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どこか遠くのもののように

数週間前に引っ越しをした。家を引き払うまでも、引き払ってからも時間があっという間に過ぎて、ついこの間まで住んでいたはずの家のことも曖昧になってきて、記憶ってなんて儚いんだと落胆しているところ。

学生時代に住んでいた部屋の記憶はより曖昧で、あんなに友人や恋人とたのしく過ごしていたのになあと寂しくなる。

こうやって思い出はどんどん過去のものになり、現在は驚くほどはやく過ぎ去り、ずいぶん先の未来だと思っていたことに近づいていく。

小学生の頃に見ていた20代のお姉さんはとってもオトナで、私がハタチになる頃にはすごくすごく成長しているのだろうと思っていたのに、そんな私ももう24に。想像していたオトナになんて、ちっともなれていない。

今は30代を謳歌しているお姉様方に憧れているし、自分がアラサーになればもう少し中身がオトナになっていると信じたいのだけど、どうなのかな。いくつになっても結局のところ変わらないのかな。

これほど儚いから、一瞬一瞬を大事にしようと思うのだろう。思い出を、記憶をこぼさないように、今日もわたしは自分の生きた証を記録していく。

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