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酔っ払って書き殴る、ウトの死(詩) 「朝ぼらけ」
朝ぼらけ。
鳴り止まないアラーム。
僕はやっとの思いで上体を起こし、目線を
カーテンにうつす。
隙間からは朝日が漏れ、煌々しい陰影の中、
僕は。いつかの海岸線を思い浮かべる。
かもめが飛び交い、そのまた上空には
一羽の鳶が飛んでいる。
海岸に打ち上げられた、子猫の死骸。
まだかまだかと鳶は待ち侘びている。
朝ぼらけ。
アラーム代わりのiPadを確認すると
アラームはまだ、機能していない
爪を切り、回想旅行する
爪を切る行為に個性は存在するのか。
私は先ず、普段机の上に置いてある発想や構想を
書き殴るためのノートを真ん中から ふぁん と開き
爪切り片手に爪を切る。
慣れた手つきでものの数十秒で終わらせる。
足は面倒臭いから気分次第では切らない事もある。
手だけは見栄えもあるものだから要所要所で切る様に心掛けている。
足は痛みが生じたら切るようにと定めている。
その為、切るタイミングがまちまちであ
往復書簡#1「不本意な始まり」 俳優 A→ウトユウマ
秋の夜長に知り合いから
いきなり往復書簡を
やらないかと連絡が来た。
そもそも往復書簡という
言葉にあまりピンと来ず
やるもやらないも返事に困った。
とりあえず分からないが
やる。と返答した。
そして往復書簡たるものを調べてみる。
テーマによる、多数の書簡(手紙)を収録、編集して、書籍にまとめたもの。特に、特定の2人の人物の間でやり取りされた書簡を収録する場合には、往復書簡集と
暑がりで寒がりな僕はただ、寒くない?と問う
「寒くない?」と問う時、
先ずは自分も寒いと思ってる前提で
本当にその相手の事を想い発した言葉なのかと
「寒くない?」と問うた途端に不安と自分に対しての嫌悪感が押し寄せる。
最近読んだ小説にも
「女性は身体を冷やさない方が良い」と何処かで仕入れた知識で
そっと布団を掛けるシーンが合って改めて思索してる自分である。
だが、知識だけで生きるのは良くない。
知能だけで生きている人間が今は多すぎる。
僕
今日までそして明日から
不安に押し潰されそうになる夜がある。
何でか何でそうなのか
「(わからない)」と
思った振りをしても0.2秒後には
自分の弱さの所為だと気づく
僕がもし、悟りを開いていれば
様々な人間に同じ温かさで接する事も
できるはずだし、幸せにできるはずだとも
少しばかり思う。
そんな考え自体が先ず愚かなのだとも思う。
螺旋状の上を歩いている。
くるくる回ってぐるぐる目が廻る。
平衡感覚を失う事もある。
登
504とせんだみつおゲーム
最寄り駅のすぐ近くにある銀だこ酒場で呑んでお別れしようとなり僕らは
いつもの様に同じ量の酒を呑み、駅に向かおうとしていた。
本日は終日デートなりけり。
昼前に有楽町駅で待ち合わせをし、shake shackでハンバーガーを食べ
国際フォーラムにある相田みつを美術館に行く事までは前日に決まっていた。
極めて健全なデートなりけり。
その後は、ブラブラと皇居の方に出向き芝生に腰掛けいつも