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からだの中の土の話し ~脾胃を養う13ヶ月~

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健やかな土は豊かな実りをもたらしてくれます。陰陽や五行(木火土金水)をその整体観にもつ推拿(すいな)においても同様、脾胃(土)は日常生活を送るために必要なエネルギー(氣血)を育む… もっと読む
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記事一覧

肚八分目と大根

肚八分目に医者いらず 年末年始と呑んで食ったな~、なんて方もいらっしゃるかと。ちょうど冬…

太陽と柚子

黄色のエネルギーで、脾胃に力を 太陽のエネルギーが日ごとに弱まる中で見る黄色い柑橘は、と…

口嚙み酒とにんじん

唇や口内炎などのトラブルは脾胃の不調 神無月の語源のひとつに「噛み成し月」というものがあ…

乾燥と栗

食欲が増すのは氣候の仕業? 食欲の秋と呼ばれるように、秋はついつい食べ過ぎちゃうことも多…

胃氣と里芋

胃氣を調え、活き活きと。 旧暦8月の2日には「二日灸」といって、この日に据えるお灸には普段…

ぬかるみと枝豆

内なる土もぬかるみは苦手 立秋、そして旧暦文月と、暦の上ではすっかり秋を迎えましたが、ま…

土用と南瓜

脾胃の調えキャンペーンはじまる 今年もいよいよ夏の土用の季節に。この期間(7/20~8/7まで)は古来より「土を犯してはならぬ」ということで、新築や増改築を避けたり、草引きや植え替えはNGといったようなことが意識、実践されてきました。 内なる土(脾胃)も同様、この時期は脂っこいもの、甘すぎるもの、味の濃いものなどは控え目にしつつ、脾胃を労わることが大切な時期となります。 冷えが氣になる時は「南瓜(かぼちゃ)」 土用の丑の日は胡瓜、西瓜、苦瓜、冬瓜といったカラダにこもっ

長風呂ととうもろこし

長風呂が向く人、向かない人 旧暦5/5(今年は6/22)は端午の節句で、その日のならわしごとの…

土の母といんげん

土の母は、火 火に田んぼと書く「畑」という漢字が示す通り、古来畑は野を焼いて作物を育てて…

節句とそらまめ

宝は田から 旧暦3/3(今年は4/22)は、川や海に人形(ひとがた)を流して自身の穢れを祓った…

ストレスとオレンジ

ストレスと脾胃の関係食べ過ぎや飲み過ぎ以外にも、脾胃に不調をきたすことがあります。そのひ…

二日灸とキャベツ

土仕事をする前に、内なる土をケア旧暦2月と8月の2日には「二日灸」といって、この日に据える…

七草と蕪

脾胃はあっさりしたものが好き旧暦1/7(今年は1/28)は人日の節句。春の七草(せり、なずな、…