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【感想】天才の法則 逆境を創造力に変える秘密(2)

精神科医は、ときに羽を得て、大空へと飛び出したくなる欲求を感じることがある。

人間だもの。さすがにお医者さんも息苦しさを覚えるときがある。そこで、芸術や科学を通して、息抜きをしていいのだ!っていう感じのストーリーです笑。

後半は、精神科医のサリヴァンさんです。1892年生まれの方です。ですが当時、社会で自立するために多大な困難を極めたとか...。

私は、このサリヴァンさんには大いに勇気づけられました。本の最終章にあるお話を、少しだけご紹介しますね。

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サリヴァンさんは16~17歳のとき大学に入りました。ですが、一番年下だったこともあって、寮のギャングたちに使われてしまいます。命令によって非合法な薬を押しつけられたりして、濡れ衣で一人だけ捕まってしまい、精神病院に送られます。悲しいですが、ここで終わりません。その先で、あたたかい人たちに出会うのです。そこでの出会いが後に医学を志すきっかけにもなりました。

悲しい目にあいながらも、その後の人生において、あたたかみのある話し合いと、寄り添いながら交流の場をつくりあげるお医者さんになりました。過去の経験を忘れさせるほどの、あっと驚くような生き方ではないでしょうか?そしてそれは、なにより死に方にもあらわれているなと思います。彼は余命3年ほどの病に侵されていたと考えられるのですが、自分の命より人類の平和を望んで、パリのユネスコの会議参加中に亡くなられました。

そんな平和を求めるサリヴァンさんはこう残しています。

我々は単なる人間以外の何者でもない 、例え幸福であろうと 、成功者であろうと 、又満ち足りていようと 、孤立していようと 、さらに悲惨であろうと 、精神異常者であろうとあるいはどんな状態であろうと 。

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あなたはどう思いますか?

私はあたたかみのある交流を大切にされていたサリヴァンさんの、他にも数々ある言葉を胸にとめたいなと思います。

ちなみに、この本の著者も精神科医で、ボーダー(境界性パーソナリティ障害)の研究者でもあります。ずばっと本質をつくような言葉づかいで、偶然出会った本なのに、「あ、考えてることが分かってもらえてる〜!」と1ページ目から心惹かれました笑。

こういうストーリーは、長ったらしく退屈と感じるかもしれないから、紹介して要約することでざっと面白みを伝えられていたらいいなと思います笑。

前編と後編に渡り、お読みいただきありがとうございました!!😘

あなたが生きづらさや息苦しさを乗り越えていけますように!

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