やまつる

小3息子と3歳娘の父。37歳。モットーは「前向きに生きていれば良いことある」。趣味は読…

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小3息子と3歳娘の父。37歳。モットーは「前向きに生きていれば良いことある」。趣味は読書、映画、ランニング、園芸。地方公務員15年目。共働き。40歳で公務員を退職して、非正規雇用で働こうと企んでいる。

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    読書に関する記事です。

記事一覧

人との繋がりは大事なのか?

毎日、仕事と育児と家事に追われていると、 「一人になりたい!」 と叫び出したくなることがある。 私はいま、切実に、孤独を求めている。 ただ、ふと思うのは、孤独に…

やまつる
2週間前
16

『忍びの家』が面白かった!!【感想】

NETFLIXのオリジナルドラマ『忍びの家』を観ました! なんの前情報もなく、ただただ「ネットフリックスのオリジナルドラマにハズレなし」という私の偏見によって観始めた…

やまつる
1か月前
13

なぜ『マッシュル-MASHLE-』が、長時間労働の37歳公務員(私)に刺さったのか!?

『マッシュル-MASHLE-』というアニメが、めちゃくちゃ面白い!!! みなさん、マッシュルを知ってますか? Amazonプライムで観ることができて、よくランキングの上位に入…

やまつる
2か月前
49

愛されることではなく、愛することを目指す。

久しぶりに古典を読んでいる。 エーリッヒ・フロムの『愛するということ』 妻との離婚をたびたび考える今日この頃、はて、愛とはなんなのかを知りたくなったのだ。 古典…

やまつる
2か月前
13

幸せは歩いてこない だから〇〇て ゆくんだね

タイトルは、「三百六十五歩のマーチ」の冒頭の歌詞です。 たしかに幸せは、ぼーっと生きているだけでは、向こうからやっては来ない気がします。 だから歩いてゆく・・・…

やまつる
3か月前
11

なぜ『汝、星のごとく』が多くの読者から愛されるのか考えてみた。

凪良ゆうさんが書いた、『汝、星のごとく』という小説をご存知でしょうか? 2023年に本屋大賞を受賞し、多くの本屋さんで平積みされていたので、きっと表紙を見たことがあ…

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4か月前
66

【2024年】やりたいことリスト/やらないことリスト

20代のときは、とにかく生きることに必死で、年初に何となく目標を考えるも、気がつけば目標を立てたことすら忘れて、ただただ夢中で生活していた。 ところが37歳ともなる…

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4か月前
45

36歳公務員が2023年11月に読んだ21冊の本からベスト10を発表します!

2023年11月は21冊の本を読むことができました。 週に5冊ほどのペースなので、個人的に理想に近い読書量かなと思っています。 読んだ本はどれも素晴らしい作品でしたが、…

やまつる
5か月前
42

2024年の目標。二つはもう決めた!

今年も早いもので、残すところあと1月半になりましたね。 私は年末年始にかけて、2024年の目標&やりたいことリストを100個作るチャレンジをしようと考えています。 そし…

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5か月前
14

軍配は気持ちの強い方に上がる

「根性論」というと、昭和の古くて汗臭い、使い古されてダサいイメージがあるけれど、なかなか無視できない真理も含まれていると思う。 それは、テクニックよりも気持ちが…

やまつる
5か月前
14

知らない世界を知るということ

昨日、『和菓子のアン』という小説を読みました。 和菓子をほとんど何も知らない私にとって、この本は和菓子の基本的なことを知ることができて、とても学びになりました。…

やまつる
5か月前
19

【本の紹介】小説の読み方/平野啓一郎

高校生のころ、私は国語の科目が苦手だった。 テスト問題を解くための読解力が、たぶん低かったのだと思う。 読解力を鍛えるために、高校2年生くらいから、学校の図書館…

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6か月前
17

【本の紹介】君のクイズ/小川哲

子供の頃から、テレビでクイズ番組を観ることが好きだった。 とくに家族そろってクイズ番組を観ているとき、おのずと家庭内クイズ大会みたいな雰囲気になり、誰が1番早く…

やまつる
6か月前
6

【本の紹介】「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略/尾石晴

もうすぐ37歳になる公務員の私は、このまま今の働き方を続けてもいいものかと、自問自答しない日はない。 役所での仕事は、毎年ローテーションで担当の仕事が変わる。いろ…

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6か月前
22

【本の紹介】777 トリプルセブン/伊坂幸太郎

他人がどのくらいの苦労を抱えて生きているか、まったく見当がつかない。 小説とかドラマとかを見ると、それなりに皆んな苦労しているように描かれているけど、現実世界を…

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6か月前
14

キミたちは何歳まで生きるのか

最近、36歳にして、今までの人生で1番体調が良いと感じている。 36歳というと、もはや「おじさん」と呼ばれてもおかしくない年齢だと思うが、私の場合、体感的には20代の…

やまつる
6か月前
9
人との繋がりは大事なのか?

