見出し画像

【おじさん三人の浅知恵】30年給与があがらない

<おじさんDX Vol 594>

「この30年間給与が上がらない」という話題を耳にするコトが多い昨今ですが、どうして給与が向上しないのか?年末ということもあり、久々におじさん三人衆と雑談した話になります。

ダラダラとした長文(5000文字程度)になりますので、お時間のある方限定です😁


✅ボヤキの要因

私のようなサラリーマンは、会社組織に所属し役割を与えられて報酬を得ています。

その稼ぎは、会社の財産を使用しての結果なのですが、どうも長年サラリーマンをしていると「自分を過信」してしまうケースが見られるのです。

✅『こんなに貢献しているのにこの給料か…。』
✅『給料が安くて…。』


こうしたボヤキは、全てとまで言いませんが、職場である話です。

ボヤキが生まれる要因として本人の思考にもよるところですが、そうした思考を生んでしまうような、ある意味教育が足りていない会社側にも責任があるのかな?と…。少々思っています。


YSさん  :「他国に比較して伸びていないという方が、正しいのでは?」
Gさん :「働く国もその職業を選択しているのは、自分自身」
YSさん  :「職業の選択は、全て自己責任とまでは言わないけど…。」
YSさん  :「業種によって収入に大きな差があるのは事実」
私    :「漠然と安いなぁ~と思ってるケースもある」
Gさん :「安いという根拠がね」「隣の芝生は、なんとやら」
YSさん  :「業種や企業によって伸びている企業、伸びしろのある企業はあるから、積極的に選択していかないと給与なんて向上しないと思います」
Gさん :「いずれにせよ給与がどう支給されているのか会社は教えないといけない」
私    :「納得感ですよね」
Gさん :「会社ばかり儲けてなんて思われちゃうとね…。」

会社というのは、持続性が求められていますので、当年度に利益を残したとしてもそれを全て社員に還元するのは、無理難題です。一部で内部留保を指摘する動きもありますが、安定した経営基盤を作る必要性もあるのです。

本年度で会社が終わりなら別ですが、来年度から先もあるのですから、給与を支払うにも無尽蔵に増やすことは出来ません。

Gさん :「余剰金を全て社員に還元するというのは難しいよ」
YSさん  :「株主の手前もあったりと、社長の一存ではね」
私    :「平社員の私には、わからない世界😁」
Gさん :「そう言えば、○○さん(私のコト)転職したんだって?」
私    :「新人です😁」「古い慣習がそこかしこにありますよ」
YSさん  :「例えば、給与がどうやって発生しているのか開示している企業って案外少ないのかもしれないですね。」
Gさん :「会社全体の収益は公開しても、働くヒト個人までは手間省いているような印象もある」
YSさん  :「全体で利益が出ているのに…という材料にもなっている」
私    :「ボーナス査定こそあるけど、ボーナスは会社の業績次第」
YSさん  :「KPI(重要業績評価指標)では今一歩なのかな?」
Gさん :「中身次第でもあるけど個人に関してOKRもある」
私    :「組織が目指すところと個人が目指すところのベクトルは合わせておく必要はありますが、浸透しているのか疑問」


指標は必要なのです。

✅あなたの会社は、何を以って給与が増えるのですか?
✅その増える割合や金額は明確ですか?

良く分からない不透明な評価制度が横行していると、頑張っても還元されないと社員の不満を招く要因になります。(これも会社組織が教育をしないといけません)



✅頑張っても還元されていない感❓

前述しましたが、頑張っても還元されていないという感覚があるのでしょう。満たされていない社員は、なにかとボヤクのです。

私    :「ところで給与の良さって何と比較しているのでしょうか?」
YSさん  :「他人の収入が気になっているのでは?」
Gさん :「会社が違えば給与も違うのですが、業界平均値とか比較している可能性もありますね」
私    :「平均年収430万円と言われる時代ですが、それで優劣を感じるとか?」
私    :「収入は、その仕事次第」
Gさん :「その仕事で付加価値をどれだけ生んだというコト」
YSさん  :「その売り上げや利益を出すのに会社の資産を使っている」
Gさん :「けど、それが自分の頑張りだと思ってしまう」
私    :「雇われるというコトに慣れちゃうんですよ」
YSさん  :「だから指標は必要」
Gさん :「でも納得感が得られないまま」
私    :「やる気が出ないという要因の一つなのでしょうね」

個人的な感覚ですが、満たされていない働き手が、人にやさしく出来る訳もなく、自分の境遇をなげくのです。



✅雇われるのが当然と思っている?


