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エッセイ・コラム・ショートショート等々

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ヘッダー画像は尊敬するナンシー関さんの著書です。
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#アニメ

【エッセイ】忘れえぬ上司

【エッセイ】忘れえぬ上司

底抜けに明るい上司がいた。
かつて派遣として働いていた会社に大柄で大食いで2リットルのペットボトルのミネラルウォーターを垂直にグイグイゴクゴクとラッパ飲みした後すぐに冗談を言ってガハハと重低音で大笑いする私より3つか4つ歳上の男性社員がいた。
その性格の明るさの底抜け具合は底なしだった。
私にはその上司が「少年アシベ」に出てくる体育教師の天堂先生と重なってみえていた。(以下天堂さんと呼ぶ)

学校

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【エッセイ】クールドジにはなれない

【エッセイ】クールドジにはなれない

You Tubeで「クールドジ男子」というアニメが期間限定で無料視聴公開されていたのでなんとなく観てみた。
いわゆる日常系でクスッと笑えるほのぼのしたアニメだった。
タイトルの通りドジなんだけどクールな男子4人のお話なのだが、暗黙の了解ということになるだろうがもちろん4人ともイケメンなのだ。
当たり前っちゃ当たり前か。
イケメンでなければ成立しないもの。

はじめは4人とも関わり合いもなく知らない

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オープニングはある意味本編

最近自分で作ったZINEを原作にアニメを作ったらどんな風になるのだろうと妄想しておりまして、オープニングだけそんな深いことも決めず考えずに作っちゃえ!と、静止画でこんな感じかなぁ程度のものを作ったわけなんですね。
まぁ、その後すぐに冷静になって一体私は何をしてるのだろう…と、虚しくなったわけです。

はい。私は血迷ってたわけです。

こんな血迷った危ない奴は極楽へいかせてもらいましょう…
と、いう

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【コラム】火曜日にもサザエさんがあったんだぜ

サザエさん

それは日本が日本であるための五文字(それは言い過ぎ)

サザエさんは終わらない。
終わらせない。
もし、終わる時が来るなら地球も終わる時だろう。

「笑っていいとも」も「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」も終わった。終わらないと思っていたものもいつか終わることを目の前に叩きつけられた。そして「タモリ倶楽部」も終わる。タモさんのレギュラーがまたひとつなくなる。タモさんがお元気かは当たり

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「地相眼」ゲゲゲの鬼太郎より

「地相眼」ゲゲゲの鬼太郎より

ゲゲゲの鬼太郎2期はヒーロー鬼太郎の勧善懲悪だけでなく人間ドラマを描いた話が幾つもある。

その中で今回ご紹介したいのは「地相眼」というお話。

(あらすじ)
安井という財を成した男が鬼太郎に相談を持ちかけてきた。
時は遡り太平洋戦争中のこと。ふとしたことから魑魅魍魎の世界に迷い込んだ若き頃の安井兵士。
そこで手相ならぬ地相を知ることができる不思議な石を手に入れてしまう。
地相眼とは大地のことなら

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次回予告

時は西暦2500年。深夜のネバダに墜落した一機の飛行物体。長きにわたる宇宙人論争は搭乗していた数体の人型生物によって終止符を打つ。彼らは人類に溶け込み地球で新たな歴史を刻む。授業参観にはヒトや彼らとの間に生まれた様々な姿の生命体が愛しの我が子らの背中を見つめる。生きるものに感情がある限りその先に待つ未来とは…
次回

来週もスタディスタディ!

【エッセイ】やっぱりなにかあるんだな

【エッセイ】やっぱりなにかあるんだな

令和に活躍する音楽のプロが選ぶ平成名曲ベスト30という企画を関ジャムでやっていた。
30位にアニメ『おジャ魔女どれみ』の「おジャ魔女カーニバル」がランクインしていた。
スタジオでは「わぁ~」と盛り上がる。
意外の驚きとわかってるねの賛同が一体化していた。
私は『おジャ魔女どれみ』をほとんど観てこなかった。
なんでだろう?
たまたま観てこなかった。

タイトル、うまいこと作ったな~とか、そんなことは

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【エッセイ】忍たまは夢の卵

【エッセイ】忍たまは夢の卵

物心ついた時には既に忍たま乱太郎はTVで流れていた。
次回につづく?の流れを残しつつの1話完結。
作画やオープニングで再放送か新作かを見分ける。
たとえ一度観た話だったとしても結局観る。
観てしまうのだ。
学校から帰ってチャンネルを合わせばやっている安心感。
毎日欠かさず観られたわけではないから無意識にそんな見方をしていた。

それにしても歴史の長いアニメーションである。

コナンの声でもクリリン

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