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ゆらぎ旅

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【ゆらぎ旅・ブライトン】1/f轟音(thunderous roar)

【ゆらぎ旅・ブライトン】1/f轟音(thunderous roar)

2022年12月31日/土曜日/ブライトン

英国南端、カモメそよぐ海風の街が、
凪ぐ大晦日のプレミアリーグ。
熱狂列車のその先で、三笘・冨安は戦っていた。

果てで見つけた1/f。
轟く海鳴り。一波ごとに曖昧な領域を破壊する。
咆哮にも似たブライトンサポーターの応援歌は
この海から生まれたのか。

【ゆらぎ旅・オックスフォード大学】1/f灰(ash)

【ゆらぎ旅・オックスフォード大学】1/f灰(ash)

2023年1月1日/日曜日/オックスフォード大学

パディントンから約1時間。ストライキに遭い計2時間。
カウントダウンから一夜、知性が帰省した学生の街では、
ひと時の静寂が火照る新年を包んでいた。

大広間で見つけた1/f。
王道の揺らめき。時期もありお焚き上げを連想する。
パチパチと時が爆ぜ、今年も灰となる。

【ゆらぎ旅・ユニバ】1/f衣擦れ(rustling of clothes)

【ゆらぎ旅・ユニバ】1/f衣擦れ(rustling of clothes)

2022年9月18日/日曜日/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

進化するテーマパーク、ユニバ。
愛称だけは変わらず、その懐の深さは、
マリオ、ハリポタ。あらゆる世界観を内包する。

ホラーナイトで見つけた1/f。
西陽を吸い込んだ衣の揺らぎ煌めきが、
怪物の異質さを増幅させていた。

【ゆらぎ旅・京都駅】1/f移り(transition)

【ゆらぎ旅・京都駅】1/f移り(transition)

2022年9月16日/京都駅

京都駅の暈された階層。
エスカレーターと大階段でどこへでも。
それでいて吹き抜け。開放感が安心に繋がる。

下りエスカレーターで見つけた1/f。
するすると行き違う旅人、待つ家族、何者。
何処へ移るか、鴨川なら会ってた。