見出し画像

ゆらね養生暦2024

ご挨拶

推拿とレイキゆらねの三木と申します。

私が行っております推拿(すいな)とは、漢方・鍼灸と並ぶ中国三大伝統療法のひとつで、陰陽五行の整体観でもって、ツボを押したり、さすったり、叩いたりしながら、日々の生命活動を行うために必要なエネルギー(氣・血・津液)を巡らせたり、補充したりする手技療法です。

胃のむかつきや、吐き氣を治めてくれるツボ「内関(ないかん)」

そんな推拿では「未病のケア」を提唱し、「養生」というものを大切にしています。養生をもっと身近に、、そんな思いで製作したのが「ゆらね養生暦」です。

ゆらね養生暦とは

旧暦、旬の食材、ツボ、季節の養生法などを、ひとつにまとめたカレンダーです。

今年で8年目となりました。

なぜカレンダーという形式にしたか?と言えば、カレンダーなら普段なにげに目にしやすいかな、と思ったからです。

そんなゆらね養生暦の主な特徴は、、

① 月の満ち欠けがよくわかる

現在の暦(カレンダー)は「グレゴリオ暦(太陽暦)」ですが、ゆらね養生暦は「旧暦(太陰太陽暦)」を採用しています。

7日ごとに形を変える月は、日を知る上においてはとても便利で、古来は月が暦として採用されていましたが(太陰暦)、徐々に季節にズレが生じるようになりました。そのためそれを補う形で太陽暦が登場し、それをミックス(いいとこどり)したのが、旧暦です。

「ついたち(朔日・1日)」の語源は、新月の意である「月立ち」です。

旧暦のよいところの一つに、1日は必ず新月(朔日)であるというところです。そして日が進むにつれて月は満ち、十五夜あたりで満月を迎え、以降月は欠けていき、三十日(晦日)となります。

盆や正月、中秋の名月など、月と歳時(祭事)は密接な関係があります

月の満ち欠けは、身心に影響を及ぼします。月齢を簡単に知れることは、養生においてはとても便利です。

② 本来の歳時の日がわかる

1/7は七草粥を食べ、3/3は桃で邪氣祓い、5/5は菖蒲湯で禊し、、など、古来より日本では、家内安全や無病息災を願う歳時が行われ、今に続いています。

2024年の旧暦端午の節句は、梅雨時期の6月10日です。

が、そうした数々の歳時は、本来旧暦で行われていました。ゆらね養生暦では、そうした様々な節句などを、旧暦に置き換えて記しています。

新暦3/3頃は、桃の開花はもう少し先、、

養生という視点でみた場合、旧暦での歳時は理に適っていることも多く、歳時本来の季節感を知ってもらえるカレンダーかと思います。

③ 旬の食材のことがわかる

ゆらね養生暦では、毎月旬のお野菜を掲載しています。

冬の旬といえば、大根!!

昨今は、年中いつでもお野菜や果物が手に入り、旬がわかりにくくなっていますが、旬のものは、美味しいし、安いし、カラダにいいし、といいことづくめ。

夏に生姜、冬に大根を食べていれば医者いらず(中国の諺より)

晩御飯に迷った時のご参考に。

④ 季節に添った養生法がわかる

中医学では「内外同治」といって、「内(食や漢方)」と「外(鍼灸や推拿)」の両方からアプローチしながら、カラダを調えていくことを基本として考えています。

暦(二十四節氣・五節句・雑節)もカラダ(関節)も、「節」が重要ですね。

このゆらね養生暦では、旬の野菜とともに、二十四節氣に沿って、その時季にオススメのツボや、養生法などを紹介しています。

いつでも、どこでも押せるツボは、知っておくととても便利な養生アイテム

氣が向いた時に、ちょろっと実践してみるくらいのゆるい感じで、カレンダーを眺めてやってもらえたら幸いです。

最後に

養生というと「病氣をしないためのカラダ作り」といった風にイメージされる方も多いかと思いますが、中医学で用いる際の「養生」という言葉は、文字通り「生を養う」ということ。

中医学は「病氣の治癒や体質の改善を目指すもの」というよりは「生きる質を探求する学問」です。

季節に添って、養生する暮らし

不調箇所はあげればキリがないけど、毎日それなりに穏やかに、あははと笑って過ごしてますよ、、、この「ゆらね養生暦」がそんな暮らしの一助となればうれしいです。

ご予約はこちらより

ゆらね養生暦2024年度版(今年は2月10日はじまり)は、1部600円(税込み)。

一家に一冊!

郵送(送料180円)も承っております。ご希望の方は、下記の注文フォームよりお求めください。

▶ ゆらね養生暦2024 ご注文フォーム

▶ LINEからのご予約も可能です

#旧暦カレンダー #養生暦 #歳時 #旬の食材 #ツボ #季節の養生

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?