やまつる

小3息子と3歳娘の父。37歳。モットーは「前向きに生きていれば良いことある」。趣味は読…

やまつる

小3息子と3歳娘の父。37歳。モットーは「前向きに生きていれば良いことある」。趣味は読書、映画、ランニング、園芸。地方公務員15年目。共働き。40歳で公務員を退職して、非正規雇用で働こうと企んでいる。

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最近の記事

人との繋がりは大事なのか?

毎日、仕事と育児と家事に追われていると、 「一人になりたい!」 と叫び出したくなることがある。 私はいま、切実に、孤独を求めている。 ただ、ふと思うのは、孤独になりたいと願っているのは、私が今、人に囲まれて過ごすことができているからではないか。 本当に仕事からも育児からも解放されたとしたら、むしろ「人と繋がりたい」と感じるのだろうな、とも思う。 だとしたら、まずいことに、私には友達といえる存在がほぼいない・・・ ましてや、いわゆるサードプレイスと言われるような、仕事

    • 『忍びの家』が面白かった!!【感想】

      NETFLIXのオリジナルドラマ『忍びの家』を観ました! なんの前情報もなく、ただただ「ネットフリックスのオリジナルドラマにハズレなし」という私の偏見によって観始めたのですが、期待通りの面白さで、最初から最後までずっと楽しく鑑賞することができました。 この作品は、 もし、スマホ時代の現代に、忍者がまだ活躍しているとしたら、どんな感じだろう?という好奇心を、豪華俳優陣の味のある演技やアクションシーンによって堪能できる点が、最大の見どころだと思います。 まあ、「忍者」を題

      • なぜ『マッシュル-MASHLE-』が、長時間労働の37歳公務員(私)に刺さったのか!?

        『マッシュル-MASHLE-』というアニメが、めちゃくちゃ面白い!!! みなさん、マッシュルを知ってますか? Amazonプライムで観ることができて、よくランキングの上位に入っているので、名前はご存知の方も多いのではないでしょうか。 私がこのアニメを知るきっかけになったのは、私の好きなCreepy Nutsの『Bling‐Bang‐Bang‐Born』という曲がこのアニメの主題歌になっていて、YouTubeでPVを見ていたら、ふと、ショート動画でマッシュルのアニメが目に

        • 愛されることではなく、愛することを目指す。

          久しぶりに古典を読んでいる。 エーリッヒ・フロムの『愛するということ』 妻との離婚をたびたび考える今日この頃、はて、愛とはなんなのかを知りたくなったのだ。 古典だが、読みやすく内容もそれほど難解ではないので、意外とサラサラと読める。 私が小学生のとき、KinKi Kidsの曲で『愛されるよりも愛したい』という曲が流行ったが、その曲名を見た時、「え、意味わからん。普通に愛されたいけども!」と感じたのを覚えている。 そして、37歳となった今でも、「愛するよりも愛されたい

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          9本

        記事

          幸せは歩いてこない だから〇〇て ゆくんだね

          タイトルは、「三百六十五歩のマーチ」の冒頭の歌詞です。 たしかに幸せは、ぼーっと生きているだけでは、向こうからやっては来ない気がします。 だから歩いてゆく・・・ でもどうやって? この歌が作られたのは、日本が高度経済成長を迎えていた時代で、みんなと同じように「歩いてさえいれば」幸せになれたのかもしれません。 でも今は「歩いてさえいれば幸せになれる」なんて、だれも思っていないですよね。 幸せは歩いてこない。 まして、スマホで検索しても、ChatGPTに問いかけても

          幸せは歩いてこない だから〇〇て ゆくんだね

          なぜ『汝、星のごとく』が多くの読者から愛されるのか考えてみた。

          凪良ゆうさんが書いた、『汝、星のごとく』という小説をご存知でしょうか? 2023年に本屋大賞を受賞し、多くの本屋さんで平積みされていたので、きっと表紙を見たことがある人は多いと思います。 凪良ゆうさんは2020年にも『流浪の月』で本屋大賞を受賞していて、『汝、星のごとく』は2回目の本屋大賞なんですよね。これ冷静に考えたら、あり得ないです。 本屋大賞は2004年から始まった賞で、公式サイトには以下のように賞の概要が記載されています。 ・・・という説明はありますが、そうは

          なぜ『汝、星のごとく』が多くの読者から愛されるのか考えてみた。

          【2024年】やりたいことリスト/やらないことリスト

          20代のときは、とにかく生きることに必死で、年初に何となく目標を考えるも、気がつけば目標を立てたことすら忘れて、ただただ夢中で生活していた。 ところが37歳ともなると、年末に来年の「やりたいこと、やらないこと」を計画して、一年後に振り返って総括する、みたいなことが人生では大事なんだろうなと薄々分かってきた。 というわけで、2023年のクリスマスイブの今日、2024年の「やりたいことリスト(全50)、やらないことリスト(全12)」を書き出してみたので、参考になれば幸いです。

          【2024年】やりたいことリスト/やらないことリスト

          36歳公務員が2023年11月に読んだ21冊の本からベスト10を発表します!

          2023年11月は21冊の本を読むことができました。 週に5冊ほどのペースなので、個人的に理想に近い読書量かなと思っています。 読んだ本はどれも素晴らしい作品でしたが、あえてランキング形式で、特にオススメしたい本を10冊紹介させていただきます。 ぜひお付き合いください! 10位 20代で得た知見/F 87点とても20代で得た知見とは思えないほど、人生の本質的なことまで考えが及んでいて驚きました。 著者の語彙力と表現力の高さには脱帽です。 私が一生かけても得られない知

          36歳公務員が2023年11月に読んだ21冊の本からベスト10を発表します!

