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飲食経営ってこんなに楽しい!!

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飲食店が大好き、過去に日本で500店舗経営していました。 そんな経営者が語る飲食店のあれこれ。語ります! 写真は世界最古のレストラン。
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記事一覧

モノの売り方。

モノの売り方。

モノ消費、コト消費と言われて久しい。
「経験経済」が発刊されてからもう20年以上。

モノという商品を売るのか、コトという体験を売るのかの違いだ。
ディズニーランドや海外旅行のような体験価値事業であれば体験を売ると言っても簡単にイメージできる。

ホテル等、宿泊ビジネスも飲食ビジネスもままたしかりだ。
商品ではなく、体験を売る。
飲食で言えば、ラーメンや、天丼、その店の商品としての食物を売るのでは

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経営は子育て、店舗営業(販促)は恋活!

経営は子育て、店舗営業(販促)は恋活!

経営(戦略)は子育て

店舗展開は直営かFCかによって分かれる。

この成長戦略は経営者の好みとも言える。

直営展開は、

自分の子供を試験的に旅行、留学、居住させても戻ってくる子供のようなもの。

FC展開(里親さがし)

誰に育ててもらうか?どのエリアで、どの国で育ててもらうか?

帰ってこない子供ののようなもの。だから里親探し。

 

 

どちらかが良いかはわからない。

私は確実にF

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コロナ、そしてその後に。

コロナ、そしてその後に。

新型コロナが猛威を奮っている。

4月14日現在で世界の累計感染者数200万近く、死者は12万人だ。

私が生きてきた55年のなかで最大の人類のそして経済の危機と言っても過言ではない。
最大の危機はビジネス範疇からではなく、全く違う扉を破ってやってきた。

バブル崩壊、震災やリーマン、様々な社会や経済の節目を生きてきたが、今回のコロナはスケールがちがう。

今の世界経済への影響は序の口だ。
今回の

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One Night Love!?

One Night Love!?

街を歩いていると、ここまでやるか!というくらいの客引き、チラシ配り、キャッチ、

声を上げての集客合戦。小売店も飲食店も、我が店舗に是非と言わんばかりの集客合戦。

飲食業界に従事していた人間としては悲しい限りだ。

時給を支払いながら、チラシ配りさせての費用対効果は果たしてあるのか?

このような集客方法で集める施策は、One Night Love と同じ。

とりあえず、その場限りの売上を上げ

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人材採用で大事なこと!

人材採用で大事なこと!

最近人材採用の相談をよく受ける。

良い人材が欲しい、採用したいと。

でもどんな人材が御社にとって良い人材であり、優秀かと聞くと、返事が帰って来ない。

優秀な人材の定義づけは企業によって異なってしかるべき。

経営理念も違えば規範も違う。その定義が明確でないと採用の基軸がぶれる。

良く言われる。プライムリンクの社員のような人が良いですと。

創業者としてはありがたいけど。。。

実にその会社

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業態(企業)陳腐化の改革策

業態(企業)陳腐化の改革策

企業には寿命がある。

2〜3年前に隆盛を極めた企業がどんどん停滞している。
人の世の常。人は飽きるもの。
新しいものへと走っていく。

業態にも寿命があり、時とともに陳腐化して行くことは周知の事実。

それを延命させるために必死になって様々な施策を打って行くのだけれど年を経る毎にマイナーチェンジでは効かなくなる。
そして抜本的な業態変革が必要になるのだが、ここでみんなマイナーチェンジをやり続ける

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店で思うこと!

店で思うこと!

この25年間、関わってきたビジネスはフランチャイズビジネスか飲食業ビジネス。このどちらかだ。

日本かアジアか、その違いはあるけど。。
サービス業であれ、飲食業であれ、実際の店舗を構えることになる。
そこには社員、パートナー(アルバイト)が多く存在する。

最大の従業員数は「レストラン サンマルク」1店舗社員3〜4名に、雇用アルバイトは70名。

朝7時から夜の11時閉店まで、その前後の作業含める

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日本最大の輸出産業!!

日本最大の輸出産業!!

日本を出て、はや10年。

ちょうど父親が他界して2ヶ月後から海外事業をスタートした。
やりたいことをやるという意気込みで。
たぶん父が背中を押してくれたのだと思う。

30年近く日本で「フランチャイズ」と「飮食」に携わってきた。
そしてこの10年、海外を見てきた。

思うのは、まだまだ日本の食もフランチャイズも伸びる要素があるということ。

世界にある日本食店舗は、ここ数年加速度的に伸びている。

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全店黒字の危うさ!

全店黒字の危うさ!

果たして赤字店舗は悪か?

お店を展開していると赤字店舗が必ず出てくる。
それに対応する経営者の考えは様々。

瞬時に閉店する
期間を設けて閉店する
全体では黒字店舗が補ってくれているので危機感無くダラダラ経営する

さまざま。

私の考えはこうだ。

優秀な店長こそ赤字店舗に配属する
しっかりした予算を付けて、様々な企画、チャレンジをおこなう。
黒字化で最大の賛辞と報酬を与える。

なぜなら会社

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マネジメント職人になるな!

マネジメント職人になるな!

マネジメント職人

以前に手がけていたサンマルク。
創業者が初期の頃に「職人総上がり」という状況に陥ったことが理由で、職人いらずの飲食店を手がけるようになった。

職人総上がりとは、いい合わせたようにある日突然、キッチン社員が全員店に出てこなくなることだ。そしてそのまま退職する。

ここでいう職人とはなにか?
職人=クラフトマンシップのような 良い意味で使われることもあるが、ここでは悪い意味であえ

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顧客から選ばれる店

顧客から選ばれる店

その昔、焼肉牛角を400店舗近く経営してる時、O-157を出してしまい、お客様に大きな迷惑をかけた。

二つ家族に謝罪に行ったけど、あの時の患者の子供のお母さんの目を今も覚えてる。

命には問題なかったけど申し訳ない気持ちで一杯だ。

飲食の経営者は、自らの店舗が食中毒を出す可能性があることをどれだけ考えて常日頃、社員指導してるだろうか?

取引業社の肉に問題があったとはいえ、経営しているのは我が

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世界の日本食って!?

世界の日本食って!?

2013年、世界にある和食レストランは55,000店舗。
2,017年には118,000店舗になった。
(外務省調べ、農水省まとめ)

5年で倍増。

2013年当時は日本人経営率は5%程度。

昨年はもっと比率自体が下がっていると思う。

海外では、なんちゃって和食と言われる店舗もまだまだ多いが、ただ当時と大きく違うのはローカルの経営者が展開する和食店のクオリティーがすごく上がっているということ

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