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創作

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生業と言っても過言ではない。創作をし続けることは、僕の人生の生き方の模範解答に近いだろうとつくづく思う。僕の魂を削って産んだ作品で誰かに喜びや希望を与えたい。
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作品の肉体と精神、どちらも届ける。

作品の肉体と精神、どちらも届ける。

世の中の作品と制作の手段は、数多に存在する。
造る、移す、組む、歌う、建てる、描く。

創作をする人間たちのほとんどは、何かしらの想いを込めるだろう。

制作物が誰かに届いた時。作品の肉体は届いても、内に込めた「想い」という精神が届かないことがある。

想いが届かなければ、行動と感動、肉体と精神の動きに結びつかない。
表現の世界における「何を伝えたいか分からない」や、ビジネスにおける「売れない」「

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イラストとAI、その願い。

イラストとAI、その願い。

草津町のPVとAIについて触れた記事でもこんな内容を書いた。

AIとイラストに関して、この願いは今でも変わらない。

仲間がAIを恐れていた
イラストレーターを夢見る仲間に「最近、イラストを諦めようか考えました」と伝えられた。
彼女は、あまり心が強くないので様々な原因が重なり、イラストに自信を喪失していたらしい。
その原因の一つがAI。誰でもイラストを生成できる時代になった。2023年のAIの進

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希望になりうるもの。

希望になりうるもの。

日常における希望をコンセプトに作品作りしようと思っていた数日前。

「大空が救いたいのは、日常まで行けていない人なんじゃない?」

一緒に作品を考えてくれているアーティストさんにそう言われた。

「日常」ってすごく当たり前。でも、その当たり前すらもない人もいる。何にも存在価値を感じられず、己に苦しみ、環境に苦しんだ時期の自分。救いたいのはあの頃の自分。ならば、「日常における」も何も、その日常さえも

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社会に合わせたものづくりの葛藤。

社会に合わせたものづくりの葛藤。

まだ「人に合わせたものづくりだけで生きている気がしない」

好きな世界を明確にした対価

写真を例に挙げると自分の好きな色合いが決まっている。好きな世界が明確。何者かよく分からない一貫性とやらを得るために、自己分析して『好き』の感覚を学び、具体的にする為に、触れる対象に序列を付けてきた。

好きの傾向が掴めたと同時に、刺さらないものは、心に全く刺さらなくなった。

世界をより広く、深く、神羅万象吸

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CANVASで考える『何者か?』

CANVASで考える『何者か?』

昨年の9月だったか、知り合いのアーティストが企画してくれたバス旅へ参加した日。ヴィンテージなバスで刺激的な2日間、さまざまな発見の中、収穫として最も大きかったのは経験と人脈。

普通に生きていたら味わえない漫画のようなBBQと、今後も共に助け合えそうな仲間ができた。

ただ、大きなジレンマを抱えてた日でもあった。

カメラマンとしての葛藤
酒を飲み、皆で歌い、美味しい食事を食べ、気に入った写真も生

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山口大空としての世界観

山口大空としての世界観

いつかインタビューや楽曲などに落とし込みたいところではあるが、いつこの世から消えるか分からないので、そんな悠長なことは言っていらない。

21歳もとっくに半分がすぎた。この時点で確立している私の世界観と創作に対する想いを書いておく。

日常における希望心から好きだと言えるのは、日常的な世界観。あくまで世界観、日常そのものではないという部分を主張するが、他のジャンルが嫌いなわけではない。

サイバー

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深く広く情報の海を泳ぐ。

深く広く情報の海を泳ぐ。

何かを深掘ることをよく、海に例えて考えている。

私たちが泳ぐ情報の海は、広さと深さが果てしない。

深海にいる者=いわゆるその道を極めし少数派の精鋭は、深ぼったこと(極めたこと)で評価される。更に極めたもの達しか理解できない感覚や知識の共有、経験談も存在する。

しかし、浅瀬を泳ぎつづけた者=そのジャンル以外も浅く広く手を出し続けた者は、様々な人間と知識や経験面での共通項を持っており、人間関係の

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中途半端者で終わらせない

中途半端者で終わらせない

映像に写真にデザインに3DCG、クリエイティブな分野でも様々な活動をしてきた。

映像だけでも、YouTube編集にCM制作・MV撮影にドローン、アニメーション編集に色編集などの依頼をいただけた。

1つのジャンルを確立して、生涯を通して追求している表現者に嫉妬することがある。

私は性格上、1つのことが続かない。

それが苦になるのではなく、旺盛な好奇心が別の分野に触れようとする。

そのメリッ

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本物の好きな世界観

本物の好きな世界観

バックボーンを知ると共感する。
触れる回数を重ねれば、ザイオンス効果により好感度が上がる。
知識の得た人や文化や組織や活動や場所が、徐々に魅力的になっていく。

生き続け、好きの分母は増えてきた。
音楽も映画も食事も漫画も人。

そんな中でも、1番自分が愛している『本物の好きな世界観』を見つけた。

1番を決める必要性
その前にこちらに触れる。「好きなものは沢山あるだけでいいじゃん、わざわざ比較、

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価値の循環

価値の循環

2月にとある展示を見に、カフェへ足を運んだ。私がよく訪れる商店街で出会った1人の女の子の初個展。

作品や活動についての話を伺っている最中、そのカフェに訪れる人もちらほらいらっしゃった。彼女のお知り合いのアーティストさんもその中に。

後に、初めて作品を購入された時の彼女の姿が忘れられない。きっとこうやって、自分の作品を評価してくれる人と出会って、時には喜んで、時には悲しんで、ものづくりという人生

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衝動は、飛び込んだ先。

衝動は、飛び込んだ先。

2019年8月

高校生の時にMVを作った。ヒッチハイクで県外まで行って、ミスコンに出ている男女に声をかけ、大会で優勝した友人の楽曲で作らせてもらう。私にとって夢のような日々だった。

For You / STAR FISH feat.Maya=Angela

Cast : nanaumi
Sae kimura

Director :Sora Yamaguchi

Track maker :STA

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映像の質と価値とは。

映像の質と価値とは。

まず、映像の質を『素材の質(主に画質)や編集技術』と定義する。

普段から映像関係の仕事が多いので、機材の購入や編集技術の向上は意識しているが、かつては「質を上げなければ」という考えしかなかった。

「人を喜ばせるには、質を上げなければいけない」

「誰かの役に立ちたいなら、高い機材で買った
素材で撮らなきゃ!」

特に、専門に通ってた2年間。この考えが金銭的、時間的な焦りとなり、波のように襲って

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学習と娯楽の境界線。

学習と娯楽の境界線。

※2021年10月5日の記事です

クリエイターとして変化する感受性

「クリエイターになって1番変化したものは?」と問われたら「感受性」と答えるだろう。間違いなくここ数年で研ぎ澄まされた。

そもそも感受性の定義は、外界の刺激・印象を受けいれる能力であり、物を感じとる能力。

例えば、写真の撮影や加工をしてからは、光の位置や風景を常に意識するようになった。さらに映像をはじめてからは、CMや映画を

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