今日の空はどんな空? 刻々とその表情を変えていく、その一瞬の癒しと感動に心が和みます。 自然を愛し、空を愛する。 そんな空好きが集まる共同運営マガジンです。
結生子
アトピー専門鍼灸院でアトピー患者さんと向き合う中、人が治癒するとはどういうことなのだろう 老化しつつある身体が、治癒するとはどういうことだろう
典型的な昭和頑固おやじ。口が悪く、子供を子供と思わない毒舌。家に帰ったらいつも苦虫つぶしているし、温かい家庭・ほのぼのとした食卓なんて一回も経験したことなかった。そんな頑固おやじが、メンタルやられた。久々に会いに行ったら、小さくなって、別人みたいになってた。毒舌もない。苦虫もない。私はこんなお父ちゃんではなくてあんなに大嫌いだったのに・・・大嫌いの方がいいって思ってしまった。かわりゆくものは仕方がないけど、そんなわがままなおやじと私の話
私の中のもう一人の私である娘の「リョウコ」なぜか好きではなかったむすめのリョウコの経験した「精神分裂病」。それは私にとって懺悔であり癒しで。それは私が書かなければいけないものである。なぜかというとそれは私の手放しの奇跡でもあったからだ。執着をなくして手放すことをリョウコは私に気づかせてくれたから
どうしてこんなに嫌いなんだろう そして どうしてこんなに好きなんだろう 同じ娘なのに どうしてこんなに気持ちが違うのか 自分でもわけが分からない苦しい気持ちを抱えたまま 当然のようにおこった恐ろしい出来事 成長する2人の娘と 自分の心の変化を 綴りました
その人は初産の子供さんを 出産1か月前に死産で自然分娩で出産しました 順調だと思っていた矢先のお腹の子供の 死 お母さんは見ない方がいいと ご主人だけ対面され 娘さ…
私の中から 言葉が訴えてくる 静かに 強く何度も 伝えたい 伝えたい 伝えたい と 私が思い出すことを 気づくことを ずっと知らせてくれていた 私の中の宇宙の奥底から ず…
私はリョウコから本当の私を見つけることを 教えてもらった リョウコは私に 人生を張って 私という人の本質を教えてくれた と今では思う リョウコはリョウコであり かけが…
就職活動は想像以上に苦労した こんなに苦労するなら 今のバイトのままでもいいんじゃないか と思ったくらいだ しかし リョウコは今のバイトはもう嫌気がさしていたようだ…
薬の副作用ほどドクターの方針をあっさり変えるものはない 一生薬は変わらんと思っていたけれど 思わぬ副作用で あっさり薬が変わった 薬の量は同じくらいになっていたよ…
意を決して書いたドクターへの手紙を 診察室の机でじっと読む主治医がいた なにもいわず 沈黙が流れていた 午前10時過ぎの明るい陽射しがはいる診察室は 清潔で静かで 待合…
リョウコはリストカットはしなくなったが 相変わらず 寝たら 「どんどん」と太ももや体をたたいていた 寝る前には 「入院しなければよかった」 とぐちぐちいう しかし私は…
リョウコは いつも大学に行くとき以外は 家と私の職場にいることになった 職場についたら べっどがあって そこですぐに横になっていた つねに、倦怠感があったようだった …
夕暮れ時の薄暗い和室で 聞きなれたドクターの声が 受話器の向こうから聞こえてきた 「お母さん、どうしました?」 「先生、リョウコが手首を切ったんです 私、怖くて 再…
恐れていた日が 来た リョウコが私に手首を見せてきたんだ 「ほら、切った」 私はいままで感じたことのない 現実的な 恐怖の谷に突き落とされた 手首には数か所の切り…
そうだ、リョウコが病気を発症したのは 私には明らかなる前兆があった リョウコの小さな時からの 本当に小さな時からの たとえようもない いら立ちや 憎しみのようなもの …
キャンプに行く前日 リョウコは泣いていた 「行きたくない」 「しんどい」 「何もできない」 そんなリョウコに私は 「今頃何言ってるん あんたはリーダーやねんから 今頃…
りょうこは 退院した翌日から大学に復帰した よっぽどうれしかったんだろう 自転車に乗り 以前と同じように大学に行った でも、帰ってく来たら 顔色が悪いし、疲れ切って…
