推拿とレイキ ゆらね
ツボに興味はあるけど、覚えるのが難しそう。そんな方のためのマガジンです。肩こり、頭痛、不眠、冷え性など、日々の暮らしで役立つツボをお届けします。毎月旧暦朔日(新月)に配信。全24回。
健やかな土は豊かな実りをもたらしてくれます。陰陽や五行(木火土金水)をその整体観にもつ推拿(すいな)においても同様、脾胃(土)は日常生活を送るために必要なエネルギー(氣血)を育む場所と考えています。 このマガジンでは、旧暦や歳時を通じて肚を養うための旬の野菜やツボなど、お届けできればと思っています(全13回)
顔に起こる様々な症状は、一体どういうことなのか?そんな時の養生法は?といったようなことを、推拿(すいな)の視点で書いてます。(全12回)
天地の法則に従い、日月の昇り沈みのリズムに合わせて生活し、星辰のつらなりをわきまえ、陰陽の消長を迎え従い、春夏秋冬の季節の変化に適応すれば、よいと古人はかく語りき。
推拿には「女性は血を本とする」という言葉があり、血の健やかさが 女性の健康にとって重要であると説いています。血の不足を補ってくれる、血の滞りを解消してくれる、そんな旬のお野菜やツボのことを紹介しています。
歯の痛みや、歯茎の腫れには「合谷(ごうこく)」 歯痛や歯茎の腫れのみならず、頭痛、目の疲れや充血、鼻詰まり、難聴、喉の痛み、ニキビや吹き出物など、顔面部に起こる…
カラダのだるさには「関元(かんげん)」 元氣を蔵する重要な場所との意を持つ「関元」穴は、全身の無力感、足腰のだるさ、動悸、息切れといった元氣不足の症状によく使わ…
ほてりには「湧泉(ゆうせん)」 足裏にある「湧泉」穴は、ほてりやのぼせといった症状をはじめ、頭痛、不眠、めまいなどにもよく使われるツボです。またイライラ、不安感…
むくみには「水分(すいぶん)」 梅雨の時期は、おなか大切に。おへそよりちょっと上にある「水分(すいぶん)」穴は、体内に停滞した不要な水分を排出してくれるツボで、…
めまいには「関衝(かんしょう)」 薬指から肘、肩、そして耳の周りを通過して、こめかみで終わる三焦経の「関衝」穴は、目まい、耳鳴りや難聴といった耳の不調、側頭部痛…
目の疲れには「睛明(せいめい)」 二十四節氣のひとつ「清明」と同じ音を持つ「睛明」穴は、睛(ひとみ)が明るくなる、という名が示すように、目の疲れ、目赤、視力低下…
鼻のトラブルには「風池(ふうち)」 頭痛、肩こり、目の疲れ、めまいなど、頸から上の症状によく使う風池は、黄色く、粘り氣のある鼻水・鼻づまりにもgood!!イライラや氣…
肩こりのケアには、肩井(けんせい) 春の語源のひとつとされる『張る』という言葉。しかし肩は突っ張りたくないですね。肩がつらーい!って時に重宝するツボが『肩井(け…
肚八分目に医者いらず 年末年始と呑んで食ったな~、なんて方もいらっしゃるかと。ちょうど冬の土用(1/18~2/3)もやってきますのでその期間を利用して、内なる土(脾胃…
黄色のエネルギーで、脾胃に力を 太陽のエネルギーが日ごとに弱まる中で見る黄色い柑橘は、とても心がなごみます。黄帝や黄河という言葉が示すように、古来中国において黄…
ご挨拶推拿とレイキゆらねの三木と申します。 私が行っております推拿(すいな)とは、漢方・鍼灸と並ぶ中国三大伝統療法のひとつで、陰陽五行の整体観でもって、ツボを押…
唇や口内炎などのトラブルは脾胃の不調 神無月の語源のひとつに「噛み成し月」というものがあります。古来お酒の醸造方法として「口噛み酒」といって、米を口で噛んで吐き…
食欲が増すのは氣候の仕業? 食欲の秋と呼ばれるように、秋はついつい食べ過ぎちゃうことも多いかと。中医学で脾は湿氣を嫌い、乾燥を好むと考えています。秋が深まるにつ…
胃氣を調え、活き活きと。 旧暦8月の2日には「二日灸」といって、この日に据えるお灸には普段より倍の効果があるとされ、江戸時代には盛んに行われていました。 旧暦8月…
内なる土もぬかるみは苦手 立秋、そして旧暦文月と、暦の上ではすっかり秋を迎えましたが、まだまだ暑さは続きそうですね、続きますよね。ふぅ。こうした時期の脾胃のケア…
