみました。これから随時更新していきます。(2020年4月最終更新)

お仕事のお問い合わせもお待ちしております!

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▼マイナビウーマンさま #コスメジェニック #インタビュー

コスメ連載からはじまり、最近ではエンタメ系のイン

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無意識に傷つけていること

わたしには「SNSを遡りたくなる」癖がある。たまにその癖がむくむくと出てきて、時間も忘れてただぼーっと自分のSNSを遡ってしまうのだ。

さっきまでも久しぶりにその癖が発動して、自分の個人アカウント(確か大学1年生の時に作ったもの)を見返していた。

「あの頃はこんなことを考えていたんだな」「あんなことがあったな」「この頃は○○にハマっていたんだな」なんて懐かしい気持ちが押し寄せてきて、なんだか昔

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3月が終わる

3月が終わる

1月にフリーライターになってから3ヶ月。濃密な3ヶ月でした。テンポを崩して上手にお仕事が進まなかったり、体調を崩してしまったり、いろいろなことがあったけど、その分すてきな出会いがあり、嬉しいお仕事が舞い込み、今のところしあわせに過ごせています。ありがたや。

昨日のよる、恋人と駅から家まで歩きながらふと「しあわせって何なんだろう……」と呟いたら「こうやって自分の好きな形で働けるようになっていること

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どこか遠くのもののように

どこか遠くのもののように

数週間前に引っ越しをした。家を引き払うまでも、引き払ってからも時間があっという間に過ぎて、ついこの間まで住んでいたはずの家のことも曖昧になってきて、記憶ってなんて儚いんだと落胆しているところ。

学生時代に住んでいた部屋の記憶はより曖昧で、あんなに友人や恋人とたのしく過ごしていたのになあと寂しくなる。

こうやって思い出はどんどん過去のものになり、現在は驚くほどはやく過ぎ去り、ずいぶん先の未来だと

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意識的に休むこと

意識的に休むこと

ここのところ、慢性的な不調が続いていた。だからと言って理由が見当たらず、ずっともやっとした気持ちを抱えていた。「早く病院に行きなさいよ」とはその通りだが、いくほど辛い症状もなく、結局病院へ足を運ぶまでに1ヶ月弱かかってしまった。

結果として、どこかに問題があったわけではなく、ホルモンバランスの崩れだったようだ。ホルモンバランスの崩れもれっきとした問題だよ、と言われたらそうなのだけど。

だけど、

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手のひらから溢れる

手のひらから溢れる

楽しいときには、この瞬間は一生忘れるものかと思うのに
思い出は手のひらからぽろぽろと零れていく

思い出と化した記憶はいつだって曖昧で
あれほど心に刻んだはずなのに
思い出せなくてもどかしい

悲しいことは都合よく忘れて
楽しかったことも もしかすると歪んだ記憶かもしれなくて
でもほんとうのことは誰もわからない
自分でさえもわからない

その瞬間の事実はその瞬間のものでしかなくて
記憶を辿っても事

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自分がいいと思ったものを信じること

自分がいいと思ったものを信じること

最所さんのnoteを読んで、もっと自分と向き合おうと感じた。

(下書きに溜めていたので少し時差のある投稿になってしまった。)

やっぱりどこかで「評価されるものを書かなければ」と思ってしまうし、「認められたい」という気持ちが前面に出てきてしまうことがある。

でも、表現には正解はないはず。だから、自分が良いと思ったものを、良いと思った形で発信していきたい。

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心地よく生きていくための秘

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好き、は変化する

好き、は変化する

好きという気持ちは、良くも悪くも変化すると思う。だから、その変化を受け止めるべきだし、そこにしがみつくのも違う気がする。

今、好きな人から好きだと言ってもらえることも、好きな人がいる事実も、好きなことを仕事にできていることも、全部ぜんぶ奇跡。

そう思うとちっぽけなことで悩んでる暇もない、はずなのに。

どうしても「◯◯だったらどうしよう」と先を案じて悩んでしまう癖が抜けない。昔から起こってもい

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アナログ人間

アナログ人間

去年の秋、こんな記事を書いていた。

ずっとアナログで管理していたものをデジタル化してみたのだけど、やっぱりわたしはアナログの方がしっくりくるなと感じた。

というか、機種変更のタイミングで自らTo do listアプリを消し、紙ベースに戻していた。

ライティングのお仕事はすべてデジタルだからこそ、自分の予定や仕事のタスクは紙ベースで管理したい。

お気に入りのペンでお気に入りのスケジュール

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まるでフィクションのような出来事

まるでフィクションのような出来事

「誰かにストーカーされているの」

そう言って彼女は怯えた目をこちらに向けた。

カフェで仕事をしていたわたしは突然のことに戸惑い、どうして良いかわからずにお店の人に相談した。

店員さんと2人、拙い英語で状況を理解しようとするも、パニックに陥っている彼女との意思疎通は思ったよりも難しい。

「アメリカに連絡する手段が欲しい。」

そういう彼女に、わたしのアドレスを貸した。

“助けて。できる限り

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大吉のウラ話

大吉のウラ話

初詣で引いた大吉のおみくじについての裏話をちょっとだけ。

***

わたしの地元に恋人と一緒に帰省をしていたので、母親と恋人と3人へ初詣へ。

去年のおみくじの結果が散々だったので(おみくじが理由かはわからないけど、去年は低空飛行な1年だった)あまり期待せずに引いたのだけど、今年の結果は見事3人とも大吉。

しかも、恋人とわたしの書いてあることが、奇跡的に完全に一致!

こんなことは今までに一度

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