知らない世界を知るということ
昨日、『和菓子のアン』という小説を読みました。
和菓子をほとんど何も知らない私にとって、この本は和菓子の基本的なことを知ることができて、とても学びになりました。
「上生菓子」という和菓子のジャンルがあるんですね。知りませんでした。
…なんと美しい造形なんだろう!
昔の日本人の上流階級は、季節ごとに縁起の良い上生菓子を楽しんでいたようです。
上生菓子…全然知らなかったなぁ。
小説の中では、季節ごとの和菓子や上生菓子の種類や由来について、軽快なミステリーとともに描かれていました。
和菓子には日本の文化がギュッと凝縮されているんですね。
小説を読むことで、今まで知らなかった世界を知ることができます。
もちろん、上生菓子や和菓子のことを知らなくても、普通に生きていくにはなんの支障もありません。
なので、知らない世界を知る、という行為は、生活や心に余裕がある人の特権なのかもしれません。まさに、昔の上流階級の人が上生菓子を食べていたように。
わたしはその特権を遠慮なく、見境なく味わっていこうと思う。そのために、わたしはこれからも沢山本を読んでいきます。
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