脾胃の調えキャンペーンはじまる 今年もいよいよ夏の土用の季節に。この期間(7/20~8/7まで)は古来より「土を犯してはならぬ」ということで、新築や増改築を避けたり、…
2024年9月3日 18:11
歯の痛みや、歯茎の腫れには「合谷(ごうこく)」歯痛や歯茎の腫れのみならず、頭痛、目の疲れや充血、鼻詰まり、難聴、喉の痛み、ニキビや吹き出物など、顔面部に起こる諸症状のほとんどに使える、とても便利なツボが合谷です。顔以外にも肩こりや五十肩、便秘や下痢などにも◎合谷の位置親指と人さし指が交わるところ簡単なツボの取り方① 親指と人さし指が交わるところの② やや人指し指側を③ ぎゅ
2024年8月4日 10:02
カラダのだるさには「関元(かんげん)」元氣を蔵する重要な場所との意を持つ「関元」穴は、全身の無力感、足腰のだるさ、動悸、息切れといった元氣不足の症状によく使われるツボです。また頻尿や月経不順といった膀胱・生殖器系の症状にも◎関元の位置おへそから指4本下がったところ簡単なツボの取り方① おへそから② 指4本下がったところを③ もみもみわかりにくい時は、こちらの動画をご参照
2024年7月6日 12:05
ほてりには「湧泉(ゆうせん)」足裏にある「湧泉」穴は、ほてりやのぼせといった症状をはじめ、頭痛、不眠、めまいなどにもよく使われるツボです。またイライラ、不安感、氣分が落ち込むといったメンタルのケアにもオススメです。湧泉の位置第二趾と第三趾と踵を結んだ線上の1/3の陥凹部簡単なツボの取り方① 足裏の人さし指と中指の間で② だいたい1/3くらいのとこを③ ギュ~わかりにくい
2024年6月6日 17:50
むくみには「水分(すいぶん)」梅雨の時期は、おなか大切に。おへそよりちょっと上にある「水分(すいぶん)」穴は、体内に停滞した不要な水分を排出してくれるツボで、食欲不振や吐き氣、下痢、むくみなどをケアしてくれます。水分の位置おへそより親指1本分上簡単なツボの取り方① おへそから② 親指1本分上がったところを③ もみもみわかりにくい時は、こちらの動画をご参照ください 。
2024年5月8日 16:21
めまいには「関衝(かんしょう)」薬指から肘、肩、そして耳の周りを通過して、こめかみで終わる三焦経の「関衝」穴は、目まい、耳鳴りや難聴といった耳の不調、側頭部痛などといった、その経絡上の不調をケアしてくれるツボです。関衝の位置薬指の爪の生え際(小指側)簡単なツボの取り方① 薬指の爪根部に引いた線と② 小指側縁に引いた線が交わるとこを③ ギュ~わかりにくい時は、こちらの動画
2024年4月9日 09:19
目の疲れには「睛明(せいめい)」二十四節氣のひとつ「清明」と同じ音を持つ「睛明」穴は、睛(ひとみ)が明るくなる、という名が示すように、目の疲れ、目赤、視力低下など、目に関する諸症状によく使われるツボです。睛明の位置内眼角のやや上で、眼窩内縁簡単なツボの取り方① 眼頭の内側、やや上方にあり② 軽く目をつむりながら③ 頭の重みを利用して、押すわかりにくい時は、動画をご参照く
2024年3月10日 14:19
鼻のトラブルには「風池(ふうち)」頭痛、肩こり、目の疲れ、めまいなど、頸から上の症状によく使う風池は、黄色く、粘り氣のある鼻水・鼻づまりにもgood!!イライラや氣分が落ち着かない時にもオススメ。まさに春養生にぴったりのツボです。風池の位置胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部の間、陥凹部簡単なツボの取り方① 耳の後ろにある骨と② 背骨の延長線上にある凹みの③ 真ん中辺りを、ギュ~
2024年2月10日 14:13
肩こりのケアには、肩井(けんせい)春の語源のひとつとされる『張る』という言葉。しかし肩は突っ張りたくないですね。肩がつらーい!って時に重宝するツボが『肩井(けんせい)』です。頭痛、不眠、ストレスケア等にもよく使われます。肩井の位置第7頸椎棘突起と肩峰外縁を結ぶ線上の中点簡単なツボの取り方① 乳頭線を上って② 肩のてっぺんをグリグリしてみて③ 心地いいところが『肩井』わか
