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【本の紹介】「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略/尾石晴

もうすぐ37歳になる公務員の私は、このまま今の働き方を続けてもいいものかと、自問自答しない日はない。

役所での仕事は、毎年ローテーションで担当の仕事が変わる。いろいろな仕事を覚えられる反面、専門性は身につかない。

このまま続けていって65歳で定年退職したときに、「あれ、私はいままで何をしてきたんだろう?ここはどこ?私はだれ?」状態になる可能性は高いと思う。

最大の問題は、仕事が面白くないことだろう。結局は、上司の命令が絶対で、自分が責任を持てることなどたかがしれている。つまりは、やりがいが少ない。

よし、それなら資産運用して一億円貯めてFIREだ!と、目標をたてても、「FIREして何するの?」という問いに頭の中が真っ白になる。

つまり、今の仕事を続けても辛い、辞めても辛い、という袋小路に陥った私を救ってくれたのが、この『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』。

この本では、人生100年時代において、幸福の要素である「お金」「つながり」「健康」を維持するために、仕事を辞めずに生涯働き続けることを提唱している。

ここでいう「仕事をやめない」とは、「会社を辞めない」という意味ではありません。会社員の看板を外しても継続して仕事ができるように、 40代から少しずつ行動をしていくのです。「定年を迎えない人生」をキャリアとして描く。

本編より引用

そのために、「自分業」を育てていくことが大事だという。

「お金」「つながり」「健康」の3つの要素を満たすことができ、かつやりがいを持って取り組める「仕事」のことを、この本では「自分業」と呼びます。

支出が多いもの(私の場合はヨガや本)は、あなたが「好き」なものだと思います。つまり、「好き」をどうやって自分業にするか?と考えていくのがわかりやすい。頼まれてもいないのに、お金と時間を使っているものは自分業の種なのです。

これまで、ぼんやりとしか考えていなかったけど、私がこのnoteを書いているのはまさしく「自分業」を育てるためだったんだなと認識した。

40歳の壁を壊すために、自分業という斧を作っていこう。

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