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閑話休題

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いわばエッセー。雑談。ブレイクタイムの茶飲み話です。ということで始まったのですが、他のマガジンで扱えない話題・内容をこのマガジンで扱うようになりました。またそういう経緯で、最近は…
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2023年6月の記事一覧

<芸術一般・エッセイ>関係の哲学

<芸術一般・エッセイ>関係の哲学

 哲学というほどのたいそうなものではないが、この世の人と人とのコミュニケーションとか、人がどう生きているのかとか、なぜ私がここにいるのかなどの、いわゆる根源的な疑問・テーマについて考えることは、昔から哲学という名称を持っていたので、私もそのまま表題に使わせてもらう。

 また、表題にある< >内の言葉は、noteマガジンの項目分けなのだが、そもそも<哲学>というマガジンを作っていない上に、私として

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<閑話休題>「阿弥陀経」の概要を東京下町弁にしてみたら

<閑話休題>「阿弥陀経」の概要を東京下町弁にしてみたら

 あまり反応がなかったけど(ただ、半径2mの友人・知人にはけっこう受けていたが)、前回「般若心経」を東京下町弁にしたものを投稿した。

 そしてある友人から「もっとやって」とのリクエストがあり、また別の友人は「自分の家は阿弥陀経」という話があったので、そうだ阿弥陀経なら、長さも手ごろかも知れないと思って、探してみた。

 最初は、岩波文庫に般若心経と一緒にある金剛般若経を想定していたのだが、ちょっ

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<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第二週)

<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 近代までのヨーロッパでは、「心」や「精神」は心臓に宿っていると信じていて、亡くなった人の心臓を特別に保存していた(例えば、ショパンの心臓は母国ポーランドの教会に埋葬された)。これは、古代エジプトのミイラ作りの遠い影響があるように思うが、現在「心」や「精神」が所在すると理解されている脳は(現代では、アインシュタインの脳が断片と

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<閑話休題>「天邪鬼」と「教祖様」、そして「敵前逃亡」

<閑話休題>「天邪鬼」と「教祖様」、そして「敵前逃亡」

 このnoteに書いているラグビー記事を、あるSNSのラグビー関係のグループにリンク貼りしたことがある。そして、既に何回か書いたが、オールブラックスに関する記事の一部を「間違いだ!」とクレームされ、さらに「日本でも人気のあるチームなので、誤ったことを広めるのは許せない」と中傷された。

 そのグループを少し調べてみたら、最初にクレームした人はそのグループの「教祖」のような存在で、あとから中傷した「

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<閑話休題>「般若心経」の東京下町弁的読み方

<閑話休題>「般若心経」の東京下町弁的読み方

 般若心経は、日本に伝わった仏教経典の中で最も重要かつ基本的なものとして、全ての宗派が尊重している。しかし、もともとは古代インドのサンスクリット語で書かれており、これを中国語に意訳・音訳したものを日本では原典としているため、サンスクリット語→漢語→日本語という翻訳の繰り返しで、もともとの意味からかなり変化しているのではと思う。

 ところで、「般若心経の意味が違う」なんていうと、「罰が当たるぞ!」

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