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今さっき見た夢

たまに登場する信頼する後輩Aに文章を書けば
送ると言うのが日課でもある。
今日も「ニューシネマパラダイスとウト」を書き送った際に即座に返ってきた文章を了承を得てここに記載したいと思う。


「夢の外へ」 俳優A
夢にウト君が出てきて
喧嘩して別れて
さっき行ったカフェに何故かグローブを忘れたから
そのお店に電話して
「グローブ忘れたんですけど
有ります?」
すると先程の店員さんは
「グローブないですよ?」

右手にグローブを持っている自分。

「あっ!グローブありました!」

お姉さん
「それは良かったです!」

「はい!お騒がせしました」

お姉さん
「それだけですか?」

「はい?」

お姉さん
「それだけですか?」

それからお姉さんは
「それだけですか?」を連呼し続けたので、僕もなんだか申し訳なくなり…

「電話番号教えてください!」

と伝えると…

お姉さん
「はい!喜んで!
近くの中華屋さんが美味しいので今度行きましょう!」

なんてデートの約束をしてバイトまでまだ時間があったので近くの公園に寄って奇妙だなぁと耽りながらiQOSを吸うとこれまた奇妙で公園内でしかも屋外で葬式を行っておりタバコを咥えながら僕はお経を唱える参列された遺族達を眺めるのであった。

変な夢を見た。
ウト君に
「お前の芝居はつまらないから今後二度と使うつもりはない」と言われて、僕はカッとなり

「ニ度とあなたの作品には関わりません」と堰を切った。

その喧嘩のお陰でカフェの店員とデートすることになったのだが…このデートもチャラになってしまったのか。

夢を見てる時も覚めた後も
淡い期待をしている。

一つだけリアリティを孕んでいるのは、ウト君と喧嘩した内容だ。

夢で良かったと胸を撫でおろす。

だが…この代償を払うくらいならやはりカフェの店員とのデートを取っても良かった気もするのであって…

悩ましいのだけれど夢に戻れる自信もないので
名作「ニュー・シネマ・パラダイス」でも観てウト君に夢のように言われないようにトトの芝居を目に焼き付け
自身の芝居力と睨めっこし努力することに邁進する方向に決め込む。

カフェの店員は諦める。

ただ、次の舞台でいい芝居をすれば現実でも起こるのではないのか?

客席にたまたまカフェの店員さんが居て僕の芝居に魅力されてデートをお誘いされるかもしれない。

よし!
次の舞台のセリフを覚えよう。

取り敢えず夢の外に一度出ないといけないところからであった。


これを読み「今さっき見た夢」と言う題で
noteに上げていいかとLINEで尋ねると

「あなたから連絡来た時
同じ夢見てたのかと思ったよ」

と返ってきて「今度一緒に前世占い行こう」と僕は送った。

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