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共有帳【(。・ω・)フムフム..】

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”スキ“を付けさせていただいたクリエイターさん達の投稿の中から是非とも多くの方々に読んで欲しい、共有したいと思った投稿のまとめ。 (ご迷惑な場合は連絡をいただければ出来るだけ早く… もっと読む
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2022年6月の記事一覧

ガンダム映画の最新名作『ククルス・ドアンの島』で、安彦良和監督がネットミームから奪い返したもの

ガンダム映画の最新名作『ククルス・ドアンの島』で、安彦良和監督がネットミームから奪い返したもの

特別料金1900円かよ、高いな〜と見る前は思っていた。貧乏なCDBちゃんはいつも割引デーに映画をハシゴして鑑賞料金を節約しているからである。しかし、1時間48分の最新ガンダム映画『ククルス・ドアンの島』を観たあと、思わず4400円の豪華版パンフレット+クリエイターサンクスセットを買ってしまうくらい面白い内容だったのである。率直に言ってこれは歴史に残る名作アニメだと思う。

何よりまず、異常なくらい

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「プラン75」がもし本当にあったら。

「プラン75」がもし本当にあったら。

先日、封切られたばかりの邦画、「プラン75」を見てきました。

この映画で早川千絵監督が今年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で新人監督賞にあたるカメラドールのスペシャル・メンション(特別表彰)を受けたので、ご存知の方も多いかもしれません。

わたしが見に行った日は上映前に早川監督と出演者の河合優美さんのトークを聞くことができたので、ほぼ満席。

「まだみなさんご覧になっていないので」
と監督も河合

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"カラス博士“も嫉妬‼ モモンガに怒られながら研究奮闘する動物行動学者のスゴイ本

"カラス博士“も嫉妬‼ モモンガに怒られながら研究奮闘する動物行動学者のスゴイ本

野生動物と3日触れ合わないと体調が悪くなる…野生動物を好きすぎる小林朋道氏による奮闘動物エッセイ『動物行動学者、モモンガに怒られる』(小林朋道著)が発刊されました。

目をあけて眠るアカネズミ、公衆トイレをつくるタヌキ、ハエに血を吸われるコウモリなどなど、野生動物たちのユニークな生態、彼らと濃く触れ合う日常、共存のあり方までを語り尽くした一冊です。

動物行動学者であり、カラスの研究者としても知ら

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河瀬直美監督ドキュメント映画『東京2020オリンピックSIDE:B』には、なぜ「最も重要な人物」が1秒も映らないのかという話

河瀬直美監督ドキュメント映画『東京2020オリンピックSIDE:B』には、なぜ「最も重要な人物」が1秒も映らないのかという話

河瀬直美監督が東京五輪ドキュメンタリーを撮る、と報じられた時、左派からよく引き合いに出されたのはベルリン五輪におけるレニ・リーフェンシュタールだった。要はリーフェンシュタールがナチス政権にそうしたような、東京五輪を美化するプロパガンダになるのではないかという危惧である。
先月に公開された『東京2020オリンピックSIDE:A』を見た時、その心配は杞憂に終わったと感じた。そこにあるのは良くも悪くも監

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くだらないものがわたしたちを救ってくれる|キム・ジュン【プロローグ公開】

くだらないものがわたしたちを救ってくれる|キム・ジュン【プロローグ公開】

2022年7月8日に、キム・ジュン 著『くだらないものがわたしたちを救ってくれる』(米津篤八 訳)が配本となります。

本書は、基礎研究にたいする風当たりの強い韓国で、〝研究奴隷〟としてなんとか日々を生き延びながら、最愛の〝推し〟こと「線虫」を研究する、1990年生まれの若き科学者が綴ったエッセイです。

(今の社会では)くだらない(とされがちな)ものや〝推し〟に救われたことがある人には、きっと刺

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「読解力」と「読む力」 《「読む」ってなんだろう?――認知科学から考える》第2回

「読解力」と「読む力」 《「読む」ってなんだろう?――認知科学から考える》第2回

言語の理解と思考の発達に焦点を当て、「学び」の本質について研究を行ってきた、慶應義塾大学教授の今井むつみさん。本連載では、私たちの誰もが日常で当たり前のようにしている「読む」という行為を手掛かりに、そのことを掘り下げて考えます。
*第1回から読む方はこちらです。

私の子ども時代の読書 前回は、小学生の算数の文章題に焦点を当て、「読解」とは何かを考えてみた。今回は、より広い視点で「読む」ということ

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