人との繋がりは大事なのか?

毎日、仕事と育児と家事に追われていると、

「一人になりたい!」
と叫び出したくなることがある。

私はいま、切実に、孤独を求めている。

ただ、ふと思うのは、孤独になりたいと願っているのは、私が今、人に囲まれて過ごすことができているからではないか。

本当に仕事からも育児からも解放されたとしたら、むしろ「人と繋がりたい」と感じるのだろうな、とも思う。

だとしたら、まずいことに、私には友達といえ

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『忍びの家』が面白かった!!【感想】

『忍びの家』が面白かった!!【感想】

NETFLIXのオリジナルドラマ『忍びの家』を観ました!

なんの前情報もなく、ただただ「ネットフリックスのオリジナルドラマにハズレなし」という私の偏見によって観始めたのですが、期待通りの面白さで、最初から最後までずっと楽しく鑑賞することができました。

この作品は、

もし、スマホ時代の現代に、忍者がまだ活躍しているとしたら、どんな感じだろう?という好奇心を、豪華俳優陣の味のある演技やアクション

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なぜ『マッシュル-MASHLE-』が、長時間労働の37歳公務員(私)に刺さったのか!?

なぜ『マッシュル-MASHLE-』が、長時間労働の37歳公務員(私)に刺さったのか!?

『マッシュル-MASHLE-』というアニメが、めちゃくちゃ面白い!!!

みなさん、マッシュルを知ってますか?

Amazonプライムで観ることができて、よくランキングの上位に入っているので、名前はご存知の方も多いのではないでしょうか。

私がこのアニメを知るきっかけになったのは、私の好きなCreepy Nutsの『Bling‐Bang‐Bang‐Born』という曲がこのアニメの主題歌になっていて

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愛されることではなく、愛することを目指す。

愛されることではなく、愛することを目指す。

久しぶりに古典を読んでいる。

エーリッヒ・フロムの『愛するということ』

妻との離婚をたびたび考える今日この頃、はて、愛とはなんなのかを知りたくなったのだ。

古典だが、読みやすく内容もそれほど難解ではないので、意外とサラサラと読める。

私が小学生のとき、KinKi Kidsの曲で『愛されるよりも愛したい』という曲が流行ったが、その曲名を見た時、「え、意味わからん。普通に愛されたいけども!」と

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幸せは歩いてこない だから〇〇て  ゆくんだね

幸せは歩いてこない だから〇〇て ゆくんだね

タイトルは、「三百六十五歩のマーチ」の冒頭の歌詞です。

たしかに幸せは、ぼーっと生きているだけでは、向こうからやっては来ない気がします。

だから歩いてゆく・・・

でもどうやって?

この歌が作られたのは、日本が高度経済成長を迎えていた時代で、みんなと同じように「歩いてさえいれば」幸せになれたのかもしれません。

でも今は「歩いてさえいれば幸せになれる」なんて、だれも思っていないですよね。

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なぜ『汝、星のごとく』が多くの読者から愛されるのか考えてみた。

なぜ『汝、星のごとく』が多くの読者から愛されるのか考えてみた。

凪良ゆうさんが書いた、『汝、星のごとく』という小説をご存知でしょうか?

2023年に本屋大賞を受賞し、多くの本屋さんで平積みされていたので、きっと表紙を見たことがある人は多いと思います。

凪良ゆうさんは2020年にも『流浪の月』で本屋大賞を受賞していて、『汝、星のごとく』は2回目の本屋大賞なんですよね。これ冷静に考えたら、あり得ないです。

本屋大賞は2004年から始まった賞で、公式サイトには

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【2024年】やりたいことリスト/やらないことリスト

【2024年】やりたいことリスト/やらないことリスト

20代のときは、とにかく生きることに必死で、年初に何となく目標を考えるも、気がつけば目標を立てたことすら忘れて、ただただ夢中で生活していた。

ところが37歳ともなると、年末に来年の「やりたいこと、やらないこと」を計画して、一年後に振り返って総括する、みたいなことが人生では大事なんだろうなと薄々分かってきた。

というわけで、2023年のクリスマスイブの今日、2024年の「やりたいことリスト(全5

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36歳公務員が2023年11月に読んだ21冊の本からベスト10を発表します!

36歳公務員が2023年11月に読んだ21冊の本からベスト10を発表します!

2023年11月は21冊の本を読むことができました。

週に5冊ほどのペースなので、個人的に理想に近い読書量かなと思っています。

読んだ本はどれも素晴らしい作品でしたが、あえてランキング形式で、特にオススメしたい本を10冊紹介させていただきます。

ぜひお付き合いください!

