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30歳小説家、大切なものを失う

(画像)もう二度と君とはぐれないように

私は今、悲しみに暮れている。

どうしようもなく大切な存在だった。
もはや私自身と言っても過言ではなかった。

そんな君との出会いは昨日の夜だった。

どうしても書けない。
そう思って泣いていた夜、君はそっと私に身体を開き、寄り添ってくれた。
君は私の指にしっかりと応えてくれた。

一夜だけの関係なんかじゃない。
君と私は運命の出会いを果たしたものだとばかり思っていた。
きみを埋めていく、変えて行く充実感は言葉などではあらわせるものではない。添い遂げたいと思った。
君といえば私、私といえば君という関係になりたかった。
はっきりと言えば愛していた。
誰よりも、まだ誰にも明かされていない君の秘密を私だけが知っていた。
君も、私の秘密をたっぷりと注がれてみるみるうちに美しくなっていった。

ああ、好きだ。好きだ好きだ。君が大好きだ。

君のことを幸せにし、沢山の人に知ってもらい、天に輝く一番の星にしたいと思っていた。

そう――――

書いていたプロットのExcelファイルが、消えた!!!!!!

上のポエムはExcelファイルを失った頭で茫然と書いたものだ。
はっきりいって痛い。それに、キモイ
自動保存……だめだ、オフにしてる
夢中になって書いていたせいで全く途中保存していない。

やべえ!!!!!!!!!

私がExcelを使ってプロットを管理しているのはこの際どうでもいいことだ。
Excelを使うとプロットがとても書きやすくなるのははっきい言って今は二の次にしてほしい。でも本当に便利だよ!

書いているExcelが消えた。その事実は私の頭を空にする。
やばい、食事も喉を通らない。ごはん、おかわり!
とにかく、メシは食えても悲しみに今は脳が追いつかない。

残るのは脳に残った途方もない徒労感だけだ。
一度席を立とう。そんな背も曲がっている。
だめだ、身体に力が入らない。

みんな、どうか愚かな私を笑ってくれ。

そして――どうか、執筆中も息をつけばctrl+Sを連打してほしい。
Twitterする暇があったらマジでctrl+Sを連打してくれ。
これ以上、私のような哀れな人間を生み出さないために。

……やっべー……どうしよっかなぁ。


追記:時間差で開いたら9割復元されていた。
Excelさん、ありがとうと天(アメリカ方面)に手をすり合わせて感謝したが、元はというとExcelが勝手にごねて、「あたし帰るから!」と強制終了したので、複雑な感情が迷子になっている。

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Excelの消えた1割も浮かばれると思います。

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