          2024年の目標。二つはもう決めた!

          今年も早いもので、残すところあと1月半になりましたね。 私は年末年始にかけて、2024年の目標&やりたいことリストを100個作るチャレンジをしようと考えています。 そして、すでに二つの目標は私の胸の中の椅子にドンと座っています。まるで、スラムダンクで海南の牧が試合前のロッカールームで集中を高めているように。 …二つの目標とはズバリ、 ・X(Twitter)のフォロワー5,000人突破する ・インスタのフォロワー5,000人突破する。 …なかなか壮大な目標ですよね。

          2024年の目標。二つはもう決めた!

          軍配は気持ちの強い方に上がる

          「根性論」というと、昭和の古くて汗臭い、使い古されてダサいイメージがあるけれど、なかなか無視できない真理も含まれていると思う。 それは、テクニックよりも気持ちが強い方が勝つ、ということ。 とくに高度に情報化した社会においては、テクニックは調べればある程度手に入るわけで、あとは、どれだけ強い思いで打ち込めるかが大事になってくる。 よく分かる事例として、3歳の娘の主張することに、私や妻がまったく歯が立たない、というのがある。 たとえば、娘が晩御飯を残したのに、食後にお菓子

          軍配は気持ちの強い方に上がる

          知らない世界を知るということ

          昨日、『和菓子のアン』という小説を読みました。 和菓子をほとんど何も知らない私にとって、この本は和菓子の基本的なことを知ることができて、とても学びになりました。 「上生菓子」という和菓子のジャンルがあるんですね。知りませんでした。 …なんと美しい造形なんだろう! 昔の日本人の上流階級は、季節ごとに縁起の良い上生菓子を楽しんでいたようです。 上生菓子…全然知らなかったなぁ。 小説の中では、季節ごとの和菓子や上生菓子の種類や由来について、軽快なミステリーとともに描かれ

          知らない世界を知るということ

          【本の紹介】小説の読み方/平野啓一郎

          高校生のころ、私は国語の科目が苦手だった。 テスト問題を解くための読解力が、たぶん低かったのだと思う。 読解力を鍛えるために、高校2年生くらいから、学校の図書館で積極的に小説を借りて読むことにした。 ほどなくして村上春樹の小説にハマり、村上春樹の小説やエッセイばかりを読んだのだが、けっきょく国語の点数は上がらなかった。 思えば、村上春樹の文章が非常に読みやすいため、その反動で、国語のテスト問題が難解に感じて読む気が失せてしまっていたのかもしれない。 私が本格的に本を

          【本の紹介】小説の読み方/平野啓一郎

          【本の紹介】君のクイズ/小川哲

          子供の頃から、テレビでクイズ番組を観ることが好きだった。 とくに家族そろってクイズ番組を観ているとき、おのずと家庭内クイズ大会みたいな雰囲気になり、誰が1番早く正解を答えられるかを競うのがとても楽しかった。 テレビの中で、タレントが早押しボタンを「ピンポン!」と鳴らし、答えるまでの数秒の間に、テレビを観ている私たちが必死に脳内から正解を探し出し、口に出す。 それが当たっていたときの嬉しさは、とても大きかった。 クイズの面白さ・醍醐味は、知識の量を競うところではなく、問

          【本の紹介】君のクイズ/小川哲

          【本の紹介】「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略/尾石晴

          もうすぐ37歳になる公務員の私は、このまま今の働き方を続けてもいいものかと、自問自答しない日はない。 役所での仕事は、毎年ローテーションで担当の仕事が変わる。いろいろな仕事を覚えられる反面、専門性は身につかない。 このまま続けていって65歳で定年退職したときに、「あれ、私はいままで何をしてきたんだろう?ここはどこ?私はだれ?」状態になる可能性は高いと思う。 最大の問題は、仕事が面白くないことだろう。結局は、上司の命令が絶対で、自分が責任を持てることなどたかがしれている。

          【本の紹介】「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略/尾石晴

          【本の紹介】777 トリプルセブン/伊坂幸太郎

          他人がどのくらいの苦労を抱えて生きているか、まったく見当がつかない。 小説とかドラマとかを見ると、それなりに皆んな苦労しているように描かれているけど、現実世界を生きる人々の姿を見るにつけ、本当にそうだろうかと訝しむ。 みんな平然と人と喋ったり、笑い合ったり、仕事をしたり、スイスイと生きているようにみえる。 ときどき、いや、けっこう頻繁に、私はそんな世界と自分との間に、隙間を感じる。 でも、ふと、もしかしたら私自身も他人から見たら、スイスイ生きているように見えているのか

          【本の紹介】777 トリプルセブン/伊坂幸太郎

          キミたちは何歳まで生きるのか

          最近、36歳にして、今までの人生で1番体調が良いと感じている。 36歳というと、もはや「おじさん」と呼ばれてもおかしくない年齢だと思うが、私の場合、体感的には20代の身体感覚とほとんど変わっていない。 歳をとったから疲れやすくなったわけでもなく、むしろ20代のときの方がいつも疲れていた気がする。 今の体調の良さは、おそらく、体調管理が上手になったことが要因だろう。規則正しい生活リズム、運動習慣、食生活。 お酒も辞めたし、タバコも吸わない。残業も基本的にはしない。 ふ

          キミたちは何歳まで生きるのか