自由奔放でわがままな まだまだ小さいリョウコを 母として どうしてもうまく扱うことができずに ずっとイライラしていた 相手するのが嫌だったから 家に置いときたくなか…
リョウコは そのうちなぜこんなにうまくいかないんだろう って思うようになっていった そして それは入院したからだって 言いだした リョウコにとってそれ以前の状態は と…
大学には行くけれど 必ずお迎えがいるようになった しんどくて帰れない そのうち 大学から電話がかかってくるようにもなってきた 保健室で休んでいるという 「お母さん、…
2024年5月2日 12:58
その人は初産の子供さんを出産1か月前に死産で自然分娩で出産しました順調だと思っていた矢先のお腹の子供の死お母さんは見ない方がいいとご主人だけ対面され娘さんでしたその後彼女は無事男の子を2人出産そのうち子供さんは成長し長男に彼女ができて「今度連れて帰るからあってくれ」ドキドキしながら待っていてその娘さんとあった瞬間「あ、この子の事、大好き」って思ったまるで
2023年9月19日 16:57
私の中から言葉が訴えてくる静かに強く何度も伝えたい伝えたい伝えたいと私が思い出すことを気づくことをずっと知らせてくれていた私の中の宇宙の奥底からずっとかすかに響いてきていたメッセージ伝えたいあなたに会いたいって私に会いたいって言っていたその声を私は聞いた伝えたいあなたに会ったらそれでもう 気づくだろうずっと昔からここにいたあなたに気づい
2023年9月14日 16:53
私はリョウコから本当の私を見つけることを教えてもらったリョウコは私に人生を張って私という人の本質を教えてくれたと今では思うリョウコはリョウコでありかけがえのない一つの存在だその命を私は母親というだけで思うようにコントロールすることなどできないのだ私はなぜかリョウコに対して激しい怒りをいつも持っていたそしてリョウコを愛してやれない自分を酷く嫌っていたリョウコに対し
2023年9月14日 16:51
就職活動は想像以上に苦労したこんなに苦労するなら今のバイトのままでもいいんじゃないかと思ったくらいだしかしリョウコは今のバイトはもう嫌気がさしていたようだったなぜかというと飲食あるあるでお客さんが横柄な態度で嫌だったようだリョウコがちゃんと働きたいというのなら仕方がないあきらめずに就活し続けるしかない先生の言っていた通りストレスがかかると状態は悪くなるストレス
2023年9月11日 16:35
薬の副作用ほどドクターの方針をあっさり変えるものはない一生薬は変わらんと思っていたけれど思わぬ副作用であっさり薬が変わった薬の量は同じくらいになっていたようだが種類が変わるというのはものすごく進歩だと感じた種類を変えたらピタッと副作用は出なくなったこれもある意味恐ろしいことだリョウコに副作用が出ていなければ表に出ない薬の害がリョウコの体にダメージを与えていたのかもしれな
2023年9月11日 16:22
意を決して書いたドクターへの手紙を診察室の机でじっと読む主治医がいたなにもいわず沈黙が流れていた午前10時過ぎの明るい陽射しがはいる診察室は清潔で静かで待合で静かに物言わずに待つ平坦なエネルギーの患者さんたちをより一層薄暗くさせる気がする隣で静かに座るリョウコも何も言わずに空間の中にいたほどなく読み終わった主治医は「ふ~ん、えらいな~鍼灸で治すんだわかりました
2023年9月7日 15:19
リョウコはリストカットはしなくなったが相変わらず寝たら「どんどん」と太ももや体をたたいていた寝る前には「入院しなければよかった」とぐちぐちいうしかし私はそれを淡々と見過ごしながら過ごしたただ、リョウコを受け入れるリョウコがつらいことに思いを寄せる様な毎日を送っていたような気がする以前から気になっていたことがあった「薬」だった非常に重い薬をリョウコは飲んでいた
2023年9月6日 10:25
