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yayayasu
2020年6月7日 13:23
2022年9月6日 16:37
台風が近づいている、という話が、何日も前から繰り返されているが、東京にはなかなかやって来ない。やって来たら、書こうと思っていたのだが、このまま温帯低気圧になってしまうのだろうか。風雨の被害は台風が居座っている地方では大きいようだ。我が家には「台風11号猫」という名で呼ばれる猫がいた。それは四半世紀も前の夏の終わりの台風11号の時、どさくさ紛れにやって来て、以後、居着いてしまい、そして、うち
2021年1月24日 02:05
2020年6月13日 14:16
1993年8月27日、台風11号が接近していた。昼間、買い物に出かけた時に、角の電柱のあたりで若い女の子たちが白い犬を相手にしているのを見た。迷い犬だろうか。特に見るわけでもなく、素通りして、家に戻り、しばらくすると、あの犬が来て、玄関の前に座っているのが、二階の窓から見えた。渋谷の銅像ハチ公の座り方に似た、いかにも、頼もう〜、一晩の宿を、頼もう~、と声が聞こえてきそうな正座であった。
2020年6月28日 11:57
私は、自分の年齢を考えると、飼い遂げる(そんな言葉ないですけど)確信が持てなくて、もう猫を飼うことはしない、と心に決めています。猫に関しては、まだ逝って間もなく、心の余裕もなく、捨て猫がいるんだけれど、あなたのところにはもう1匹もいなくなったんでしょう? 寂しくない?というお誘いを受けますが、お断りするのは大変心苦しいのですが、その猫ちゃんは、どなたか飼ってくださる方が見つかるといいと思
2020年6月29日 06:06
2020年7月19日 07:10
2020年7月23日 06:40
クッキーは、アメリカンショートヘアのガロアを引き受けた時に、ついでに貰って、とオマケについてきた猫だ。踏切りのところに落ちていたのを保護した、という。財布はうっかり落としたりするが、猫は人が意図的にするのでなくては、そんなところに落ちてはいない。クッキーは大きく分けると日本猫に入るが、育っていくと、洋猫の血が入っているのか、雌なのに体は大きく、座る姿が殊更美しかった。歩き始めたばかりのい
2020年7月27日 06:33
オイラの名前はコテツ。じゃりん子チエの家におるコテツの額に三日月のマークがあり、オイラも同じだったんで、名前をもらうのは早かった。もともとどこぞの高校生のお兄ちゃんが、どこぞの公園で鳴いておったオイラを拾い上げ、懐に入れて、家に持ち帰った。その兄ちゃんの部屋でしばらく暮らしたが、雌猫が恋しゅうなって鳴いたら、かなわん、勉強の邪魔、ゆうて、里子に出された。電車に沢山乗って着いた家には、ヨボヨ
2020年7月29日 05:58
大きな団地のゴミ捨て場に出る階段で鳴いていた。階段の3段目にいて、上の段にも上れず、下の段にも下りられず、ただ鳴いていた。子供がどこかから連れてきて、遊んで、夕方になったので、また明日、と思って、そこに置いたのかもしれない。大人が、道路に這い出て、車に轢かれないよう、わざと動きにくい場所に置いたのかもしれない。か細い鳴き声は、心に刺さり、両手ですくい上げて部屋に持ち帰ってしまった。幼い
2020年9月2日 06:22
イワンとチビ達の間でどのようなやり取りがあったのか、私は知らない。ちびっ子がうちに貰われてきた時は、彼らはもう普通の食事が食べられる大きさになっており、母猫の乳が必要な年齢ではなかった。前の飼い主が、ご自身の健康上の理由から、どうしても手放さなくてはならなくなり、たまたま、猫を亡くしたばかりだった私のところに、白羽の矢が立って、2匹はやってきた。一方、イワンは台風の日に、我が家に押しかけ
2020年9月15日 05:50
2020年9月26日 06:00
2020年10月1日 05:12
飼い主が莫大な借金を抱えてしまい、返済の目処が立たず、世にはよくあることだが、夜逃げ同然で引越した。その時、私は10歳になっていた。「すまないね、ひとりで生きていってくれ」飼い主は飼い猫に心を残しながらも、去った。猫を連れて行く余裕はなかった。私は誰もいなくなってしまった理由が分からず、何度も灯りのついていない家に戻ったが、飼い主は戻って来なかった。食べ物もなく腹を空かして公園に行く