会社というのは未来永劫安泰でないのですから、その会社が存在しないと雇用もありませんし、雇用も生まれません。

私    :「熱意ある従業員が6%という驚くデーターがあります。」
YSさん  :「毎日淡々と働いているだけとか」
Gさん :「経営側として最大限能力を発揮してほしいけど、働いている側としてはそうでもないケースもあるよね」
私    :「でも、さすがに6%は低くありませんか?」
YSさん  :「残り94%は、熱意がないというところだからね」
Gさん :「熱意に頼らずとも収益を出せる仕組化されていれば良い」
私    :「それで成果が出れば、報酬を求めすぎるとか」
YSさん  :「経営側と雇用される側の乖離は簡単に消えないね」
Gさん :「熱意や情熱は、時として良い結果を招く」
私    :「なんだかんだ言って会社に期待しているのでは?」
YSさん  :「労使双方に信頼関係がある組織は強いですね」
Gさん :「労働契約は単なる契約に終わらず、パートナーだからね」



私    :「この位でいいやと、自分の物差しで判断しているケースが見られませんか?」
YSさん  :「ありますね。バイトだから/この給与だからと、出来るのにやらないケースとか」
Gさん :「良かれと思うコトを思う存分やらないのは、残念です」
私    :「リターンがない。信頼関係がない。期待に応えていない。」
YSさん  :「そうした企業は、エンゲージメントも低いから定着も悪い」
Gさん :「それで慌てて、会社はコストや手間をかけ出す」
Gさん :「収益が上がるどころか、マイナスに振られていく」
YSさん  :「安く雇用して従う人しか雇わない企業にも責任はあるよ」
私    :「下手すれば労使双方パートナーどころか、敵対していますね」
Gさん :「だから給与が良くならないんだよ」「お互いパフォーマンスを発揮する環境も整えないし、発揮していないからさ」



✅働き方改革の影


話が少々ずれますが、昨今の働き方として時間の制限がより厳しくなっています。この制限された時間というのは、働く社員の権利であり会社にとって義務でもあります。


法律で決まっているコトですので守らなければいけないのですが、制限された時間だけに着目しすぎる課題も散見しています。

会社持続に必要な原資の確保をするという感覚が、現場で薄まっている印象が私の見た狭い範囲であります。

✅自分の雇用には、どれだけの原資が必要なのか?

自分の給与分くらい自分で稼ぐだけでなく、組織には直接売上という数値に換算しにくい働きもありますので、そうした人の働きという資源もあって自分の稼ぎが生まれてくるのです。

私    :「単純な時間削減だと原資は減りませんか?」
YSさん  :「数をこなすだけとなると、時間がものを言うからね」
Gさん :「質の向上が視野にないと、単価は上がらない」
私    :「ですが、生産性向上を勘違いして詰め込む」
YSさん  :「余裕がないから考える暇もなく時が過ぎる
Gさん :「毎日同じことの繰り返しで尻を叩くコトしか考えない」
一同      :「そりゃ給与なんて上がらないよね😅」

私    :「時間が限られている以上、スピードにも頭打ち感が…。」
YSさん  :「経営タイプにもよるけど気付いていないヒトはいますよ。」
Gさん :「その昔との働き方は変わったようで変わっていないのが要因」
私    :「過去の成功体験から正しいと信じている?」
YSさん  :「ですね」
Gさん :「最近思うのですが、我々おじさん世代もあと10年~15年ほどでしょう。」「若手に継承という観点でしたが、若手は若手で働き方を構築した方が、良いのかなと」

Gさんが言うところでは、この30年に我々おじさん世代は、働くというコトを前時代から継承してきたのですが、多少の変化はあっても大きな変化をしていないのです。


「むしろ引きずっている」と言うのです。



✅前時代を継承しない

前時代の成功体験をした昭和人(あえて区分します)が、実権を握る社会でしたので、おじさん世代はそこに疑問を持ちながらも、生きる為に従ってきたのが大半。


それを継承するのは、若手にとって負担なのでは?

