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なぜ働いているとnoteが書けなくなるのか

三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』という本がとても売れていますね。私も読みましたが、とても面白く、考えさせられる内容でした。

ざっくり要約すると、最近の日本人は仕事に全身全霊でコミットしすぎていて、頭や心に余裕がなくなり、「ノイズ」が多い本を読むことができなくなっている。そのため、もっと「半身」で仕事をして余裕を作り、本が読めるような社会にしていきましょう、という内容だったと思います。

私もおおむね同意しますが、個人的な経験を踏まえて補足すると、「仕事に全身全霊でコミットしている」から本が読めなくなったのではなく、

共働きで、仕事から帰ってからも家事や育児に追われるので、本を読む余裕がなくなった

という方が、個人的にはしっくりきます。

今の日本は共働き世帯が増えているので、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の答えとしては、世の中に共働きの世帯が増えたから、とも言えると思います。

また、独身の人は独身の人で、育休をとる男性社員が増えているので、その不在時の仕事をカバーしないといけないために、より仕事にコミットせざるを得なくなり、本を読む余裕がなくなっている、とも言えますよね。

私自身も、妻が育休中で家事を任すことができた時期は、ほとんど仕事のことだけ考えていればよかったので、本が読めたしnoteも沢山更新できたりしていました。

ただ、妻が育休から復帰して、私も家事や育児をやらなくてはいけなくなってからは、もう全く余裕がなくなりました。今このnoteも、妻が子供を連れて実家に帰ってくれているから、1人の時間があるから書けているのです。

noteが書けなくなることのデメリットは、自分の感情や意見をアウトプットする場がなくなるので、自分を見失いそうになるということです。

家事と育児は減らすことができないので(もちろんお金を使えば家事や育児の代行サービスを利用することができますが)、育児が忙しい時期は、仕事の量を夫婦両方とも減らしたほうがいいと思います。

読書ができない、noteも書けないという人生というのは、やっぱりどこか味気ないです。

ほんっと、この忙しい日々はなんとかならないものでしょうか!頼むから仕事を減らしてくれ!笑


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