2024年1月11日 09:42
肚八分目に医者いらず年末年始と呑んで食ったな~、なんて方もいらっしゃるかと。ちょうど冬の土用(1/18~2/3)もやってきますのでその期間を利用して、内なる土(脾胃)に負担をかけた分、感謝の意も込めて、しっかりケアしていきたいものですね。胃腸をケアするのは腹部のツボだけにあらず。手首より指三本あがったところにある「内関(ないかん)」というツボは、氣の滞りをケアしながら、胃の働きを調整する作
2023年12月13日 14:37
黄色のエネルギーで、脾胃に力を太陽のエネルギーが日ごとに弱まる中で見る黄色い柑橘は、とても心がなごみます。黄帝や黄河という言葉が示すように、古来中国において黄色はとても大切にされた色でした。そんな黄色と縁の深い臓腑が中医学では脾胃。そこからも脾胃がとても重要であったことがわかるかと思います。そんな身体の中央にある脾胃養ってくれるツボである「三陰交(さんいんこう)」は、内くるぶしより指四本上
2023年12月1日 14:54
ご挨拶推拿とレイキゆらねの三木と申します。私が行っております推拿(すいな)とは、漢方・鍼灸と並ぶ中国三大伝統療法のひとつで、陰陽五行の整体観でもって、ツボを押したり、さすったり、叩いたりしながら、日々の生命活動を行うために必要なエネルギー(氣・血・津液)を巡らせたり、補充したりする手技療法です。そんな推拿では「未病のケア」を提唱し、「養生」というものを大切にしています。養生をもっと身近に、
2023年11月13日 14:43
唇や口内炎などのトラブルは脾胃の不調神無月の語源のひとつに「噛み成し月」というものがあります。古来お酒の醸造方法として「口噛み酒」といって、米を口で噛んで吐きだし発酵を促し、酒を造っていたそうな。そんな収穫された新米を酒にする月が旧暦10月の異称となりました。中医学で脾胃と口は関係が深く、唇や口内炎といったトラブルは脾胃の不調の現れと考えます。ちなみに口角の横にある「地倉(ちそう)」と
2023年10月15日 08:44
食欲が増すのは氣候の仕業?食欲の秋と呼ばれるように、秋はついつい食べ過ぎちゃうことも多いかと。中医学で脾は湿氣を嫌い、乾燥を好むと考えています。秋が深まるにつれ、乾燥が進む今日この頃。この食欲は氣候のせい!と、僕は都合よく考えています。その分食べたらちゃんと出すことも大切。胃腸の機能を調えてくれるツボとしてよく使われるツボ「天枢(てんすう)(おへそより指三本横)」は、便秘や下痢など腹部に関
2023年9月15日 17:15
胃氣を調え、活き活きと。旧暦8月の2日には「二日灸」といって、この日に据えるお灸には普段より倍の効果があるとされ、江戸時代には盛んに行われていました。旧暦8月は秋の実りを迎える繁忙期。その収穫を前に自身の身体をケアした養生の日に、据えられたツボは足三里。膝関節から指四本下の足の外側にあります(簡易な取り方は、下記の動画が参考になれば幸いです)その効能は非常に広く、胃腸の諸症状をはじめ、
2023年8月16日 15:25
内なる土もぬかるみは苦手立秋、そして旧暦文月と、暦の上ではすっかり秋を迎えましたが、まだまだ暑さは続きそうですね、続きますよね。ふぅ。こうした時期の脾胃のケアは、秋の心身の健やかさには大きく関わってきます。べちゃべちゃした水はけの悪い土壌では作物が育ちづらいように、内なる土(脾胃)に水が停滞していると、むくみ、身体の重だるさ、軟便や下痢といった症状につながります。おへそより親指1本上の
2023年7月18日 11:14
脾胃の調えキャンペーンはじまる今年もいよいよ夏の土用の季節に。この期間(7/20~8/7まで)は古来より「土を犯してはならぬ」ということで、新築や増改築を避けたり、草引きや植え替えはNGといったようなことが意識、実践されてきました。内なる土(脾胃)も同様、この時期は脂っこいもの、甘すぎるもの、味の濃いものなどは控え目にしつつ、脾胃を労わることが大切な時期となります。冷えが氣になる時は「