10位 20代で得た知見/F 87点とても20代で得た知見とは思えないほど、人生の本質的なことまで考えが及んでいて驚きま

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2024年の目標。二つはもう決めた!

2024年の目標。二つはもう決めた!

今年も早いもので、残すところあと1月半になりましたね。

私は年末年始にかけて、2024年の目標&やりたいことリストを100個作るチャレンジをしようと考えています。

そして、すでに二つの目標は私の胸の中の椅子にドンと座っています。まるで、スラムダンクで海南の牧が試合前のロッカールームで集中を高めているように。

…二つの目標とはズバリ、

・X(Twitter)のフォロワー5,000人突破する

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軍配は気持ちの強い方に上がる

軍配は気持ちの強い方に上がる

「根性論」というと、昭和の古くて汗臭い、使い古されてダサいイメージがあるけれど、なかなか無視できない真理も含まれていると思う。

それは、テクニックよりも気持ちが強い方が勝つ、ということ。

とくに高度に情報化した社会においては、テクニックは調べればある程度手に入るわけで、あとは、どれだけ強い思いで打ち込めるかが大事になってくる。

よく分かる事例として、3歳の娘の主張することに、私や妻がまったく

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知らない世界を知るということ

知らない世界を知るということ

昨日、『和菓子のアン』という小説を読みました。

和菓子をほとんど何も知らない私にとって、この本は和菓子の基本的なことを知ることができて、とても学びになりました。

「上生菓子」という和菓子のジャンルがあるんですね。知りませんでした。

…なんと美しい造形なんだろう!

昔の日本人の上流階級は、季節ごとに縁起の良い上生菓子を楽しんでいたようです。

上生菓子…全然知らなかったなぁ。

小説の中では

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【本の紹介】小説の読み方/平野啓一郎

【本の紹介】小説の読み方/平野啓一郎

高校生のころ、私は国語の科目が苦手だった。

テスト問題を解くための読解力が、たぶん低かったのだと思う。

読解力を鍛えるために、高校2年生くらいから、学校の図書館で積極的に小説を借りて読むことにした。

ほどなくして村上春樹の小説にハマり、村上春樹の小説やエッセイばかりを読んだのだが、けっきょく国語の点数は上がらなかった。

思えば、村上春樹の文章が非常に読みやすいため、その反動で、国語のテスト

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【本の紹介】君のクイズ/小川哲

【本の紹介】君のクイズ/小川哲

子供の頃から、テレビでクイズ番組を観ることが好きだった。

とくに家族そろってクイズ番組を観ているとき、おのずと家庭内クイズ大会みたいな雰囲気になり、誰が1番早く正解を答えられるかを競うのがとても楽しかった。

テレビの中で、タレントが早押しボタンを「ピンポン!」と鳴らし、答えるまでの数秒の間に、テレビを観ている私たちが必死に脳内から正解を探し出し、口に出す。

それが当たっていたときの嬉しさは、

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【本の紹介】「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略/尾石晴

【本の紹介】「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略/尾石晴

もうすぐ37歳になる公務員の私は、このまま今の働き方を続けてもいいものかと、自問自答しない日はない。

役所での仕事は、毎年ローテーションで担当の仕事が変わる。いろいろな仕事を覚えられる反面、専門性は身につかない。

このまま続けていって65歳で定年退職したときに、「あれ、私はいままで何をしてきたんだろう?ここはどこ?私はだれ?」状態になる可能性は高いと思う。

最大の問題は、仕事が面白くないこと

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【本の紹介】777 トリプルセブン/伊坂幸太郎

【本の紹介】777 トリプルセブン/伊坂幸太郎

他人がどのくらいの苦労を抱えて生きているか、まったく見当がつかない。

小説とかドラマとかを見ると、それなりに皆んな苦労しているように描かれているけど、現実世界を生きる人々の姿を見るにつけ、本当にそうだろうかと訝しむ。

みんな平然と人と喋ったり、笑い合ったり、仕事をしたり、スイスイと生きているようにみえる。

ときどき、いや、けっこう頻繁に、私はそんな世界と自分との間に、隙間を感じる。

でも、

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キミたちは何歳まで生きるのか

キミたちは何歳まで生きるのか

最近、36歳にして、今までの人生で1番体調が良いと感じている。

36歳というと、もはや「おじさん」と呼ばれてもおかしくない年齢だと思うが、私の場合、体感的には20代の身体感覚とほとんど変わっていない。

歳をとったから疲れやすくなったわけでもなく、むしろ20代のときの方がいつも疲れていた気がする。

今の体調の良さは、おそらく、体調管理が上手になったことが要因だろう。規則正しい生活リズム、運動習

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