作品を書いて、これからも生きていくためには、今のままのやり方ではいけないと気づきました。「不人気作家なので単行本が売れない」→「連載打ち切り」→「どうにか次の企画を通して新連載を…
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『マザー・マーダー』細谷正充賞を受賞しました
昨年末に光文社から発売された連作短篇ミステリ『マザー・マーダー』が第五回細谷正充賞を受賞しました。
細谷正充賞は、書評家の細谷正充さんがその年に発売された新刊から、ジャンルを問わず優れた5作品を選出する賞です。
『マザー・マーダー』は自分にとって、デビュー9年目にして初めての連載作品であり、初めて挑戦した連作短篇であり、そして初めて四六判の単行本として出版された、とても思い入れのある作品です。
「書くこと」と「テレパシー」
スティーヴン・キングの『書くことについて』は自分にとって聖典のような本で、気持ち悪いくらいに線を引いて付箋を貼り、仕事を始める前や、仕事中に書くのがつらくなってきた時などに何度も読み返している。
スティーヴン・キングはこの本の中で、書くこととは、「ずばりテレパシーである」と述べている。そしてテレパシーの実演をしてくれる。次に引用するので、この記事を読んでいる方にもぜひスティーヴン・キングのテレパ