私    :「若手に丸投げというより、もう若手に作ってもらう。」
YSさん  :「我々は、30年やってきてこの結果なのだから反省ですね。」
Gさん :「何だかんだ今は恵まれているし、ハングリーじゃないのよ」「満足はしていないけど、何となくやっていける時代」
YSさん  :「しかしこの先は、貧しくなるでしょ」
Gさん :「どうかなぁ~。心は充実するかもしれないよ。」
私    :「今は、物も情報もある程度あふれている時代だから達成感は低いかも」
Gさん :「伸びしろという表現が適切かわからないけど、何もなかった前時代はそれこそ手応えが、沢山あったと推測しています。」
私    :「今の時代は、手応えがなく不幸であるとでも?」
Gさん :「いや...幸せなんだけど、求めるモノが違うというか…」
YSさん  :「ヒトは、本来欲深いからね😁」
Gさん :「スマートすぎるのよ。お利口さんが会社でも多い」「言いたいコトも言わないし、自分に蓋をしている人が多い印象」
Gさん :「むしろ仕事に対して優先順位が低い」

YSさん  :「選択の仕方は様々だし社会に出てから実感するコトって多い」
Gさん :「学生の教育の過程で働くというコトについて学べれば、スタートはもっと良いものになると想像しています。」

私    :「そもそも40年働くという価値観を破壊したいです。」
YSさん  :「働きたくないのではなく、働きたいと思える社会?」
Gさん :「生涯賃金を20代で稼ぐとかですか?」
私    :「自分運営を考えると、労働に3分の1時間がとられるのは勿体ないですよ」
YSさん  :「人生において何を成すべきなのか
Gさん :「そうなると今の働き方も含めて普通と言われるような価値観は、良くないですね。」
私    :「夢物語みたいな話ですが、もっとガツガツしないとね😁」
YSさん  :「人生100年時代ですが、会社引退後の不安もあるよね」
Gさん :「若手以外に思うところで、どうも人生は、働くというコトが中心になっている状況
私    :「実際働くのは楽しいですが、そう言えないヒトも多い」
YSさん  :「楽しさの追求は大切と思うけど、無理に楽しくしようとしている人はいるよ」
Gさん :「長期間自分のやってきたコトが否定されるのは、誰しも認めたくないから、難しいよね」

Gさん :「若いヒトには、若いヒトなりの主張があるのだから、大事にしないとね」「自分達のような思いはさせたくないし…」
私    :「思う存分、暴れて欲しい😁」
YSさん  :「あなたは、暴れすぎ😁」



✅給与を上げるには?

雑談が多くなり、毎度のように話があちこち飛んでいたのですが、実際に給与を上げるにはどうしたら良いのか。

Gさん :「伸びている産業に関わる。」「伸びていない産業は、おのずと限界点も低い」

私    :「伸びるであろう産業を作り出す。」「レッドオーシャンよりもブルーオーシャン」「知恵なき会社には未来はないよ」
YSさん  :「時間を対価にするのではなく、組織での希少性にスポットを」

Gさん :「会社組織に関わるなら、会社の研究を!」
私    :「どのポジションがどの位のサラリーかを知る。」
YSさん  :「自分の得意部分を発揮できる会社の選択

一同  :「会社選びってホント重要。ガツガツ行動しないとね」

いつもながら纏まりのない長文ですが、お読みいただきありがとうございます。




この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,852件

🍀駄文を読んで頂き誠にありがとうございます。 ✅1.ガリガリ君の購入資金に充てます。 ✅2.ボンコツな愛車の維持費の足しにします。 ✅3.神社のお賽銭か盲導犬に募金します。