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【エッセイ】忍たまは夢の卵

物心ついた時には既に忍たま乱太郎はTVで流れていた。
次回につづく?の流れを残しつつの1話完結。
作画やオープニングで再放送か新作かを見分ける。
たとえ一度観た話だったとしても結局観る。
観てしまうのだ。
学校から帰ってチャンネルを合わせばやっている安心感。
毎日欠かさず観られたわけではないから無意識にそんな見方をしていた。

それにしても歴史の長いアニメーションである。

コナンの声でもクリリンの声でも
乱太郎は乱太郎だしきり丸はきり丸なのだ。
(しんべえもね)

あの時間帯(18時前後)のアニメは子どもにとってありがたいもので、大人にすれば子どもが静かにアニメを観てくれているから夕飯の支度がはかどる。
両者にとって得しかない。

そんなありがたいアニメ忍たま乱太郎の魅力のひとつにオープニングとエンディングの歌がある。
オープニングは歴代ジャニーズアイドルが歌い継いできた「勇気100%」
光GENJIからはじまる忍たまのもう一つの歴史でもある。
そしてエンディングは歌い手はジャニーズアイドルしばりでは共通するが周期的に変わる。
十人十色、それぞれの忍たまソングを経て幼稚園児は小学生になり、小学生はテレビ戦士に憧れ、中学生へ成長していったのではないだろうか。(そうでもないか)

忍たまソングはふわっふわなスポンジ生地の子ども心に甘いクリームを塗ってくれた。
そのときめきは忘れない。
だから時々忍たまソング的な歌を求めてしまう。
詩を書く端くれとして
何の予兆もなく忍たまソング的な詩を書いていることがある。
鼻歌を口ずさみながら。
そして出来上がったのが

エイトボールドロップ

基本1話完結の忍たま乱太郎。
ではあるが、詩の掲載は次回へつづく。
(誰も待っちゃいないのに)



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