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処女小説家、「日常」編

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日常について、面白おかしく書いてみました。
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2018年10月の記事一覧

収入の少ない女VS消費税10%

収入の少ない女VS消費税10%

突然だが、一昨日わたしは1万5千円のバッグを買った。

通常の女子ならば、バッグで1万5千円ならそれは安い方だと思うだろう。
だが、私は収入が少ない。バッグに払う1万5千円は、普通の人で言えば10万ぐらいの価値だと思ってほしい。
ちなみに、焼肉食べ放題5000円の価値は5000円のままだ。まあ要するに、見た目に対するこだわりが薄い。バッグを買うなら焼肉を食べる。

そんな収入の少ない私にとって、消

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置いてけぼりのおくすり手帳

突然だが、私はやりすぎ都市伝説の内容がとても怖い。特にトランスヒューマニスト系など、科学のめざましい進歩の特集はめちゃくちゃに怖い。

なぜなら、私がAIにまず間違いなく淘汰されるタイプの小説家だからだ。

私の文章はよくAmazonで稚拙と評価され、担当さんには「もっと上手くなってくださいよ(半笑い)」と言われてしまう。
 
このままでは、AIがテキトーに書き流した文章に負けてしまうおそれがある

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30歳とから揚げにLemon

30歳とから揚げにLemon

切り分けた果実の片方は今、まさにある女のから揚げのために搾り取られようとしている。

その女は過去、から揚げにレモンをかけることを死ぬほど忌避していた。
蛇とか虫などの比ではないほどに嫌っていた。
だが今、から揚げにレモンをかけようとしている。

その女の名は、矢御あやせという。私だ。

30歳になって大きく変わったことがある。
から揚げにレモンをかけるようになった。

これは事件なのだ。

そも

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私がPASMOを持つ理由

私がPASMOを持つ理由

神はいくつもの島を作った。大きい島、小さい島、様々だ。

極東の小さな島国は日本列島と名付けられた。

日本列島に暮らす者たちは協力し、電車で全国を繋ぎ、心を一つにした。

しかし、神にすればそれは面白くない。
日本人が一つになれば、それは神にとって驚異となる。

神は彼らを恐れ、利用する鉄道会社や地域ごとにそれぞれ別々のICカードを持たせ、日本人の心をバラバラにした。

そうしてできたのが、su

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30歳小説家、大切なものを失う

30歳小説家、大切なものを失う

(画像)もう二度と君とはぐれないように

私は今、悲しみに暮れている。

どうしようもなく大切な存在だった。
もはや私自身と言っても過言ではなかった。

そんな君との出会いは昨日の夜だった。

どうしても書けない。
そう思って泣いていた夜、君はそっと私に身体を開き、寄り添ってくれた。
君は私の指にしっかりと応えてくれた。

一夜だけの関係なんかじゃない。
君と私は運命の出会いを果たしたものだとばか

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30歳小説家、平日昼間からdocomoショップに行く

30歳小説家、平日昼間からdocomoショップに行く

(画像)え、もうそんな時間!?

あるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていました。
ある日、おじいさんは山へ芝刈りに
おばあさんは川へ洗濯に行った帰りにdocomoショップに寄りました。
おじいさんとおばあさんの携帯料金は使用頻度の割に高く、プランを見直したかったからです。

おじいさんが芝刈りを終えると、家におばあさんの姿はありません。
待てども待てどもおばあさんは帰ってくる気配がありませ

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ビンボー30歳、だらだら金を使う

ビンボー30歳、だらだら金を使う

(画像)この中で一番安いものが我が家のカップだ

浪費。noteで浪費という言葉を使うと、ユーザーの皆さんは「あのお方」のかわいらしいアイコンを思い浮かべるかもしれない。
だが、これは残念ながら浪費の話ではない。私は昭和生まれの貧乏クリエイターである。

浪費なんてな言葉は私の生活とは対義語だ。
かといって、質素と呼ばれるようなストイックでかっこいい生活をしている訳でもない。

私はまごうことなき

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30歳とパンと血液

30歳とパンと血液

おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?
(ジョジョの奇妙な冒険)

これはジョジョを読んでいない私ですら知っている名台詞だ。

今、私はこの枚数を思い出せるなら思い出したいと思っている。
なぜなら、もうパンが食べられないかもしれないからだ。

というのも、この記事は血液検査の結果を聞いた帰りに書いている。
私は、悪玉コレストロール、血糖値、脂肪肝で引っかかってしまった。全部デブ関連だ。

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