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子供たちの結婚資金やら家の購入資金やらの準備を始めました

昨今、老後の資金作りというテーマがもっぱら私の興味や好奇心を占領していた。それは年金生活を始めたばかりの父親から色々と話を聞く機会が与えられているからだ。

そしてこの興味が更に私に学習機会を与え、ふと現在子供と取り組んでいるお金の教育のテーマの一つである「運用する」という事の応用に気が付くこととなったのである。

【5歳児と1歳児の娘たちの口座で運用を始める】

しばらく前に子供たちの未成年証券口座を開設した。日々の忙しさに追われ、なかなか証券取引の開始とはいかなかったが、やっと先日二人の為の運用を始めることが出来た。

それぞれ今までにもらったお小遣いをまずは1年以上かけて絞り込んだ投資信託2銘柄に投資した。

さらにこれらの投資信託に毎月1万円ずつ積立投資が出来るように毎日の積立投資の設定も完了した。

まだ購入したばかりなので証券口座に金融資産が反映されていないが、来週どうなっているのか今から楽しみである。

【将来いくら位になるか計算してみる】

楽天証券が無料で提供している「積立かんたんシミュレーション」を使って5歳児と1歳児の積立を毎月1万円で開始したらいくらくらいになるか計算してみた。

すると面白いことがわかってきた。

まず、2人が成人するまでに1歳児には17年、5歳児には13年の時間があるという事である。そして私の父親は71歳で孫たちがいつ来てもいいように、3LDKのマイホームを中古ではあるものの数千万円現金一括で購入した。

そしてこのような父親の年齢になるまでには実に、66年から70年の時間があることに気が付いたのである。

実際に計算してみると、仮に1万円を利回り5%で70年積み立てると、なんと7650万円になるのである。1万円を70年間貯金してもたかだか840万円にしかならない。約9.5倍の金額差となっているのである。

66年であったとしても、6200万円となっている。ここで興味深いのは、70年間運用した場合と比べると、たかだか4年しか違わないのに、その差は1000万円以上になっている。これが、長期的に取り組む積立投資の「複利と時間」のマジックなのである。

【子供たちが使うためのお金を作っておく】

日本には、子供が結婚する際に結納金とか、結婚式の費用を負担してあげるという文化がある。さらには子供がマイホームを購入する際、頭金の何割かを負担している親もいる。

そこでふと気が付いたことがある。

このような結納金やマイホームを購入する際のお金だが、結納金の相場は100万円であり、マイホームの頭金は購入する物件や立てようとしている家の価格の10%~20%となっているようだ。

現在我々は目黒区に住んでいるが、マイホームを建てようとすると、注文住宅の平均的な広さは約38坪として考え、35坪の土地を購入するだけでも相場は1億608万円となり、上物はローコスト住宅であれば2,000万円程度、大手ハウスメーカーなら3,000万円程度が費用の目安となるようなので、1億3000万円の10%は約1300万円、そして20%であれば2600万円の頭金が必要となる。

では、娘たちにこの頭金を用意しておいてあげるとなると、彼女たちは何年間の運用期間が必要となるのだろうか。

実際に利回り5%で毎月1万円を積立投資するという計算をすると、50年で2600万円となる計算になる。

1歳児の娘であれば51歳の時、そして5歳児の娘であれば56歳の時となる。

では頑張って2万円を積立投資するとどうだろう?利回りは5%で計算してみる。すると37年から38年で2600万円の金融資産が作り上げらているという計算となる。娘たちが38歳~42歳の頃である。1億3000万円のマイホームを建てるならば30代半ばで建てたほうがローンは通りやすいと考えられるので、積立金額を3万円にしてみると、31年で2600万円の金融資産を築くことが出来る計算となる。娘たちが32歳~36歳である。良い年齢なのではないだろうか。

また結納金の100万円であれば、1万円の積立投資であれば、利回りを5%と考え積立運用すると、7年間で形成することが出来る。娘たちが小学校1年生~5年生の頃である。

このように計算すると、複利と時間の力を最大限使えるだけ使いたいと考えるようになった。

とあるインスタグラマーは娘が生まれたときに未成年証券口座を設定し、積立運用を始めてあげるべきであると言っていたが、本当にその通りであると痛感している。

【子供の為のお金の備え】

子育てをしていると育児にお金がかかることが分かる。

そして子供たちの為に1万円ずつ貯金しても10年経ったって120万円にしかならない。これでは大学費用だって賄う事はできない。

しかしながら、積立投資を上手に利用することで、複利と時間を味方につけ、少ない積立資金でも大きな資産を形成することが可能となるのである。

たかだか毎月1万円かもしれないが、それを70年も続ければ複利と時間が味方になり、利回り5%で運用を続けられれば、7000万円となっているのである。子供たちが65歳まで働き、ある程度の貯金やマイホームがあれば、老後の資金としては色々と選択肢が広がる資金となるのではないだろうか。

【まとめ】

我が家では昨年4月よりお金の教育を始めたが、1年4カ月経ち、子供たちの未成年証券口座で積立運用を開始することで、将来的に子供たちが必要なお金を毎月1万円程度でもいいので運用しておいてあげることで、子供たちが必要となるお金が手に入れることが出来るよう、予め準備を整えてあげられることが理解できるようになった。

私は既に44歳となっているが、1歳や5歳から運用を始めることが出来た彼女たちは私よりも遥かに運用経験を持ち、さらには資産形成を進めることが出来るであろう。

育児は人格形成やら、躾やら様々な側面があるが、その一側面であるお金の事は保護者の意志さえあれば、なんとかなる時代となったのではないだろうか。

少なくとも私はお金という子育ての一側面で、子供たちが将来必要となるお金を資産形成という方法で取り組み始めているのである。


補足情報サイトのリンク:

外部サイト:家を購入するときの頭金はいくら必要? 頭金ゼロのケースをシミュレーションで確認しよう  

外部サイト:50坪の土地に建てられる家の広さはどのくらい? 具体的なイメージを紹介 


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