リョウコはいつも大学に行くとき以外は家と私の職場にいることになった職場についたらべっどがあってそこですぐに横になっていたつねに、倦怠感があったようだったそしてときどき「どん、どん」という鈍い何かに打ち付けるような音が聞こえてくる何度も何度もそれは続くリョウコが自分の太ももを自分のこぶしでたたいている音だったリョウコの白い太ももには薄青いあざがいくつもできている
2023年9月5日 10:54
夕暮れ時の薄暗い和室で聞きなれたドクターの声が受話器の向こうから聞こえてきた「お母さん、どうしました?」「先生、リョウコが手首を切ったんです私、怖くて再入院した方がいいんじゃないですか?」「・・・おかあさん、自分で、ほら、って、手首をみせてきたんでしょ?自殺する子は、そんなことしないでさっさとほんまに死にますよ見せてくるってことはお母さん、ほら、ほら、私、こんな怖いこと
2023年9月5日 10:41
恐れていた日が来たリョウコが私に手首を見せてきたんだ「ほら、切った」私はいままで感じたことのない現実的な恐怖の谷に突き落とされた手首には数か所の切り傷があった薄く赤くなった傷私の娘がリストカットしたそして「なんでこんなことしたん?」と聞くと「なんとなく」そういえばリョウコは良く自分の身体をこぶしでたたいている太ももを良くたたいている時にはベッドの柵を強く
2023年9月5日 10:25
そうだ、リョウコが病気を発症したのは私には明らかなる前兆があったリョウコの小さな時からの本当に小さな時からのたとえようもないいら立ちや憎しみのようなもの私の言うことを聞かないということと言っていても全く伝わらないイライラそれを差し引いても何故かわからない激しい怒りに似たものがリョウコに対して沸いてくるその鋭いナイフのような気持でずっとリョウコに接していた私はいつか
2023年9月4日 16:49
キャンプに行く前日リョウコは泣いていた「行きたくない」「しんどい」「何もできない」そんなリョウコに私は「今頃何言ってるんあんたはリーダーやねんから今頃になっていい加減なことばっかいってるんじゃないさっさと準備しーや」と突き放した鬼の様に突き放した私の中にリョウコの悪い所をどうしてもどうしても許せない何か湧いてくる憎しみのようなものがあったんだなんで
2023年9月3日 16:35
りょうこは退院した翌日から大学に復帰したよっぽどうれしかったんだろう自転車に乗り以前と同じように大学に行ったでも、帰ってく来たら顔色が悪いし、疲れ切っているまだまだ最大量の薬を飲んでいたから身体は相当重たかったと思う歩き方も重たそうで決して走ることはなかったものすごく重い体を引きずるように毎日必ず大学に行ったしかしそのうちあまり楽しくないような様子を
2023年9月3日 16:34
自由奔放でわがままなまだまだ小さいリョウコを母としてどうしてもうまく扱うことができずにずっとイライラしていた相手するのが嫌だったから家に置いときたくなかった外に出ていてほしかったリョウコはいつもどっかつれていって連れて行ってってずっと言ってたお家でじっとしていられなかったそんなに連れて行けるわけないやん忙しいんやからっていつも愚痴っぽく言っていたそんな時、ボ
2023年9月3日 15:55
リョウコはそのうちなぜこんなにうまくいかないんだろうって思うようになっていったそしてそれは入院したからだって言いだしたリョウコにとってそれ以前の状態はとてもよかったってことになっていた入院がきっかけでこんなことになった大好きな嵐のコンサートにも行けなくなったチケットも売ってしまった良い席だったのに大好きなアーティストのコンサートに奇跡的に当選していたけれどドク
2023年9月3日 15:43
大学には行くけれど必ずお迎えがいるようになったしんどくて帰れないそのうち大学から電話がかかってくるようにもなってきた保健室で休んでいるという「お母さん、お迎えに来てあげてくださいとてもしんどいって言っておられます」「お母さん、今日もやすんでおられますこんなにしんどいようでしたら、お休みされる方がいいんじゃないでしょうか」まるでこちらを責めているような口調だカチンとくると