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ヤンシナで入賞できなかったけど脚本家にはなれた話。
こんにちは。脚本家の下田悠子です。
フジテレビヤングシナリオ大賞の募集が始まっていますね。
私が応募したのは第27回。
脚本の勉強を開始して10ヶ月頃経った頃でした。
基礎的なことも十分会得できていなかったあの頃、コンクールの傾向も調べていなければ対策も立てず、学校に提出する課題を投稿しました。
5分の短編て一番難しい!初めて書いた脚本を振り返る。
こんにちは。脚本家の下田悠子です。
私は2015年4月、映画美学校の脚本コースに入学しました。
今回は、その年の5月ぐらいに、私が生まれて初めて書いた脚本を振り返ってみようと思います。
この脚本は『5分映画実習』というクラスの課題でした。
指定された撮影場所と5分という制限時間を守り、クラス内で選ばれた3作をチームで撮影するという実習です。
まず、私は5分の短編映画というものを見たことがありませ
だいたいみんな言うけどけっこう大事な脚本トレーニング
こんにちは。脚本家の下田悠子です。
仕事を始めてもうすぐ5年になります。なんとか食べれています。猫は飼えていません。
今回は脚本を勉強するにあたって、やった方がいいと感じていることを書いてみます。
脚本家が書いたショートドラマ『壁や植物が返事し出したらすぐ連絡して下さい』
<304号室>
不動産会社に勤める林田圭亮と、最近webライターとして独立した生明マキ。生明は『あざみ』と読む。
ふたりは付き合って1年。半同棲状態である。
ギターを練習している圭亮。なにやら気合が入っている。
圭亮は「プロポーズ」に向かって着々と準備を進めていた。
その夜、圭亮は一緒に暮らしているマキの部屋で、プロポーズした。
何気ない会話の中で、自然と口にしたのだ。
「マキ」
「う
脚本家が書いたショートドラマ『はじまりの青』
「───こんなときに死にたいなんて言えないあなたへ」
× × ×
───賃貸アパートの一室。
田崎美森(33)が、不動産業者との手続きを済ませる。
業者「(電卓を見せて)こんな感じになります」
田崎「わかりました。ありがとうございました」
サインをする田崎。
× × ×
また別の賃貸アパート。
おそらく二人暮らしであろう部屋。
音羽ふみの(30)が、ベッ