見出し画像

40歳以降の中高年は、骨粗しょう症による背骨の圧迫骨折に注意!治療法や予防策は?

こんにちは、翼祈(たすき)です。

この記事の本題は、圧迫骨折です。まず圧迫骨折について説明します。

圧迫骨折は、上下方向からの力が加わって生じる背骨の骨折です。

正常な背骨では高所からの転落など大きな力が加わらなければ生じない骨折ですが、いつの間にか少しずつ身体の重みを支えきれずに椎体がつぶれてしまうことや、年齢と並行して骨がもろくなり、尻もちをつくなどの軽微な衝撃で骨がつぶれる場合があります。圧迫骨折は閉経した後の女性に多く、骨粗しょう症も大きな原因の1つと言われています。

そんな治療法など、圧迫骨折に関する記事を先日読みました。

加齢などで骨がもろくなった骨粗しょう症の人に多いのが、背骨が押しつぶされて起こる「背骨の圧迫骨折」です。本人が気付いていないことが多く、治療せずに背骨が曲がったままになると、さらなる圧迫骨折や転倒のリスクが上がります。早期の圧迫骨折の治療で重症化を予防しつつ、予防のための運動を取り入れることも効果的な手段です。

また、自分が骨粗しょう症かどうか、検査することを秋田県秋田市にある秋田大学大学院整形外科学講座の宮腰尚久教授は推奨しています。早期の薬物治療で骨密度を上げて、骨折のリスクを減らすことが可能だからです。ですが、公益財団法人骨粗鬆症財団の実態調査では、40歳以上の女性を対象にした自治体の骨粗しょう症検診の受診率は、2021年では全国平均5.3%と低い水準です。

宮腰教授は、「骨粗しょう症とそれに伴う背骨の圧迫骨折は命に関わる病気です。すでに背骨が曲がっている人は、高齢だから仕方ないことだと思い込まず、整形外科を受診して頂きたいです」と発信しています。

今回は圧迫骨折の治療法などについて、説明します。

圧迫骨折の症状とその治療法など

背骨が曲がると、重心が前にズレて転びやすくなります。転倒によって別の骨折を起こし、寿命を縮めたり、寝たきりの状態になるケースもあります」と、先述の宮腰教授は言います。

先述の宮腰教授によりますと、日本国内の骨粗しょう症の患者は推定1590万人いるとされています。7割が女性で、閉経した後はホルモンの変化で骨密度が下がりやすいです。転倒などで骨折しやすく、太ももの大腿骨を折ると要介護になるケースもあります。

骨粗しょう症による骨折の中でも、背骨の圧迫骨折は最も頻度が高い骨折です。背骨を作る「椎体(ついたい)」がスカスカで、重い物を持ち上げるなど日常の何げない動作でも背骨が押しつぶされてしまいます。40歳以上の5人に1人が圧迫骨折になると言われていますが、痛みが少なく時間が経過すると治まることから、ほとんどの人が圧迫骨折の治療をしていないと考えられています。

背骨の圧迫骨折の認識不足も重大な課題です。2023年7月、日本整形外科学会が、40歳以上の女性1028人を調査した調査で、骨粗しょう症による背骨の圧迫骨折は痛みがなく気付きづらいことを「よく知っている」と回答したのは、2割弱に留まりました。

先述の宮腰教授は、「年を取ったら腰が曲がるというのは自然に起きることではなく、背骨の圧迫骨折の可能性が大いにあります。X線写真を撮ると分かります」と説明します。椎体がつぶれたままだと、周辺の椎体に負担をかけて、圧迫骨折が連鎖的に起きてしまいます。複数の圧迫骨折になると背骨が大きく曲がり、大がかりな手術が必要になるので、早期に圧迫骨折に気付いて治療を受けることが大切です。

参考:骨粗しょう症の中高年 リスク大 自覚なく…背骨が圧迫骨折 放置し悪化すると危険 背筋運動がお勧め 東京新聞(2024年)

圧迫骨折かどうか気がかりな人は、背骨の曲がり具合を確認するといいといいます。壁を背にして立った時に、後頭部と壁に隙間ができている、または25歳の時より身長が4cm以上縮んでいる場合は、すでに背骨を圧迫骨折している可能性が非常に高いといいます。

治療法は、最初に圧迫骨折した部分をコルセットで固定する装具療法です。それでも痛みが残っている時には、つぶれた椎体に骨セメントを注入したり、さらに金属で固定したりする外科的手術があります。

圧迫骨折を防ぐためには、背中が曲がらない様に背筋を鍛える運動療法が効果的です。うつぶせに寝てお腹の下に枕を挟みます。背中に力を入れ、上半身を10cmほど持ち上げ、5~10秒止めて、ゆっくり下ろします。1日10回、週5日、取り入れることが目安です。海外の研究では、この運動で背骨の圧迫骨折を予防する効果が確認されています。すでに背骨が曲がっている人はこの運動は行えません。

私が感じた恐怖体験

最近体調を崩していて、咳のし過ぎて、左胸が筋肉痛?で、ずっと痛くて、こんな痛み、初めての経験で、骨が折れているんじゃないか?とか不安になる強い痛みです。

因みに私は様々な既往歴の関係で同じ薬もありますが、1日40錠飲んでいて、今は風邪薬が増えたことで、58錠くらい飲んでいます。

牛乳を飲むのは好きですが、私自身は骨が弱いと思います。TANOSHIKAに入社して間もない頃の初期作で書いた骨折は、かなり小さい骨折でも、歩けず、入社して4日後から3週間欠勤しました。

親戚からも「まさかあんなところから落ちて骨折するなんて思わないよね」と言われた位、通常では考えられない骨折でした。

姿勢も悪いので、圧迫骨折のリスクは十分にあります。

この記事で出て来た、大腿骨の骨折。母は2回目の手術を終えて、今は自宅に戻り、「さあ自転車にでも乗れるか」と思っていましたが、かかりつけ医から「自転車に乗って落ちた場合、大腿骨が刺さって、寝たきりになりますよ」と言われて、母はこの先自転車に乗れることはないそうです。

大学時代、私の住んでいたアパートに来て、母と2人で自転車で出かけて、坂道でぐんぐん登って行って、「私の方が体力あるね」なんて笑っていた、自転車に乗る母を観ることはもう二度とないのは、寂しいですね。

過去最悪の風邪を引いた話から入った今回の最後の感想ですが、私も圧迫骨折のリスクがあると理解して、生活に気を付けて過ごしたいと思います。


この記事が参加している募集

ライターの仕事

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?