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#戦略的な伝え方

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「言葉をうまく伝えるには?」「アイデアはどう作る?」「広告を分析してわかること」など、ビジネスシーンで役立つ記事をまとめました。
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#文章力

「写真撮影はご遠慮ください」は写真撮影OKなのかNGなのか

「写真撮影はご遠慮ください」は写真撮影OKなのかNGなのか

タイトルを見て「え?」と思った人もいると思います。

「写真撮影はご遠慮ください」というこの言葉、ふつうに考えれば写真撮影はNG、ダメという意味ですよね。

しかし、少し前にTwitterでこの言葉をめぐって議論が起こりました。

きっかけはある人が「写真撮影はご遠慮ください」について、「できればしないでくれたらありがたいの意味で絶対だめだとは思っていなかった」と告白したこと。具体的には、「たくさ

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「ふつうじゃない視点」が、面白さにつながる

「ふつうじゃない視点」が、面白さにつながる

先日、脚本家の三谷幸喜さんがテレビで話した「読書感想文の書き方」が話題になりました。

三谷さんはそこで、『桃太郎』について読書感想文を書くなら、と例を挙げてこんなことを言っています。

太字にした部分、ネガティブ思考で面白いな〜と思いながら、わたしはドキッとしたんです。

三谷幸喜は、桃太郎の視点じゃなくて「おじいさんとおばあさんの視点」で話してる!

おじいさんとおばあさんの視点から見る『桃太

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言葉には、「奥の顔」がある

言葉には、「奥の顔」がある

わたしたちは毎日、インターネットを通してさまざまな言葉を目にしています。

ものすごい速さで、ものすごい量の言葉を流し見ていると言ってもいい。

発言した人や文脈と切り離され、言葉だけが一人歩きしてしまっている場面もよく見かけます。

そんなとき大事なのは、流れてくる言葉の断片に反射的に飛びつくのではなく、その「奥」を想像すること。

「君とはやっとれんわ」は、究極のプロポーズ先日、テレビで松本人

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人の心を動かすのは、共感である。

人の心を動かすのは、共感である。

多くの人に刺さる言葉を書きたい。

商品やサービスと向き合うコピーライターが常日頃より思っていることです。「刺さる」という言い方は、広告業界ならではかもしれません。もう少し噛み砕いて言うと、「心に響く」「心を動かす」ということ。

では、人に刺さる言葉ってどんなものだと思いますか?

共感が興味を連れてくる広告をつくる上で必要不可欠なのは、商品やサービスを利用するターゲットの気持ちを想像すること。

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